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【AFCチャンピオンズリーグ G大阪 vs ソウル】プレビュー:若手中心でグループ最終節に挑むG大阪。17才になったばかりの宇佐美貴史の公式戦デビューにも注目!(09.05.20)

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5月20日(水)AFCチャンピオンズリーグ G大阪 vs ソウル(19:00KICK OFF/万博
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5/20(水)ACLソウル戦試合開催決定のお知らせ/最新情報はガンバ大阪公式サイトでご確認を!
ホームチケット情報 | 決勝戦は11月7日(土)に国立競技場で開催!
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 前節、アウェイでの山東魯能戦で、今季ACLでは5つ目となる白星を挙げ、最終節を待たずして『グループ首位』でのラウンド16進出を決めたG大阪。過密日程ということ、またラウンド16を見据えて、このホームでのグループリーグ最終節、FCソウル 戦では大幅なメンバー変更がありそうだ。

これまでのグループリーグで既にイエローカードをもらっている選手はDF下平匠、MF橋本英郎、MFルーカス、MF遠藤保仁、FWチョジェジン、FWレアンドロの6名だが、今節で彼らが更にカードをもらえばラウンド16に出場できなくなることから、彼らの温存は濃厚(うち、MF遠藤保仁は、前節退場となったことから出場停止。FWレアンドロは左ハムストリング肉離れのため出場は絶望的)。また彼ら以外にも、連戦の疲労を考慮して、直近のJ1リーグに先発を果たしているメンバーの殆どが控えにまわることになるだろう。

そんな中での注目は、今季高校2年生ながらトップチームに昇格している、17才になったばかりのMF宇佐美貴史。彼のポテンシャルの高さについては西野朗監督も「高いとは思うし、U-17代表、ユース代表を経験して戻ってきて、非常に成長しているなと感じている。またチームの中でも強引に使っている訳ではなく、あのポジションで今、適応しているのが宇佐美だとも思っています」と評価しており、左の攻撃的MFでの起用は決定的。本人の「めっちゃ、緊張しています。ただ万博でやれるので。攻撃面で自分の持ち味を出せればいい。1対1ならFCソウルが相手でも抜ける自信はある。出来るだけ多く仕掛けたい」とのコメント通り、Jリーグにいい意味での新たな“衝撃”を与えるプレーを魅せて欲しい。

 ただ、そうした宇佐美も含めた若手選手の起用は、単なる主力選手の温存だけを目的にしているのではない。長いシーズンを戦う上で求められる選手層に厚みを持たせるためにも、若手が経験を積み、チームとしても底上げを図るための貴重な公式戦だ。西野体制8年目を迎える中、チームとして完成されつつある印象の強いG大阪だけに、ここ数年はなかなか若い戦力が出場チャンスを得られないという現状もあるが、若手にとって、また普段なかなか先発するチャンスを貰えていない選手にとって、今ゲームはその状況を自らのプレーでもって打開できるチャンス。ここでしっかりとアピールできれば、個の将来にとっても、G大阪の将来にとっても大きな収穫を得ることになるはずだ。その自覚が、どんな風にピッチで示されるのかを楽しみにしたい。

「明日のスターティングメンバーは今までバックアップ、あるいはバックアップにも入っていない選手が入ることになる。そういう意味で明日は、彼らにとっても大事な試合だし、チームにとっても意義のあるゲームになると考えている。決して消化試合とは位置づけていない。勝利することを大前提にチームにとっては過密日程の中で新しい戦力を考える上で有効なゲームになる。とにかく、相手のスタートに拘るより、チームのコンセプトの中で個々が自分のトップパフォーマンスを出せることだけを考えてピッチに立って欲しい(西野朗監督)」

 対するFCソウルは、現在グループリーグ3位。2位の山東魯能とは勝点7で並ぶものの、得失点差1で追いかける状況にある。つまり、もう一つのカード『スリウィジャヤvs山東魯能』の結果如何ではグループ予選突破の可能性を残している状況。ただ、正直なところ、これまでのスリウィジャヤの戦いを見る限り、山東魯能が引き分け以下に終わることは考えにくく、それゆえ、前日会見ではチームを率いるセノール・ギュネス監督も「私たちは山東との試合でチャンスを失ってしまい、たくさんのチャンスが残されていない。もちろん勝つことを目指して戦うが、たとえ勝ったとしても山東の結果を見なければどうなるか分からない状況にあります」とコメント。ただ、その可能性に懸けるためにも今節での白星、しかも出来るだけ得点を奪っての白星が欲しいところ。またホーム戦でG大阪に2-4で敗れたリベンジを果たすためにも、若手中心で挑むG大阪に「負けられない」との思いは強い。アウェイとはいえ、本来の持ち味である攻撃的サッカーを示してくる可能性は高いだろう。

 尚、かねてから報道されているように、5月17日に北摂地域を含む大阪府下での新型インフルエンザ感染者が確認された。結果的に、厚生労働省の「強毒性を想定した新型インフルエンザ対策を緩和する方向に切り替える検討に入った」との見解を受け、今ゲームも開催に至ったが、感染の特性を考慮した上での開催であるとに違いはない。

G大阪では現在、クラブ、チームとして自覚を持った行動をとると共に、当日のスタジアムでも地域での感染拡大を防止するために様々な予防策を試合会場にて実施する方向にある。ご来場される方は必ず、G大阪の(オフィシャルHP上)で呼びかけている予防策等をご理解の上でのご来場をお願いしたい。

以上

開催決定#1(09.05.18)開催決定#2(試合会場での予防策)/小中高FC会員の方へ(09.05.19)お問い合わせ(09.05.19)

2009.05.19 Reported by 高村美砂
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