10月1日(水)J1 第26節 鹿島 vs 大宮(19:00KICK OFF/カシマ)
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ここ3試合を3連敗と、降格圏が見えてきてしまった大宮アルディージャ。今節はデニス・マルケスが怪我、ラフリッチが出場停止と両外国人FWがいない厳しい戦いが予想される。前節は無得点に終わり、得点機も前線で孤軍奮闘したラフリッチによるものが多かった。個の突破力ではなく、チーム力でどこまで鹿島を上回れるか、日本人FWに期待が集まる。
そんな大宮をホームで迎え撃つ鹿島アントラーズは、今節勝点3を取れば(同日開催の浦和戦の結果にもよるが)再び首位を奪還することができる。選手たちもそれを強く意識していた。
「あした勝てば1位になる。そこからは週1度の試合になる。うちが勝っていけば、付いてこられるチームは少ないと思う。周りを気にすることなく、勝点3を拾っていけば良いんじゃないか、という気がしています」
岩政大樹は力強いコメントを残した。
前節の清水エスパルス戦は、選手たちにとって自信を深めた試合だった。キャプテンである小笠原満男が長期離脱を余儀なくされ、中盤は再構成が強いられていた。にもかかわらず「今までにない手応え」(青木)という内容。ACL敗退のショックも感じさせず、アデレードからの移動も含めて中3日とは思えない運動量と気迫で清水を圧倒する内容での勝利だった。
素晴らしかったのは小笠原が離脱したあとを担った2人のボランチ、同い年の青木剛と中後雅喜だ。青木が前に出る力と運動量を生かせば、中後は後ろでパスを散らす。2人の特徴がうまく噛み合い、相乗効果を生んでいた。さらに「青木が1点取って、オレも取ってやろうと思いました」と、中後はお互いに良い刺激を与え合っていることを認めた。鹿島にとって、屋台骨であった選手が抜けたあとだっただけに、小笠原抜きでも戦えることを他チームに示すことができたのは、非常に大きな意味を持つだろう。
昨日発表された日本代表には再び青木が入り、さらに興梠慎三も初選出。攻撃を引っぱる興梠の存在はチームにとっても不可欠になりつつある。清水戦では、自分でも強引にシュートには行けたにもかかわらず、マルキーニョスにお膳立てのパスを送り、2点目を演出した。
「マルキに出したほうが確率は高かった。ヤナさんを見て育った部分もあるから」13番を受け継いだ、かつてのエースの影響を隠さなかった。無理にシュートを狙うのではなく、チームのために最善の選択を続けた柳沢敦(現京都)を彷彿とさせるプレーにも納得がいった。
最近の試合では守備の安定感がなく、1試合通じての激しいプレスができていない大宮。ただ、本来の形は4−4−2で、中盤をフラットにして、高い位置からプレスをかけてくる。そうした相手に対し、鹿島が前節と同じような試合運びをできるなら、昨季のような9連勝も夢ではない。
大宮にしてみれば、アウェイで勝点1でも持ち帰りたいところだ。急に戦い方を変更するわけにもいかない。選手一人ひとりの奮起が期待されている。
以上
2008.09.30 Reported by 田中滋
J’s GOALニュース
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