5月2日（土） 2009 J2リーグ戦 第12節
福岡 0 - 0 札幌　（19:03／レベスタ／8,552人）
スカパー！再放送 Ch186 5/3（日）16:00〜（解説：サカクラゲン、実況：後藤心平、プレーヤー解説：布部陽功、リポーター：森田みき）
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●篠田善之監督（福岡）：

Q:試合を振り返って
「残念な引き分けだったと思います。でも、連敗を止めてポイント１を挙げたということについては評価しています。立ち上がりからいいサッカーが少しは見せられたのではないかと思っています。ボールを早く動かして、追い越す動きだったりとか、中央を使ってサイドという形は少し見せられたと思っています。ただゴールをこじ開けることができなかったのは非常に残念です。
後半、数的優位になったんですが、相手の４枚とサイドの選手で６枚にしっかり並ばれて、そこを上手くはがすことが出来ませんでした。もう少し、シンブルにクロスを上げたりとか、そのボールを拾って圧力を掛けてということを徹底してやりたかったんですけれども、そこは課題として、次に準備したいと思います。中２日で次のゲームが来るので、勝点１を上げたことを前進と考えて、前向きに次の試合に渡来したいと思います」

Q:前半の攻撃は非常にいい形でしたが、前節から入れ替えたメンバーが良かったのか、それとも中２日で修正できた部分が大きいのか、どちらでしょうか
「前節の敗戦から中２日しか時間がなかったんですが、選手たちがどうやったら前にボールを運べるのかと課題を上げて、出来る限りの修正に向けてチームとして努力してくれたと思います。メンバーに関しては、出てくれたメンバーは今日も90分間良くやってくれましたし、課題の修正についても前向きにやってくれました。それは誰が出ても同じように今はやれると思っています。責任感を持って選手たちがやってくれた結果だと思います」

Q:過去２試合とは違ったサッカーを見せてくれましたが、それでも引き分けということで課題はあると思います。監督としては、どの辺が課題だと捉えていらっしゃいますか？
「最後のフィニッシュの精度だとか、クロス、ラストパスの精度はもっと質を上げていかなければならないと思いますし、そのためには動きの変化の質だったり、フリーランニングのスピードだったりを、もっともっと修正しないと、今日のように引き分けになってしまうと思っています」

Q:ダブルボランチが前節から変わっていますが、２人について改めて評価をお聞かせください。
「守備のところでは彼らが中心になって前の選手を動かすということと、チーム全体が連動して動けるようにチャレンジ＆カバーとか基本に戻れたということ、それとボールを動かすこと、今までボールを背負った形でＭＦがプレーしていましたが、いい準備をして前を向くということを２人は良くやってくれました。連戦のため少し体力を奪われていたので、鈴木とか、久藤とか、ラストパスの精度を求めて入れましたけれど、２人はよくやってくれたと判断しています」

Q:中払選手が前半から効いていたように思いますが、どのような評価をされていますか
「札幌は前線からプレッシャーをかけてくるので、うちのＳＢが背後を狙って早く中払に預けることで相手を混乱させることが出来たかなと思っています。ボールを運ぶことと、時間を作ってくれることを彼はやってくれました。ただ最後のラストパスのところは、チームとしても、もっともっと精度を上げていかなければいけないと思います」

Q:２トップについて今日も無得点に終わってしまいましたが、今後、彼らに求めるものはどのような部分でしょうか
「彼らに一番にやって欲しい仕事はゴールだと言うことは誰もがわかっています。それに１本取れば続けて点を取ってくれるというのは、みんな信用しています。ゴールという結果が生まれていないのは事実ですが、チーム全体のことを考えて献身的に守備もやってくれました。ゴールがないということでは物足りないという気持ちもありますが、今日の出来としては少し良かったかなと感じています」

以上