9月20日(土)J2 第36節 鳥栖 vs 熊本(15:00KICK OFF/ベアスタ)
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今季、Jリーグに新たな歴史を刻み始めた『九州ダービー』は、3月30日の鳥栖対熊本から始まった。
そして、今節で今季最終の『九州ダービー』となる。
今季の対戦戦績は鳥栖の1勝1分けだが、必ずしも鳥栖が優位に戦って来たわけではない。
第5節(3月30日BAスタジアム)では、鳥栖がFW金信泳の足技で先制点をあげたが、後半に熊本の猛攻を受けてどうにか引き分けた内容だった。岸野監督は、「先制したのだから、勝たなアカンでしょう」と不甲斐ない試合内容に小さな声で振り返った。この熊本の得点は、開幕戦から3試合続いた無失点を止めたと共に、この試合以降6試合連続失点と無失点を標榜する鳥栖らしくない姿を引き出した。
第21節(6月21日KKウイングスタジアム)でも、前半のアディショナルタイムにFW藤田祥史が金信泳のアシストで先制点をあげたが、試合は終始熊本のペースで進められた。岸野監督は、「勝たしてもらった試合内容。熊本にもっと頑張れと教えられた」と熊本の健闘を讃える内容で振り返った。その試合のシュート本数は、鳥栖の7本に対して熊本が倍の14本を放っていた。
新たな歴史を刻み始めた『九州ダービー』は、鳥栖にとっては決して良い思い出とは言えないものばかりだ。思い起こせば、シーズン前の最終調整の鹿児島キャンプ中のトレーニングマッチ(2月19日)でも、勝利続きだったのを熊本に止められた。鳥栖のお株を奪う熊本の早い出足に、それまでキャンプで培った自信を奪われた内容だった。
それだけ熊本に苦しめられた鳥栖だが、今節の『九州ダービー』は悔しさだけとは違う意味合いも持っている。第34節を終了して6位につける鳥栖。3位湘南までの勝点差は3しかないが、如何せん得失点差が+4と昇格争いを繰り広げるチームの中では、ダントツ(?)に少ないのである。混戦での得失点差の少なさは、下位に順位を下げてしまう。4試合連続で失点中のうえ、直近の3試合は引き分け続きと勝ちきれない内容が続いている。何としても、勝点を上積みするしか生き残る術は無い。できれば、無失点で勝利して、僅かでも得失点差を増やして欲しい。
対する熊本は、前節の仙台戦ではカウンター気味のロングボールの対応に苦汁を飲まされていた。前々節の水戸戦も、その前の甲府戦も入れられたクロスボールに対応に連携の悪さが見られ失点を喫している。ここ、6試合連続で勝利から遠ざかっている上に直近の3試合は、点差をつけられて敗れている。「負けたくない」と思う気持ち、いや「勝ちたい」と言う思いは、高いものがあるだろう。熊本にとっては、「鳥栖ならばやれるかも・・・」という、ポジティブな開き直りが、今節の一番の励みとなっていると想像に難くない。
この対戦カードには、前述したこと以外にも、色々な対峙が見えてくる。
鳥栖のFW藤田祥史対熊本のFW高橋泰。互いのチームの得点王は、ここ数試合その存在を得点では示していない。得点順の上位に位置する2人にとって、これは許しがたい事象。ストライカーのプライドにかけて、相手ゴールネットを揺らして欲しい。
鳥栖の生真面目CBコンビ飯尾和也と内間保路に対するのは熊本のイカツイCBコンビ上村健一と河端和哉。90分間を通してラインコントロールを行う鳥栖と強いフィジカルで相手を跳ね返す熊本。その中心の飯尾と上村の集中力は、互いのチームで守備の要となっている。
立ちっ放しの鳥栖の岸野監督対冷静沈着な熊本の池谷監督。岸野監督は、90分間をテクニカルエリアの最前で過ごす。常に大きな声で選手を鼓舞し続けるが、池谷監督は必要なときにだけベンチを立つ。まさに動と静。彼らの指示でどのように選手たちの動きに変化が生じるか、ベンチワークにも注目していただきたい。
J2ディヴィジョン最古参の鳥栖対新参者の熊本。
『九州ダービー』の新カード、今季も色々な見所と話題を提供してくれた。そして、互いの意地の奥深さも、見ることができた。最古参の鳥栖が、新参者の熊本に手を焼く構図に変化が訪れるのか・・・。今節は、どのようなドラマが生まれるのだろう。
キックオフは15時である。
今節のBAスタジアムは、様々なイベントが予定されている。
スポンサー様の強力なバックアップ体制で、入場者数のスタジアムレコードが生まれる勢いだ。サポーターが中心となった『×2運動』も最盛期を迎えつつある。今節のBAスタジアムに訪れた人は、新たな歴史の生き証人になることになる可能性がある。サッカーは人のつながりで盛り上がり、その盛り上がりが文化となって継承される。
サッカーは、ピッチ以外でもドラマを生む。
以上
2008.09.19 Reported by サカクラゲン
J’s GOALニュース
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