甲府のボランティアに大学時代の同級生がいる。彼はいつもアウェイゴール裏の運営を行っており、甲府vs水戸の試合後、久々の再会ということで2人で食事に出かけた。そこで彼は「水戸のサポーターは本当に素晴らしい」と絶賛してくれた。
アウェイサポーターの応対をしていると様々な思いをすることがあるのだと彼は語る。ごみを散らかして帰るサポーター、ボランティアに横柄な態度を取るサポーターなどなど。しかし、そうした嫌な思いを水戸サポーターにはまったくしなかったというのだ。それを聞いて、水戸担当としてなんだか鼻高々になってしまった。
その話を後日、水戸サポーターにしたところ、「水戸サポはボランティア経験のある人が多いから、何をされると嫌なのか分かっているんだと思うよ」という返答をもらった。事実、水戸サポーターは現在もされている方も含めてボランティア経験者が数多くいる。経営的に苦しいクラブの窮状を理解し、なんとかクラブを支えようとしてきた人ばかりだ。クラブの存続危機を救ったのもサポーターだし、まさに“リアルサポーター”。彼らによってクラブは支えられているのだ。あるサポーターはかつてボランティアで観客数を数えていたとき、あまりにも人が少なく、スタジアムにいた猫までカウントしたくなったという。そんな逸話が次々飛び出すほど、水戸のサポーターはクラブの歴史を背負い込んでいる。
「水戸サポーターの応援からはチームへの愛情をすごく感じる」とまで同級生は言ってくれた。本当にありがたい言葉だし、私自身も心からそう思っている。クラブ発足から水戸は苦しい状況が続いているが、それでも温かな目でサポーターが支えてきたからこそ、今がある。今年の好調を支えているのも間違いなくサポーターの力である。これまで苦労ばかりしてきた彼らが、今年ぐらい笑ってもバチは当たらないはずだ。
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2009.05.09 Reported by 佐藤拓也













