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【J2日記】熊本:袖に巻かれた「絆」(09.03.26)

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昨日は空も澄んでいて、奇麗な桜が見られました。おそらく今週末がお花見のピーク

プリント(左)が3色、刺繍(右)が2色の5パターン。試合ごとに、これを巻く選手が好みの色を選ぶそうです

 昨日の試合では引き分けに終わり、また気温も7.2度と肌寒い夜になったこともあって、前回の【J2日記】に書いたような試合後にスタジアム周辺で夜桜見物に興じた人は少なかったかもしれない(いや、いなかったんじゃないだろうか)。もっとも、日中は温かかったので、試合前にお花見を楽しんだ人はいたかもしれませんね。でも平日だったし、それもひょっとしたら少なかったか…。

 さて、桜の話題はこれくらいにして。
 今年の熊本のクラブスローガンは、「絆〜Keep & Change」ということになっていて、昨シーズンまでのいい部分を継続し、そして改め進化させる部分は進化させるというスタンスが表現されている。これはチームがピッチ上で表現するサッカーにおいてだけのことではなくて、クラブそのものや、県民やスポンサーとの関係においても同じ。
 チームの立ち上げの段階で「熊本にJリーグチームを!」と謳われていた“県民運動”も、今年からは「ロアッソ熊本をJ1へ!」と目標をシフトし、3年でJ2の舞台へたどり着く大きな力となった絆を、より深めていこうという流れが生まれている。

 というわけで、今シーズンから選手が試合の時に使用するキャプテンマークに、このスローガンが入った。スタジアムで試合を見ているとなかなかわかりにくいが、スカパーの中継でアップの画面になった時には確認できるので、注意して見てみてください(私もアウェイゲームの中継を見ている時に気づいた)。

 今年キャプテンになった河端和哉選手のリクエストかと思って本人に聞いてみたら、クラブが発足した2005年からチームに携わっている裏方のSさんが、どうやら“影の仕掛人”らしい。
「でも、去年も入ってたんですよ。ウエミー(上村健一コーチ)の好きな言葉で、“G-LUCK”だったかな」
 プリントバージョンと刺繍バージョンを試作したが、刺繍だとオリジナルの書体がうまく表現されにくいということでプリントの方を使うことが多いらしい。だが、こちらは酷使するとヒビが入ったりプリントがはげたりと、一長一短あるようです。

 しかし、このフレーズがプリントされたキャプテンマークを巻くことの効果は、小さくない。
「横浜FC戦では僕のファウルでPKを取られて先制されたんですけど、失点してからも気持ちを切り替えて潰しに行けたし、最後まで戦えた。メンタルの面で“ちゃんとしなきゃな”と思えて、やっぱり、重みは感じますよね」と河端選手。
 単に、仙台の梁勇基選手が巻いてるキャプテンマークをマネしたのではなくて、クラブを取り巻く、こうした背景があったというわけです。

以上

2009.03.26 Reported by 井芹貴志
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