9月28日(日) 2008 J1リーグ戦 第27節
磐田 1 - 0 新潟 (16:04/ヤマハ/14,241人)
得点者:22' 前田遼一(磐田)
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まさに、なりふりかまわぬ勝利だった。元Jリーグ王者のプライドも何もかもかなぐり捨て、開き直って勝つことだけを考えて90分間戦いぬいた磐田。その鬼気迫る必死さが、苦しい戦いの中で勝点3を引き寄せる最大の原動力となった。
ここ9試合勝利がなく、また土曜日のゲームで順位的に近いチームの多くが勝利したため、ここで負けてしまえばさらなる窮地に陥ってしまう磐田。ホームで絶対に勝たなければいけないという気合いは、キックオフ直後から表われていた。最近の試合では少し萎縮したプレーも目立っていたが、それをなくす意味でも、まずは球際を厳しくいくという意識を、選手たちは立ち上がりから強く見せた。
12分にロドリゴ、13分に茶野隆行が激しいタックルを見せ、柏原主審が早々に2枚のイエローカードを提示。警告を受けること自体は決して褒められたことではないが、その気迫は確実に味方選手に伝わり、チーム全体としてこれまでにないほど球際でアグレッシブな当たりを見せた。
特に新潟の攻撃を司るマルシオ・リシャルデスに対しては、犬塚を中心に非常に厳しいマークを続ける。その犬塚も、24分にマルシオ・リシャルデスへのスライディングでイエローカードを受けるが、その後も最後までマルシオ・リシャルデスに対するハードマークが緩むことはなかった。曇り空と21.8度という気温もプラスに作用し、磐田の選手たちは精力的に動いて、心の迷いを断ち切っていった。
そんな中での21分、大事な試合でトップ下として抜擢され、リーグ戦初先発となった松浦拓弥のロングパスからジウシーニョが左サイドの裏に飛び出す。そこからペナルティエリア内に入ったジウシーニョは、得意の大きな切り返しでDF千代反田充をかわそうとしたところで足をかけられ、PKを獲得。このプレーで千代反田には1枚目のイエローカード。そして、このPKを前田遼一がGKの逆をついてゴール左に決め、磐田が5試合ぶりの先制点をつかんだ。
ただ、磐田としてはそこからさらに自分たちのリズムをつかんでいきたいところだったが、新潟がそれを許さない。新潟も決して内容が悪かったわけではなく、磐田の激しい当たりにも臆することなくパスをつなぎ、前線の矢野貴章の高さを生かしたロングボールも織り交ぜながらサイドから攻めていく。守備でもきっちりと組織を整え、ときおりジウシーニョの突破に揺さぶられることはあっても、磐田に厚みのある攻撃をさせる時間は与えない。内容から言えば、むしろ自分たちの形でゲームを作っていたのは、新潟のほうだった。
そこからセットプレーも含めて新潟も何度かチャンスを作ったが、そこは磐田の守備陣が身体を張って守るという展開。リードした磐田としても、まったく予断を許さない状況のまま試合は後半へと進んでいった。
次に試合が動いたのは、後半13分。千代反田がジウシーニョに対するファウルで2枚目のイエローカードを受け、退場処分となってしまう。千代反田は後半5分にもジウシーニョに少し遅れて当たってファウルをとられており、おそらくそれも合わせての警告だっただろう。
実際、この試合でのジウシーニョはファウルでなければ止められなかった。身体のキレが非常に良く、攻守にわたって驚くべき運動量でチームを引っ張り、マン・オブ・ザ・マッチも当然という特筆すべき働きを見せた。
その後は、1人多い磐田がボールを支配する時間が長くなり、28分に前田、36分に駒野友一、40分に松浦らがチャンスを迎えたが、新潟守備陣の粘りもあってなかなか2点目を奪えない。
逆に新潟のほうは、10人でも果敢に反撃に出て、サイドからのクロスでチャンスをうかがう。10人になったところでFW田中亜土夢に代えてセンターバックの海本慶治を入れ(17分)矢野の1トップとしていたが、31分にはボランチを1枚減らしてFWの河原和寿(←千葉和彦)を投入して再び2トップに戻して勝負に出た。
33分にはその河原が、左サイドの松尾のクロスにファーサイドから飛び込み、フリーでヘディングするが右ポストに当たってゴールならず。ここでは勝利の女神が磐田に味方した。
そして、最後の新潟の反撃も、磐田の選手たちは全員で身体を張って抑えきり、ついに10試合ぶりの勝点3を獲得。オフト監督が就任してから4試合目でようやく初勝利を飾り、ズルズルと滑り落ちていくような流れに、ひとまず歯止めをかけた。その背景には、試合前から本当に熱い声援をピッチに送り続けた磐田サポーターの絶大な支えがあったことも忘れることはできない。
試合内容については、細かい修正点は山ほどある。しかし、まずは結果を出さなければ、それらにも本格的に手をつけることはできない。「次の札幌戦で勝点3を取って、その次からが勝負になってくると思う」(加賀健一)と、選手たちも次に向けて頭を切り替えている。次もホームで戦える幸運を生かして何としても連勝することが、内容を良くして残留に向けて突き進んでいくためにも、絶対に欠かすことができない。
以上
J’s GOALニュース
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