10月19日(日) 2008 J2リーグ戦 第40節
福岡 0 - 0 横浜FC (13:04/レベスタ/14,541人)
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「90分間通して0で抑えたことは評価しますが、ゴールをこじ開けることができなかったことは、ここ数試合の課題が続いているのかなと思います」(篠田善之監督・福岡)
「たくさんのお客さんがいらっしゃる前で、もっともっといいサッカーを見せたかったんですけれども、まだまだ我々の力が足りないということだと思っています」(都並敏史監督・横浜FC)
記者会見場に現れた両監督は、ともにチームの課題を口にした。九州特有の強い日差しと、キックオフ時点で26.2度になった気温は、この時期にしては暑すぎる気候。選手たちのパフォーマンスに多少の影響は与えただろう。しかし、高いとは言い難いパフォーマンスは気候によるものではない。思うように勝点を重ねられず、すでに目標がなくなってしまったチームと、目標を失いつつあるチームが陥ってしまった負の連鎖。それは思っている以上に重くチームにのしかかっていることを、この日の試合は改めて浮き彫りにした。
守備に気持ちが引っ張られてFWと最終ラインの間が大きく間延びする。運動量が極端に上がらない。攻守の切り替えが遅く、足元だけにつなぐパスではスピードの変化がつけられない。そして、マイボールを簡単に失ってしまう。それは、この日の両チームが見せた共通の課題だ。間延びする陣形はピッチのいたるところにスペースを作るが、それを活かす動きも、そこを突こうという動きも生まれない。スピード上がらない単調な攻撃は、チャンスを作り出すこともかなわなかった。前半に放ったシュートは福岡の4本に対し、横浜FCの2本。その数字が示すように、両チームの前半のパフォーマンスは低調なものだった。
特に顕著だったのが攻撃面。横浜FCは縦にロングボールを送ることでしか攻め手を見つけられず、くさびのボールを入れてから左右に大きく展開しようとする福岡もサポートの距離が遠くて、横浜FCに脅威を感じさせるまでには至らない。そしてゲームは、互いが同じことを繰り返しながら時間だけが過ぎていく。我慢比べというよりも、ともに糸口を見つけられないままに過ごす試合。最終スコアの0−0という結果は、守備が機能したというよりも、互いの攻撃面に抱える問題に起因したものと言える。
それでも、後半に入ると幾分ボールが回るようになった福岡が、押し気味にゲームを進めていく。そして56分にタレイに代えて中払大介をピッチに送り出すと、一気に流れを引き寄せて、後半に入ると必ずと言っていいほど足が止まってしまう横浜FCを一方的に攻め続けた。しかし、攻撃面に課題を抱えているのは前述のとおり。引いて守る横浜FCを崩し切ることができない。
「最後のパスの質、クロスの質であったりとか、入るタイミングなどにもっと変化を加えないと、相手が引いて守っている状態だと中々崩れない」(篠田善之監督)。
福岡にしてみれば、決まっていればと思えたシュートもいくつかあったが、根本的な課題に改善の傾向は見られず。無得点に終わったのも仕方がなかった。
結局のところ、両チームともに抱えた課題を解消する兆しが見えなかったばかりか、むしろ出口を見つけられない閉塞感ばかりが募った試合だったと言える。特に、運動量とスピードが上がらないのは致命的とさえ言えるもので、両チームが陥った負の連鎖が、思った以上に深いという事実を受け入れざるを得ない内容だった。スコアレスドローの試合は、互いにとって勝点2を落としたと言えるものであるが、そのパフォーマンスからすれば、結果は妥当なものと言わざるを得ない。
それでも、出口が見つけられないトンネルの中でもがき苦しむ選手たちを、レベルファイブスタジアムのサポーターはありったけの声で後押しし、横浜から足を運んだサポーターもチームに対する思いの丈を言葉に代えてピッチに送り続けた。そんなサポーターのためにも、そして自分のプライドのためにも、このままの状態でシーズンを終えることは許されない。「残り少なくなったが、何か得られるものがあったという試合を重ねていきたい」と吉本岳史(横浜FC)は話す。
何度も、何度もチャレンジを繰り返すこと。臆病になる気持ちに負けずに前へ出ること。そして、どんなに不格好でも勝利を目指して死に物狂いで戦うこと。それが、チームに関わる全ての人たちが望んでいることだ。そして、その望みを胸に刻んで、次なる戦いで自分たちの力のすべてをぶつけるのが選手たちのやるべきことだ。常に大切なのは目の前の一戦。下など向いてはいられない。
以上
2008.10.20 Reported by 中倉一志
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第40節 福岡 vs 横浜FC】レポート:課題の改善傾向は見られず。両チームの現状を映し出した試合はスコアレスドローに終わる(08.10.19)
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