5月2日（土） 2009 J1リーグ戦 第9節
京都 0 - 1 名古屋　（16:04／西京極／10,950人）
得点者：41' ダヴィ（名古屋）
スカパー！再放送 Ch186 5/3（日）13:00〜（解説：西村昭宏、実況：寺西裕一、リポーター：和田りつ子）
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●加藤久監督（京都）：

「前節、川崎Fに4失点という結果があったので、しっかりとディフェンス面でもう一回、チームを整備する。そういうことを短い時間ですけどやりました。今日の試合も名古屋にそれほど多くのチャンスを与えなかったと思うんですけども。最終ラインのゴール前の厳しさ、そういうものの足りなさを突かれて1点入れられて終わったというゲームでしたけど。なんとか上昇のきっかけをつかみたいとは思っていましたので、勝点1でも、今日の試合、流れの上でも欲しかったのですけど、結果としては残念な結果になったと思います。ただ、選手がなんとか今の状況を打開しようと、そういう気持ちを表現してくれましたし、後は、戦い方に関しても意思統一された部分は試合の中で見せてくれましたので、そういう部分は、結果としては負けましたけど、内容というか、選手のそういう頑張りとか、チームとしてのまとまりみたいなものは評価してやりたいなとは思います。とにかく結果が出るまで、本当に歯を食いしばってがまん強くリーグ戦に臨んでいきたいなとは思います」

Q:後半、前線の選手を増やすなどリスクを負っての攻撃はできなかったのか
「自分たちの戦い方をやりながらでも十分にサイドから攻めていましたし、逆にバランスを崩して違う方法をやる必要は感じませんでした」

Q:ディエゴ選手が少し下がったところでプレーしていることで、選手間が開いているように見えましたが。
「どうしても前がワントップ気味になりますので、前線の真ん中にいる選手の運動量とか、キープ力というのが、2列目から上がってくる選手を前向きに使うため非常に重要な要素だと思うんですが。パウリーニョも何回かボールに絡んだ仕事をしていますが、もっともっと仕事量は上げていかなくてはいけないのではないかと思います。ディエゴは一回ボールを当てて前に出ていくというタイプの選手ですから、それに関しては彼のスタイルというのは、スタイルとして表現してくれればいいとは思います。自分が下がった方がいいと思う時に下がっていると思いますけど、そういうときに前線の選手とディエゴの距離がちょっと遠いというのは確かだと。もうちょっと近くでプレーできれば、突破の回数も増えるのではないかと思います。トップの選手少し距離があったということは事実だと思います」

Q:後半の選手交代の狙いは
「基本的には金成勇を入れましたし、相手の田中隼磨の上がりを止めながら、逆にこっちの左サイドをワイドに崩していくという、中谷はスピードも持ってますし、運動量ももっています。外側からえぐる形を（狙った）。右側には渡邉大剛が、今日は開いてプレーするようにと言っていましたが、あそこのところは、右サイドからは名古屋の方を少し崩せたかなと。左からもう少しワイドから崩すということです。あとは加藤弘堅入れたのは、ディエゴの運動量が落ちてきましたし、あの時間帯だったら十分に加藤弘堅のもっているパスセンス、シュート力を生かしてくれると思いましたので、そういう狙いで出しました」

Q:選手が元気を失っているように見えるが。
「昨日の夜中に、Ｇ大阪とＦ東京の試合をやっていたので、スカパーで、それを観たんですけど。やっぱり負けている方は元気なく見えるんです。それは観ながら、選手が意気消沈してやっているかというとそうではなくて、なんとかしようとやっていることは確かだと思います。Ｇ大阪とＦ東京の試合も最初は0-4で、なんとか追いつこうと、最後は2点入れましたけど。やっぱりそういう風に見えてしまう部分も多少はあるんじゃないかと思います。

それともう一つ、結果が出ていない、少し考え込んだり、そういうところは人間ですから、そういうところはあるんじゃないかなと思います。少し考えこんだり、悩んだり。それは当然、その状況をなんとか打開したいと思いがあるから。何事もなかったかのように元気はつらつでやれる選手というのはなかなか…。そういう風に持っていこうとみんな、選手自身は努力していますけど、そういう風に見える部分と、実際にそうである部分と両方があるんじゃないかと思います」

以上