4月8日（水）AFCチャンピオンズリーグ Ｇ大阪 vs スリウィジャヤ（19:00KICK OFF/万博）
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ホームチケット情報 | 決勝戦は11月7日(土）に国立競技場で開催！
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　AFCチャンピオンリーグ、グループリーグ第3節。 G大阪はホームで、昨年のインドネシアリーグの覇者、スリウィジャヤを迎える。所属するFグループの戦いにおいて、勝点6を手にしているG大阪は現在首位。以下、山東魯能（中国）、FCソウル（韓国）、そしてスリウィジャヤと続いているが、8日のスリウィジャヤとのホーム戦、そして同チームとの4月21日のアウェイ戦に連勝できれば、他２クラブの結果次第もあるとはいえ、グループ2位までのチームに与えられるベスト16進出をほぼ確実に手中にできる。だからこそ「同じ相手とのこの2試合を獲れればベスト16も見えてくるし、残り2つもプレッシャーがかからない状況で戦うことができる。来月の2試合にある程度余裕を持って入る意味でも、このスリウィジャヤ戦にしっかりと勝ちたい」と西野朗監督。加えて、その「1戦目をホームで戦えるというアドバンテージをしっかりと活かしたい」と言葉を続けた。

　スリウィジャヤはインドネシアのクラブとしては初のACL参戦。昨年は国内でのリーグ戦、カップ戦を共に征するなどインドネシアを代表するクラブとして名を馳せる。だが、すでに戦いを終えているACLグループFの第1戦・FCソウル戦（＠インドネシア）は2-4、第2戦・山東魯能戦（＠中国）は0-5と敗戦。強豪揃いのACLの舞台では上位陣との実力差を感じずにはいられない状況だ。特に守備の脆さは顕著で、過去2試合の失点シーンを見ても、守備意識は薄く、対戦相手はさほど手こずることもなく、ゴールを挙げている印象。ただ攻撃においては、FCソウル戦での2ゴールに証明されるような破壊力も。特に上背があり、左利きのFWンゴン・Aジャメ、セントクリストファー・ネイビス代表のFWキース・カヤンバ・ガンブスの2トップは脅威で、ボランチに位置することになるであろうMFザフ・ラハンを起点に、前線にボールが入れば、足元の巧い2人が、個人技でゴールをこじ開けてくることだろう。

　G大阪としては、そうしたスリウィジャヤの個の力をしっかりと食い止めることももちろん必要だが、直近のリーグ戦2試合、京都戦、広島戦でG大阪らしいサッカーが出来ていない現状を踏まえ、「ここ2試合は自分たちが良くなくて結果が出せていないということからも、改めて、自分たちのサッカーということを見つめ直したい。もう一度、みんなで連動するということをベースに、しっかり結果にこだわった戦いをしたい」とゲームキャプテンDF山口智。その広島戦では今季初めて右サイドバックとしてフル出場を果たしたMF橋本英郎も「ゲーム自体を自分たちのペースで運ぶことを考えたい。広島戦では動いている量も全体的に少なかったし、動いている選手にも偏りがあった。そうではなく全体がしっかり連動して動き、90分を考えての動きではなく、スタートから出し切るということを強調してやっていきたい」と課題を口にする。もちろん、その上で『結果』を求めて戦うことは言うまでもないが。

　先発メンバーについては直近の広島戦とは変えてくる可能性もある。西野監督も「6日時点で、著しくダメージを受けている選手はいない」としながらも、中3日ないし2日で戦わなければいけない今月のハードスケジュールも見据えて「ある程度、18人の編成は大幅に変えることはないが、先発については多少メンバーを入れ替えることも考えている」と示唆。6日の今日は非公開でのトレーニングになったため、詳細は明らかにされていないが、これまでサブに甘んじてきた選手のうち何人かは、久しぶりに先発のピッチに立つことになりそうだ。
　なお、この一戦では、インドネシア国籍を持つ方に限り、スリウィジャヤのAアウェイ席が無料招待となる。現在、在日のインドネシア人約25000人のうち、1500人が関西に住んでいるそうで、試合当日はこの情報を聞きつけた在日インドネシア人の方たちが多数、スタジアムに駆けつけることになりそう。G大阪サポーターにはそれを上回る声援と、圧倒的な『ホーム』の雰囲気を作り上げることで、『ACL連覇』を目指す選手たちの背中を押してほしい。

以上

2009.04.07 Reported by 高村美砂