2月22日(日)Jリーグプレシーズンマッチ 第15回ちばぎんカップ 柏 vs 千葉(13:00KICK OFF/柏)
-日立台へ行こう! スタジアムガイドはこちら-
----------
今年で15回目を迎えるちばぎんカップ。キャンプで取り組んできたことの成果、そしてシーズンの目指すスタイルをサポーターに披露する公式の場であり、ダービーマッチということも手伝って、柏、千葉の両サポーターからの注目度は高い。今年は日立柏サッカー場での開催となり、すでにチケットは数日前に完売したと伝えられている。
ホームの柏は、石崎信弘前監督が3年をかけて作り上げたハードワークをベースとし、新たに就任した高橋真一郎監督の下、攻撃的なアクションサッカーを目指している。トレーニング中には、高橋監督から「慌てるな」という指示が出ることが多く、昨年まではボールを奪った後、勢いのまま縦に突き進むような“急”の動きの多かった柏だが、今季はキャンプを通じてポゼッションを意識した“緩急”のメリハリのある攻撃が姿を覗かせている。
チームの中核を担うはずだったアルセウが鹿児島キャンプ中の右膝負傷により全治約4ヶ月と診断され、長期の戦線離脱となったことはたしかに痛手だが、昨年怪我の多かったフランサ、杉山浩太というパスの供給源がキャンプでのコンディション調整に成功した点や、菅沼実や太田圭輔のプレーの幅の広がりなどは、キャンプ中だけでなく2月20日のトレーニングからも十分にうかがうことができた。高橋監督が「急に(アクションサッカーが)できるのなら苦労はしない。1年をかけてじっくり作り上げていく」と話すように、攻守両面でまだまだ煮詰めていかねばならない点は多い。3年をかけて構築した揺るぎないベースを持つことは柏の強みであると同時に、この強みに加えたプラスアルファがどこまで進んでいるかに注目したい。
対する千葉だが、今年はアレックス・ミラー監督がスタートからチーム作りを手掛けてきたとあって順調という印象を受ける。2月14日のシーサーマッチではキャンプによるフィジカルコンディションの低下も影響して敗戦を喫したが、直近の栃木との練習試合ではチームコンディションの上向きを感じさせただけでなく、中後雅喜、和田拓三、福元洋平、そして怪我から復帰したばかりのアレックスが出場し、新戦力の融合が問題なく進んでいる様を見せつけた。さらに米倉恒貴、青木孝太といった若い力も好調ぶりをアピールしたなど好材料は多い。
また特筆すべきは、ミラー監督の目指す「ボールを失った時に早く奪い返す」という意識の浸透によって、前線からプレスを仕掛けて中盤でボールを奪い取るという「獲りどころ」が明確になったという点だ。トレーニングプログラムを選手たちがしっかりこなし、監督自ら「ここまでは順調である」と公言するほど、個においてもチーム全体においても、非常に期待の持てる仕上がりとなっている。
この試合だけに限れば、開幕を2週間前に控えたテストマッチ的な要素が強いのかもしれない。しかしJリーグ第2節、そしてナビスコカップ第2節と、この両者は3月に2度の直接対決(14日(土)J1第2節、29日(日)ヤマザキナビスコカップ第2節)を控えており、前哨戦として単なるプレシーズンマッチの括りで終わらない点が、このちばぎんカップをより一層盛り上げるのである。
以上
2009.02.20 Reported by 鈴木潤
J’s GOALニュース
一覧へ【Jリーグプレシーズンマッチ 第15回ちばぎんカップ 柏 vs 千葉】プレビュー:両者とも順調な仕上がり。単なるプレシーズンマッチではなく、3月に2度の直接対決を控えた前哨戦(09.02.21)















