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【FCWC特集】オセアニア代表ワイタケレ・ユナイテッドのFCWC出場までの道のりを追った! (08.11.17)

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2年連続でFIFAクラブワールドカップ出場を決めたオセアニア代表のワイタケレ・ユナイテッド。日本ではなかなか馴染みがないオセアニアのサッカーだが、そこには南米、欧州、アジアなどと同じようにアツい戦いが繰り広げられている。ここでは2年連続出場という偉業を成し遂げたワイタケレ・ユナイテッドの出場決定までの軌跡を追う。

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08年のFIFAクラブワールドカップ(以下FCWC)出場をかけたオセアニアでの戦いは一年前から始まっている。06−07年に国内リーグで優勝した時点で、その次の年、つまり07−08年のOFCチャンピオンズリーグ戦に参加する権利を掴むことができ、そして、そのOFCチャンピオンズリーグは07年の年末からスタートするのである。そういった意味でさかのぼれば、06年の11月に始まり、07年の5月に決まったニュージーランド国内リーグの上位2チームが07−08年のOFCチャンピオンズリーグに出場し、優勝してFCWCに出場する権利を得ることができるのである。実はこうしている今も来年に向けたOFCチャンピオンズリーグの新しい戦いは始まっているし、再来年の出場に向けたNZリーグもスタートしているわけである。

それはさておき、オセアニアリーグ制覇になったワイタケレ・ユナイテッドの出場までの道のりを追ってみよう。07−08年OFCチャンピオンリーグの出場チームは6つ。グループAにはワイタケレ・ユナイテッド、タヒチのAS manu ura、そして国内リーグで最後までもつれたオークランドシティ。グループBにはバヌアツのTafea FC。フィジーのBa。そして国内リーグで最後までもつれたオークランドシティと南太平洋諸島の中ではサッカーがもっとも盛んなスポーツの一つであるソロモン諸島のKossa FCがいた。スタート時にはニュージーランドの2強がいるグループAを制すことが事実上、オセアニアチャンピオンとささやかれていた。

第1戦目はホームでの戦い。タヒチのAS manu uraに2-1で勝利を挙げた。しかし、同じグループ内の宿敵オークランドシティは6-1で圧勝していたため、少し不安を残すことになった。タヒチでのアウェイ戦となった2月15日の第二戦では先制点をあげるものの、ロスタイムに失点、1-1のドローとなってしまった。そして次のオークランドシティとの戦い(2月20日)では1-0で競り勝ち、なんとか日本への道を残した。
その後、3月28日にオークランドシティはタヒチに1-0で勝つ。そしてついに、ワイタケレとオークランドの直接対決となった。

この時点で、ワイタケレは2勝0敗1引き分け、得失点差が+2 勝ち点は7、オークランドは2勝1敗0引き分け、得失点差は+7勝ち点は6であった。そして、4月2日のグループA最終戦では、勝つ以外に生き残る道がないオークランドに対して、引き分ければ首位が決定するワイタケレはアドバンテージを生かした。結果は1-1のドロー。これでワイタケレの決勝進出が決まった。残るはグループBの覇者ソロモン諸島のKossaFCとの対戦であった。

話は少し脱線してしまうが、オセアニアサッカー自体にあまり馴染みがない人も少なくはないかもしれないので、今回、ワイタケレの決勝の相手となったソロモン諸島のKossaFCについて少し触れてみたいと思う。まず、ソロモン諸島というのが国名である。場所はオーストラリア大陸の北東にあり、いくつもの島で国となっている。一番大きな島はガダルカナル島というところになる。このソロモンは他のオセアニアの島国のようにリゾート地としての発展が、まだされていないため、観光による収入があまりなく、農業や漁業のより生計を立てている人がほとんどである。そしてサッカーはソロモンで、もっとも人気があるスポーツとなっており、子供の頃からボールに慣れ親しんでいる人が多いのである。新聞も一般紙の一面をサッカーの記事で飾られることも多く、一般的な経済力が弱い中でもサッカー競技場だけは、国の中でも立派な建物の一つになっている。サッカーで名を揚げることは一つの成功への道でもあり、事実、ワイタケレのエースストライカーのトトリやメナピはソロモン人であり、ソロモンサッカー少年たちの憧れの的であり、目標選手でもある。こうしたいわゆるハングリー精神が旺盛な国で勝ち上がってきたのがKossaFCであり、体のバネが強く、身体能力の高い選手が多いチームでもあった。

さて、4月26日に決勝の第一戦がソロモンのホームで行われた。実力で言えば、ワイタケレの方に分はあるのだが、アウェイでの戦いは、かなり厳しいものとなった。ソロモンに住んでいるニュージーランド人はあまりいないため、敵サポーターばかりのグランドでの戦いということもさながら、ソロモンの気候に選手たちは惑わされていた。赤道に近いソロモンは温度、湿度ともに非常に高く、一年を通して温暖な気候のワイタケレ市とは大きく違う。時間を追うごとに奪われる体力も大きい。結果、3-1でワイタケレは負けてしまった。

5月11日のセカンドレグにおいてはなんとしても勝ち、しかも3点以上の差をつけて勝つ必要があった。小雨まじりで始まったゲームで最初にゴールを決めたのはソロモン出身のワイタケレのエースストライカーのトトリであった。ワイタケレに会場には地元のワイタケレサポーター以外にも、赤いシャツを着たソロモンサポーターも大勢いた。ニュージーランドに出稼ぎに来ている、あるいは移民したソロモン人たちが母国のチームの応援に集まってきたのである。トトリは、そんな「外国であるニュージーランド」で頑張っているソロモン人の代表でもある。しかし、彼がボールを蹴り込んだのは母国のチームのゴールである。その場のソロモン人の心中は複雑であったにちがいないだろう。その後、ワイタケレはミッドフィルダー陣が暴れた。クリス・ベール、アラン・パースが72分と78分に立て続けに、最後85分にジャック・バトラーが点を取り、結果、5-0でソロモンを下し、見事、FCWC出場権を手に入れたのである。

Reported by 入谷茂樹

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