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【J2:第7節 愛媛 vs 栃木】レポート:守備で持ち味の粘り強さを発揮した愛媛と栃木。勝点1を分け合ったが、共に攻撃には課題の残る内容に(09.04.11)

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4月11日(土) 2009 J2リーグ戦 第7節
愛媛 0 - 0 栃木 (13:04/ニンスタ/2,521人)
スカパー!再放送 Ch181 4/12(日)07:30〜(解説:大西貴、実況:堀本直克、リポーター:重橋秀香)
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今週に入り、グングンと気温が上がった松山。今節の公式記録でニンジニアスタジアムの気温は24.6度を記録しているが、先週から比べると松山は最高気温が一気に10度ほど跳ね上がっていた。調べてみれば、宇都宮でも同じような気温の上昇が見られる。「こういう暑い試合は初めてで、体が慣れなかったのは両チームにいえることかもしれない」と松田浩監督が試合後に指摘したように、この急激な環境の変化が両チームの選手たちにとって難しいコンディションになったことは間違いない。

「結果は引き分けということだったが、勝てる試合だったともいえないし、負けた試合でもない。内容的に勝点1は妥当で、それに値する試合はしたと思う」と松田監督は会見の冒頭で述べているが、これが今節の試合内容の全てを言い当てているともいえる。「前半は両方とも互いの良さを出すというよりも、様子を見る感じになっていた」と、栃木のFW河原和寿は違う言葉で表現しているが、試合後の両チームに残されたのは攻撃での消化不良感。それは暑さのせいだけではないだろうが、手元のメモを見返しても「これは」という決定的な場面は残されていない。

逆に言えば愛媛と栃木、共に今季は1試合の失点が平均1点以下と安定している守備陣が今節も大きく崩れることがなかったとも言える。栃木は愛媛がカウンターを仕掛ける前にしっかりと守備のブロックを整え、GK小針清允を中心に米山篤志と大久保裕樹のセンターバックが中央で愛媛のロングボールも跳ね返した。逆に愛媛は第3節の岐阜戦以来となるスタメン復帰を果たした田森大己が、ボランチとして危ないスペースをカバーしていた。そして愛媛の方も金守智哉、アライールのセンターバックが中央を固め、ヒヤリとする場面は皆無だったと言える。

守備に関しては両チームとも及第点を与えられる内容だったと言えるし、愛媛も栃木も2試合続けて無失点という結果は自信にもなるだろう。こうして勝点を拾えているだけに、次のステップはゴールを奪って勝点3を得ること。いい守備から前線にボールが入った時にサポートを増やし、時にリスクを負うことを考えなければならないのは共通の課題だ。

特に、「相手も研究してきて、速い仕掛けに対してかなり守備的にきた」と望月一仁監督が振り返ったように、前節の横浜FC戦に続いて持ち味の速攻を封じられた愛媛はひとつの壁に突き当たっている。「勝っていないので勢いもないし、シュートがないのでもっと勝ちを意識することを強く持って戦わなければならない」とキャプテン・三上卓哉は試合後に話してくれたが、開幕3連勝を果たしたときのように奪ったあと、一気にスピードアップするイメージを再び共有することも必要だ。もうひとつ厚みのある攻撃、という意味では大木勉の復帰は明るい材料。後半28分、34分に大木にボールが入ったところから横谷繁、田中俊也が絡んで栃木のゴール前でボールを運んだように、FWにボールが入り、2列目が前を向いて高い位置でサポートできる形が増えればまたゴールに近づくこともできるだろう。

両チームとも攻撃には課題を残したままだが、今節はそれでも勝点を失わなかった。「いい意味で言えば負けているわけではない。それを次につながるようにできればいいと思う」と田森が語るように、勝点3を取り戻す準備ができるかどうか。次々と試合が迫ってくるだけに、共に水曜日までの3日間でどこまで攻撃の課題に修正を加えられるかが問われる。

以上


2009.04.11 Reported by 近藤義博
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