9月23日（火） 2008 J2リーグ戦 第37節
山形 0 - 1 鳥栖　（16:04／ＮＤスタ／6,838人）
得点者：28' 藤田祥史（鳥栖）
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●岸野靖之監督（鳥栖）：
「いつも選手に求めている、失点を絶対しない、これを成し遂げてくれた選手にまず感謝します。それから、そのなかから先制する。うちの点取り屋がしっかりゲームを決めた。そういうゲームをやってくれた選手、それから今日また鳥栖、佐賀からも遠い距離を応援に来てくれた人たちに勝利ができて、よかった。魂を込めた試合をいつもやれと言うんですけれど、そういう部分が今日は多かったかなと。感想としてはそんなもんですかね」

Q:課題だったビルドアップのところ、確実にしっかりつないでいるように見えましたが、そこが、勝利につながった要因でしょうか？
「点の入ったところなんかもね、野崎のカットから仕掛けて、という部分が前回、前々回となかったので、それが出たというのは非常によかったかなと。我々のチームはそんなにうまい選手はおらんので、いかにフリーな状態をつくってビルドアップするかということを求めてやってたんですけど、１カ月、２カ月、３カ月、１年やったからと言ってそんなにうまくなんないですけど、それを求めてやってきたということが、今日はいい形で出ました。もちろん、選手の能力的なところはあるんですけど、そこのところ、最後のところは少しいい形で前につなげれたかなと。前回、前々回とは違うかなと思います」

Q:前回のホームでの敗戦というところで、時間もなく切り換えるのも難しかったと思いますが、そのなかで今日、結果が出せたという部分ではどう考えていますか？
「えーっとね、ここでJ's GOAL書いてる人ってどの人ですか？
あれを俺、昨日見て、俺のコメントが弱気になってると書かれたので、何くそ！と。
あれは僕はね、選手に対するメッセージを…人がどう取るかはどうでも構わんので、まずそれがエネルギーになったということと、あくまでも、僕らはまだまだなんにも得ていないし、これからとことんやるし、とことん粘るし、とことん戦う、というのを、熊本戦に負けたあとにね。現実問題としてあれは、負けることによって苦しい状態になるということがはっきりしていたじゃないですか。それは事実として僕は受け止めなければいけなかったけど、選手にとことん粘れと言っている俺が粘れなかったら話にならんので、『弱気』というコメントが相当、今日は効いたかな。
それは僕にとってありがたかったです。……半分冗談ですよ」

Q:藤田選手のゴールですが、いい動き出しで抜けてきたと思いますが、６試合ぶりのゴールをどう評価しますか？
「非常に難しいゲームで、ゴールするのがエース。勝負を決めるのが、ある意味エース。そのエースは藤田。それが、難しい形でも点を取った。これは力がないとできないと思いますよね。今まで相当外してますけど、今まで100点ぐらい取ってると思いますよね、きちっと決めてれば。もっとチャンスに強い選手になってもらって、けど、勝負を決めるような難しい形でも点を取る。そこは本当に頼もしいと言うか、頼りになると言うか。でも、まだ取れ！まだやれるし、まだ走れるし、非常に成長していると思います」

以上