今日の試合速報

開幕招待
開幕招待

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第38節 岐阜 vs 福岡】レポート:岐阜、9月5試合目で初の勝点!しかしその裏にはポジティブには捉えられない現実が横たわる。(08.09.27)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
9月27日(土) 2008 J2リーグ戦 第38節
岐阜 1 - 1 福岡 (13:03/長良川/2,418人)
得点者:26' 相川進也(岐阜)、43' ハーフナーマイク(福岡)
携帯でこの試合のダイジェスト動画を見るなら - ライブサッカーJ -
20日(土) 〜28(日) はFIFA フェアプレーデー!
----------
立ち上がり、主導権を握ったのは岐阜だった。岐阜に流れをもたらしたのは、本職のボランチに入った梅田高志だった。梅田が立ち上がりから効果的な動きを見せた。岐阜の悪い癖は、DFラインとMFラインがフラットになってしまい、ボールを囲い込んで奪うことが出来ず、ボールを奪ってもパスに角度がつけられないため、攻撃が遅れ、結局中途半端な横パスや縦パスを奪われカウンターを受けることだった。しかも、この状況でリトリートディフェンスを敷くものだから、自陣で交通渋滞を起こし、相手に自由に前を向いてパスを回され、深い位置にクサビを当てられては、そこから失点するという悪循環に陥っていた。

しかし、この日は違った。梅田が時には前線に激しくプレス、時にはサイドに流れたり、中央にステイしたりと、変幻自在の動きが相手を惑わした。彼がフォアチェックの急先鋒となり、パスコースを巧みに作り出したことで、岐阜は第一クールで見せたような、前線からハイプレッシャーを仕掛け、2列目が果敢に飛び出していくサッカーを展開することが出来た。

しかし、手放しで喜んでばかりもいられなかった。攻撃は良くなったが、肝心の守備に穴が多かったのも事実。失点には繋がらなかったが、ところどころでDF間の連携ミスで、相手に付け入る隙を与えていた。それが余り表に出てこなかったのは、全体的に岐阜のリズムで試合が運べていたことと、福岡が慎重に試合を組み立てようとするあまり、足元足元にボールをつないだことで、岐阜のプレスがはまったからであった。

26分、岐阜はFW小島宏美の矢のようなFKをGK吉田宗弘がはじいたこぼれを、FW相川進也がダイビングヘッドで押し込み、先制に成功した。ホームでの先制点に沸きに沸く長良川競技場だったが、筆者はある違和感を覚えていた。
それは岐阜がところどころで見せる細かいミスだった。確かに岐阜のプレスは相手を苦しめていた。しかし、先ほども書いたように、福岡が足元にボールをつないでくれたため、結果的にプレスがかかっていたようにも見えた。梅田がプレスを果敢に仕掛けても、その後の連動がなく、もしここでワンタッチプレーを多用されたら、簡単にはがされていたであろうシーンがいくつかあった。
この違和感は前半終了間際に形となった。43分、不用意な位置で相手に与えたFK。MF久藤のキックをファーで布部が折り返し、それをFWハーフナーに頭で押し込まれ、試合は振り出しに戻る。

1−1で迎えた70分、相川がGKと1対1となるビッグチャンスを吉田に阻まれたその直後、福岡は久藤清一に代え、スピードアタッカー田中佑昌を投入。田中をトップ下に、布部をワンボランチに置いた中盤ダイアモンドにシフトチェンジ。
「田中が入ったことで、DFの裏に飛び出せるようになったし、田中とFWのタメからサイドに展開できるようになった」と布部陽功が語ったように、福岡の狙いは最初からサイドであった。しかし、前半はパス回しが滞り、中から外という展開が出来なかった。それがダイアモンドにして、中盤でのポジショニングに角度をつけたことで、パス回しがスムーズに行くようになり、ようやく狙いとしていた外から中へ、中から外への攻撃が展開できるようになった。

こうなると試合のペースは一変し福岡の下に。田中がバイタルエリアをかき乱し、2トップに当てたボールを拾ってサイドへ。前半と打って変わって、ハイテンポな揺さぶりに、岐阜は翻弄されていく。76分には布部に代えてMFタレイを投入し、右サイドをタレイとDF中村のコンビにしたことで、右が起点となって、更なる猛攻を仕掛けていく。
それでも終盤は守備に集中力が戻った岐阜が体を張って福岡の猛攻をしのぎきり、試合は1−1のドローで終わった。

福岡は狙いとしていたサッカーを前半から展開できなかったことが響いた。後半は狙い通りの攻撃を仕掛けたが、相手に守りのリズムを与える時間を与えすぎた。それだけに悔やまれる勝ち点1となった。

一方、岐阜はこれで9月に入って5試合目でようやく勝点1を掴んだ。よく言えば、終盤の猛攻をうまく凌いだ、良く先制点を取った、良く引き分けに持ち込んだと喜ぶべきであろう。だが、この数試合の中ではいい試合内容と捉えることは出来ても、肝心の勝利への道筋は今日もかすんで見えた。

前半、リズムが良かったときに追加点が取れない。後半劣勢に立たされると、今度は奪ってからの攻撃の道筋が見えなくなっていく。1−1のドローの裏には、いまだ抜け出せない岐阜の負のスパイラルがあった。勝点1をプラスに捉えたい。だが、その裏に隠れた現状はまだまだポジティブに考えられない部分もある。これをポジティブに捉えすぎて、現状から目をそらさないことを切に願う気持ちが筆者を支配した。久しぶりの勝点1に沸くスタジアムを見て、正直なんとも言えない気持ちになった。

以上

2008.09.27 Reported by 安藤隆人
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

テレビ放送

一覧へ

明治安田J1百年構想リーグ EAST 第1節
2026年2月7日(土)13:30 Kick off

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2026/02/07(土) 00:00 ハイライト:横浜FMvs町田【明治安田J1百年構想リーグ 地域リーグラウンド EASTグループ 第1節】