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【J1:第9節 F東京 vs 大宮】レポート:意固地な男の証明。ナオ!ナオ!ナオゴール!F東京MF石川直宏がオレンジの壁を突き破るハットトリック(09.05.03)

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5月2日(土) 2009 J1リーグ戦 第9節
F東京 3 - 2 大宮 (19:04/味スタ/18,886人)
得点者:4' 石川直宏(F東京)、25' 石川直宏(F東京)、36' 内田智也(大宮)、57' 石川直宏(F東京)、67' マト(大宮)
スカパー!再放送 Ch183 5/3(日)20:00〜(解説:田中孝司、実況:野村明弘、リポーター:日々野真理)
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 F東京はMF石川直宏が3得点を挙げ、大宮を振り切った。石川は4分、25分、57分とゴールネットを揺らしてハットトリックを達成。大宮は36分、MF内田智也がFKから鮮やかなゴールを奪い、67分にはDFマトがゴールを決めて1点差に迫った。だが、反撃も及ばず4連敗を喫した。
 大宮は均整のとれたゾーンディフェンスがまたも仇となった。2列目、3列目からの飛び出しに弱いというゾーンディフェンスの盲点をF東京が見逃さず、面白いようにゴールへと迫った。内田のFKやマトの豪快なヘッドで2点を返したが、守備の立て直しは今後の課題だ。染み付いた戦術は簡単には変更できない。ただ、それが改善できなければ、決定的な弱点としてスカウティングされたチームに同じ徹を踏むことになるだろう。

『ナ・ナ・ナ・ナ〜ナ〜ナ・ナ・ナ・ナ・石川ナオ〜ナ・ナ・ナ・ナ〜ナ〜ナ・ナ・ナ・ナナオゴール』
 東京スカパラダイスオーケストラの『Down Beat Stomp』をもじったチャントに乗って、石川がピッチを躍動する。大きなストライドでピッチに軽快なビートを刻めば、右足から放たれたボールは勢い良くゴールネットを揺らした。
 4分、最終ラインのDFブルーノ・クアドロスから前線のカボレ目掛けてロングフィードが蹴りこまれる。こぼれ球がFW赤嶺真吾に入った瞬間、石川はギアを入れ替えて裏へと抜け出した。赤嶺からパスを受けると、対面するDFマトを手玉に取って右足でコースを狙い1点目のゴールを決めた。
 25分、徳永悠平から「DFラインと中盤の間に入ることを意識した」という羽生直剛にくさびのボールが入る。羽生はターンして振り向くと、石川はまたも裏のスペースへと飛び出る。今度は、羽生の右足アウトのスルーパスをダイレクトで流し込んで2点目を挙げる。 
 跳ね馬は止まらない。57分、長友佑都からスローインを受けると、ゴールに向かって身体を翻す。ワンバウンドしたボールの落ち際を真下から思い切りよく振り抜くと、右足から放たれたボールは鋭く落ち、クロスバーをかすめてゴールネットを揺らした。これでハットトリック達成。石川は80分、万雷の拍手に送られてピッチを去ると、ベンチから戦況を見守った。そして、試合終了の笛が鳴ると、深く息を吐いて椅子に全体重をゆだねた。薄氷を踏む勝利だった。それでも、チームを勝利に導いた自負がある。安堵の思いが全身の筋肉を緩ませた。

 「ナオは頑固なんだよ」
 原博実氏(現・日本サッカー協会技術委員長)や倉又寿雄氏(現・FC東京U-18監督)ら、彼を指導した指揮官はそう評す。スマートな外見とは裏腹に、その中身は人間臭い。06年、大怪我から復活して間もない頃だった。
「全体練習後に誰かがシュート練習を始めると決まって背番号18が練習に加わる。休めといってもあいつは負けず嫌いだからね」
倉又監督は半ばあきれ顔でそう話したが、変わらないサッカーに対する姿勢については嬉しそうに顔を綻ばせた。そんな彼も07年はもがいていた。

「相手も僕のプレースタイルを知っている。これからはプレーの幅を広げていかないと厳しくなる」
 そう話すと、主戦場だった右サイドを捨てて中央や左にポジションを変えた。だが、簡単にうまくいくわけがない。出場機会も減少した。原因不明の偏頭痛に悩まされたことさえあった。それでもナオは新たな試みを止めることはなかった。そして今年、それが確かな形となって実を結び始めた。代名詞のドリブルもこれまでのスペースへとボールを蹴りだすラン・ウィズ・ザ・ボールからゴールへと向かう形が増えてきた。意固地になってでもぶれずに取り組めば、形にすることができる。それを彼は身を持って経験している。

「以前の僕もそうだった。だからチームも必ずそれができる」
 石川の言葉に嘘はない。だからこそ、生みの苦しみの中にいる今のチームにも光を見出すことができる。苦しみ抜いた先には、必ず歓喜の時は訪れる。この日、ナオはそれを証明した。今、背番号18の背中はこれまで以上に頼もしく見える。

以上

2009.05.03 Reported by 馬場康平
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