10月26日(日)J1 第30節 新潟 vs 浦和(14:00KICK OFF/東北電ス)
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新潟、浦和ともに苦しいチーム状況で迎える一戦。新潟は攻撃の核、MFマルシオ・リシャルデスが前節に続いて出場停止のほか、DF松尾直人、MF松下年宏の主力が故障で離脱。セカンド陣の奮起が必要になる。
浦和はACL準決勝のG大阪戦で敗退し、公式戦6戦未勝利。チーム状態の立て直しのきっかけを新潟戦に求める。
新潟にとってはリーグ戦大詰めになっての緊急事態。浦和戦を前日に控えた25日、ピッチ上での練習に松尾と松下の2人の姿はなかった。松尾は前節・千葉戦で左大腿(だいたい)部を故障、松下は22日の練習で右ひざに違和感を訴えた。2人とも別メニューの調整に入らざるを得なかった。
加えて、DF大野和成とMF木暮郁哉がU-19日本代表に選出されて、AFC U-19選手権サウジアラビア(U-20Wアジア予選)に。DF鈴木大輔も故障中。選手24人の少所帯のため、ベンチ入り18人を埋めるためには2種登録の新潟ユース・酒井高徳のベンチ入りすら考えられる状態になった。
ただ、それは裏を返せば、ここまでサブに甘んじていたメンバーにとってはチャンスでもある。前節からマルシオ・リシャルデスに代わって右MFに入っている河原和寿と、松下の代役の左MF田中亜土夢のスタメンが濃厚だ、左サイドバックの中野洋司は、前節千葉戦で松尾が前半3分で離脱した後を受け、無難にこなした。
「前回の反省を生かすチャンス。得点に絡みたいし、できれば自分で取りたい」。田中、中野よりも一足早くチャンスをもらった河原は、浦和戦で真価が問われることを自覚している。昨年の第2節のホーム浦和戦でゴールを決めて以後、得点から遠ざかっている。「個人的には浦和戦はいいイメージ」と強気で臨む。
河原の逆サイドに入る田中も対策は立てている。「守備の切れ目でボールを受けたり、内に入ったり。自分の持ち味を生かせれば」。第26節神戸戦で今季初得点。その前の得点が河原と同様に昨年の第2節浦和戦だった。河原とともにスタメン出場するのは今季初。昨年のU-20W杯出場コンビが両サイドで起点になる。
中野は前回のアウェイ浦和戦、そして昨季のアウェイもスタメン出場。浦和戦には縁がある。「クロスはだいぶ思い通りに上げられるようになった」。前節千葉戦でほぼフル出場し、感覚をつかんで今回の対戦を迎える。
浦和は、ACLのG大阪戦では後半にまとめて失点をするなど、後半の運動量に課題が残った。もっとも、「力のあるチームであることは変わりない」と、新潟の鈴木淳監督が言うように、攻撃のバリエーションは豊富。立ち上がりに得点できれば、そのまま押し切る力はある。特に新潟の泣きどころでもあるセットプレーからチャンスを作れるかがポイントになる。
公式戦6戦未勝利に加え、エンゲルス監督の解任騒動などピッチ外の雑音も大きい。それをバネにし、チームが1つになったとき底力が発揮される。
新潟は対浦和戦は2006年の第13節以後、勝利がない。難敵をホームで下すことで、下位の混戦からの脱出に勢いがつく。浦和も来季のACL出場権獲得になる3位以内に向けて負けられない。
勝点3にかける思いの強さが勝敗に影響する。
以上
2008.10.25 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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