5月20日（水）AFCチャンピオンズリーグ Ｇ大阪 vs ソウル（19:00KICK OFF/万博）
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☆ホームチケット情報 | 決勝戦は11月7日(土）に国立競技場で開催！
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●西野朗監督（G大阪）:
「当初このグループリーグは非常に厳しいグループと感じていましたし、まさか、５試合目でトップ通過出来るという予測はまったく立てていませんでした。この瞬間にもっとしびれるゲームを最終戦に大して想定していましたから。ただ、こうして５節で達成することが出来て、６試合目をこの万博でゲームが出来るということは、いろんなトライだとか、国内外、いろんなスケジュールの中である程度余裕を持つことが出来ますからね。その中で、緊張感、緊迫感だとか、多少、経験した中でやれるゲームに対して、選手たちがどういうモチベーションでいるかが今は非常に大事だと思っています。

マスコミの皆さんは、ここまでの準備を見て、おそらく主力は明日の試合に入らないとお察しかと思いますが、それに対しては次のJリーグに対する準備もあるし、ACLの次のアプローチを有効に考えられる中で、明日のスターティングメンバーは今までバックアップ、あるいはバックアップにも入っていない選手が入ることになると思います。そういう意味で明日の試合は、彼らにとっても大事だし、チームにとっても意義のあるゲームになると考えていますし、決して消化試合と位置づけていない。

昨年から今年にかけてACLでは一度も敗戦がない訳で、その継続をするためにも大事な試合。最終戦というものをチームとして有効に、捉えたいと思う。大前提は当然勝利することがチームの目標なのでそのへんを選手に強調しながら、その中で今までチャンスのなかった選手にもパフォーマンスを期待したいし、過密日程の中で新しい戦力を考える上でも有効なゲームになると思いますから。
とにかく予選リーグの最終戦を万博で戦える。いろんな社会的な問題もある中での開催となりますが、いつも通り、自分たちのスタイルを出せるような試合を考えたいし、選手にも期待したいと思います」

Q:無観客ではなく、お客さんを入れて試合を出来ることについて。

「改めてそういう状況が…いつもはそれが普通でやっていますが、改めて無観客ということを想定した部分もあった中で、普段通りに…多少いろいろな対応をしていつも通りとはいかないかもしれないとはいえ、普段通りの状況で戦える有り難さを感じています。当然、毎試合、ホームでやる以上、応援してくださる皆さんの後押しが影響してくるとは思っていますが、今回もこうして普通の状態でやれることに感謝していますし、クラブとしてもセキュリティを含めて対応が難しい面もあると思いますが、スムーズにそういうものも行えていつも通りの万博の雰囲気の中で、我々含めた全員で雰囲気を作れてやれるということを喜びたいと思います。チームもそういうことに応えたいと思います」

Q:１戦目を踏まえ、FCソウル戦に対して気をつけたいことは？

「当初からFCソウルに対しては非常に力があるチーム…対戦前からそのチーム力を感じていたし、アウェイで実際にやってみて確かに点差は開きましたが、拮抗して、圧力を相当かけられた時間もありましたから。そういう点差で勝ったから、というだけで相手のチームを評価するのではなく、明日のメンバーには、相手のチーム力、強さ、巧さというものを含めて強調して準備させています。

明日、スタートで出るメンバーの中には、今までおそらくそういう高いレベルで入ったことがないメンバーもいますから、何を集中させたいかというと、相手を意識するよりは自分のパフォーマンス。相手のスタートに拘るというよりは、チームのコンセプトの中でそういうパフォーマンスを出せるかということだけに集中して欲しいし、自分のトップパ フォーマンスを出せることだけを考えてピッチに立って欲しい。

例えば、宇佐美がスタートで出れば、（年代別）代表でこそそういうレベルで戦ってはいますが、クラブではまたいろいろ感じると思いますし、キックオフでボールが転がった時点から違う感じ方をピッチ上でするはずです。その中で自分のプレーを常に高いイメージを持って入っていってもらえればと思いますし、そういうところでどういうパフォーマンスを出せるのかも楽しみですね。彼自身、いろんなイメージをして試合に入るとは思いますが、個人プレーということではなくて、チームとしてやろうとしている、やれていることの中で自分のパフォーマンスを１つでも２つでも出せれば、という入り方を落ち着いてして欲しいと思います」

Q:宇佐美選手のどういうプレーに期待しているか？

「それを見たいですね（笑）。練習では巧いとかセンスがあるとか、いろいろ形容詞はつくプレーをみせているとは思います。また、彼は守る選手、守れる選手ではないので、オフェンスの選手であることも間違いない。という中で、得点を取りたいと彼自身もおそらく思っているでしょうし、そういった形容詞がつくプレーだけではないとも思いますが、もっと厳しいことをこれから身につけていかないと、そういうものも出せないんだ、そういうものをやるためにこういうプレーが必要なんだ、ということを感じて欲しいと思っています。

明日は、巧い、センスがあるプレーが何度も出すことは出来ないと思う。おそらくそういうプレーを１〜２つやって、あとの残りは厳しい状況の中で厳しいものを感じる時間になると思います。本来、彼はシュートセンス、パスセンス、シュート力があり、ボールを取られないということがあるレベルでは通用している選手ですが、明日はおそらくさせてもらえない。
そういう中で、宇佐美が持っているプレーを披露してくれたらいいなと思います。シュート３本打てたらいいかもしれませんね（笑）」

Q:宇佐美選手をスタメンで起用する理由は？

「ポテンシャルが高いと漠然と思いますし、U-17、ユース、そういう代表の経験をして戻って来て、わずかですがいろいろ感じて今がありますから。非常に、アップしているなという感じはしているんですよね。このガンバに入って、サテライト、トップに入った中でもユースとは違うということを感じたり、代表に刺激を受けて帰って来たりはしていますが、実際にトップでチャンスを与えるということが、僕自身も実行していませんから。おそらく、ガンバではない他のチームならレギュラークラスで、浦和の原口選手や山田選手のように10試合やれば相当力が上がるのかもしれませんが、それはしていない中で、果たして彼のポテンシャルがどのくらいあるのか、ということを捉える試合としては明日はベストな試合だと思っています。

ここ最近は、彼ももしかして試合に出れるのでは？というところで意識、意欲も上がってきているように思いますし、いろんな経験も含めて、いろんな可能性、将来に対するアプローチの第一歩だと思っていますから、あまり、いいプレー悪いプレーは関係ない。クラブとしての第一歩、将来に向けてのアプローチの第一歩のチャンスを作ってあげたいというのと、彼も分かっているようにチャンスがそうあるわけじゃないですから。こういうチャンスを活かしたい…ということを彼本人が言ったのか、記者さんの誰かが書いたのか分かりませんが（笑）、そういうことを彼自身が言っていたとしたら、意識は相当上がっていると思う。とにかく、決して経験だけではなく、将来に対する第一歩だと思う。ただチームの中でも強引に使っている訳ではなく、あのポジションで今、適応しているのが宇佐美だとも思っています」

Q:インフルエンザ対策としてチームとして取り組んでいることは？
「クラブからの規制は、特に強調されていませんが、最低限の予防は、皆さんと同じように対応しています。ただ、あまり過敏に伝えてはいません。昨日まではやるのか、やらないのか、無観客なのか、となかなか集中できないこともありましたけどね。ただ、予防に関してはこれまでもACLで海外にいくとか、そういう中でも同じような対応は求められてきましたし、いろんな意味で予防に対する対応、対策はみんな知識も高いですし、個人でしっかり持っていますから。クラブ、チームとしてはあまり選手に過敏に伝えていないし、改めてクラブから何かあった訳でもないです」

●松代直樹選手（G大阪）:
「チーム全体の力で予選の最終節をいい状態で挑めるのは良かったと思いますし、監督が言われたように、今までスタートで出ていない選手によって、また違った力で攻撃的にガンバのサッカーをやりたいと思っています」

Q:初めてメンバーに入る選手には、どういうアプローチを？
「昨日の時点では、プロ生活の分岐点だっていうプレッシャーをかけたんですが（笑）、今日はアジアでのトップレベルと試合が出来て、その中で自分らの力を試せるということを幸せに感じながら、それぞれがだいぶリラックスしてやっていた。僕が特別何も言わなくても、しっかりやってくれると思います」

以上