11月8日(土) 2008 J2リーグ戦 第42節
甲府 2 - 3 C大阪 (17:03/小瀬/9,535人)
得点者:9' マラニョン(甲府)、39' マラニョン(甲府)、51' 香川真司(C大阪)、69' 藤本康太(C大阪)、73' 香川真司(C大阪)
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第6節では甲府が3-2、第20節では3-3で引き分けというスコアを残した、甲府とC大阪の一戦。甲府のホーム、小瀬で行われた3度目の対戦でも、攻撃を持ち味とした両者にふさわしく、点の取り合いとなる。夕方の17時にキックオフされた試合は、気温が10度になろうかという寒さのもと行われたが、その冷え込みを吹き飛ばす内容が前半から展開された。
先にチャンスを活かしたのは甲府。C大阪の3バックの守備陣を、大西容平、マラニョンらが鋭く攻め込むと、開始早々の9分に右サイドでの崩しからマラニョンが抜け出してC大阪GK山本浩正のファウルを誘い、PKを獲得。これをマラニョンが落ち着いて決め、ホームチームが先制し、スタジアムはすぐに熱気に包まれる。
その後も鋭い攻めを見せる甲府は、右サイドを中心に、杉山新、大西らがチャンスメイイク。30分過ぎあたりから、C大阪の香川真司に何度か決定機を作られるも、DF陣の必死のブロックもあって耐え切ると、39分、待望の2点目をマラニョンが決める。杉山の右クロスから、中央でサーレスがワンタッチでファーサイドに流すと、そこにオフサイドギリギリの位置で待っていたマラニョンがダイレクトで右足を振り抜いた。
これまでの対戦と同様に、先手を奪った甲府。最高の形でハーフタイムを迎え、「ロッカールームでも、『今日、絶対に勝つぞ』と、本当にいい雰囲気だった」(甲府DF秋本倫孝)が、後半に入ると、流れは一変する。
後半も出だしは甲府がチャンスを作った。右クロスからサーレスに決定機が訪れるも、これを逃すと、ここからC大阪の逆襲を受けることに。乾貴士と香川真司のコンビが甲府DFに牙をむき、4分のピンチにはなんとかDFのクリアで逃れるも、その2分後には失点。乾の中央突破を止めきれず、最後は香川に決められて、1点差に詰め寄られる。
「1点取られたときに、うまく立て直せなかったというのが大きかった」と甲府MF石原克哉。今度は甲府の左サイド、つまりはC大阪の右サイドから、前半とはまったく逆の形で、甲府は攻め込まれることに。すると69分、CKからC大阪DF藤本康太にヘッドで決められ、同点に追い付かれた。
「後半10分以内の失点とセットプレーからの失点がすごくもったいなかった」(秋本)甲府は、このショックが払拭できないうちに、C大阪の香川に逆転弾を許してしまう。73分、DFのクリアがC大阪MFジェルマーノに当たり、そのこぼれ球を香川に冷静に押し込まれ、逆に1点のビハインドを背負うことに。スタジアムも、後半に入ると、前半の熱気が嘘のように静まりかえってしまった。
その後、C大阪FWカイオが2枚目の警告を受けて退場となり、数的優位に立った甲府。美尾敦、羽地登志晃、宇留野純といった攻撃的な選手を立て続けに投入。最後には秋本も前線に上がって、FWの位置に5枚が並ぶなどパワープレーを仕掛けるも、単調な攻撃に終始し、最後までC大阪ゴールを割ることができず。結局、2-3というスコアでC大阪に逆転負け。試合後、「今日の負けで、今季のJ1昇格の可能性がなくなってしまい、今季応援し続けてくれたファンの方、スポンサーの方、支えてくれた皆さんに、本当に申し訳ないと思う」と、甲府の安間貴義監督は肩を落としていた。
一方のC大阪は、J1昇格争いに踏みとどまる価値ある逆転勝利。レヴィークルピ監督は「選手たちが、自分たちで力を存分に出し切って、最後は自分たちの力で勝利という結果を手にした」とイレブンを称賛。タイトなスケジュールをものともせず、ユニフォームの下には森島寛晃の背番号8を身にまといながら、2得点とチームに大きく貢献した香川にも、「これから彼は日本のサッカー界を背負ってたつ選手になれると確信した」と賛辞を送っていた。
以上
2008.11.09 Reported by 前田敏勝
J’s GOALニュース
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