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【J1:第13節 山形 vs 京都】プレビュー:チームの一体感を取り戻した山形が、カップ戦の勝利に続きリーグ戦の連敗を止めることができるか。安定した戦いを続ける京都と今季2度目の対戦!(09.05.22)

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5月23日(土)J1 第13節 山形 vs 京都(16:00KICK OFF/山形
スカパー!生中継 Ch180 15:50〜(解説:越智隼人、実況:小出匡志、リポーター:成田ひみこ)
顔写真クイズ勝敗予想ゲーム
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「マジやばいっす。久しぶりに味わいましたねえ。むっちゃうれしいです」興奮を抑えきれない様子で話したのは、ヤマザキナビスコカップ・清水戦で今季初先発したCB小原章吾。今季のリーグ戦ではベンチ入りさえも少なかったが、故障者が出てめぐってきたチャンスを逃すまいと、ゴールキックの競り合いでは永井雄一郎を抑え込み、的確にラインコントロールした。「チャンスなんてここぐらいしかないと思ったから、もうやるしかない、と」。それまでの鬱憤を晴らすかのような、鬼気迫るプレーで無失点勝利に貢献した。

広島に敗れてリーグ戦3連敗。「グループでやるべきものを個が適当に判断してやっているので、どうしても機能しなかった」(小林伸二監督)ことで前半10分までに2失点し、1−3で敗れた。危機的な状況で迎えた清水戦、蓋を開けてみれば広島戦から先発メンバー6人が変わる大鉈を、小林監督は振るったが、小原が抱えていた危機感はチーム全体に共通していたものだった。序盤は攻撃でミスは目立ったが、失点をしないことに集中力を傾注しピンチをしのいで、決勝点となる廣瀬智靖のプロ初ゴールを呼び込んだ。

「この3カ月ぐらい忘れつつあったものをきちっと表現できると、こういう形になるんだなということを、私も教えられました」と小林監督は話す。FW古橋達弥、DFレオナルドは引き続き休ませることになりそうだが、結果を出した清水戦のメンバーをどの程度残すのか、メンバー構成には頭を悩ませそうだ。しかし、メンバーが誰かということ以上に、この試合では、清水戦に挑む前と同じ危機感を持つことができるかどうかが大きなポイントとなる。清水戦で今季初先発を果たした財前宣之は「監督も言ってましたけど、前回、京都に勝ったのはナビスコカップだったし、リーグ戦ではまだ連敗している。リーグ戦の連敗を切るためにホームで勝ちたい」と話し、キャプテン宮沢克行も「清水戦の勝利で、これでよしとするのか、昨日の試合以上のことをしようと思うのか。よろこぶのはいいと思うので、そのエネルギーをまたみんながしっかり出せるようにしなければ」と気を引き締めた。

リーグ戦では最近3試合で2勝1分け。守備の安定が勝点に結びつき始めていた京都は、ホームで神戸と対戦したヤマザキナビスコカップで、出場停止の安藤淳に代えて加藤弘堅を入れた以外は変わらないメンバーで臨んだ。「セカンドボールに対する反応とか、その速さとか、単純な運動量とか、そういうものが向こうの方が上回っていた」(加藤久監督)。相手のはっきりしたロングボール戦術に苦しみながらも、無失点で耐えていた。苦しいゲームが好転したのは後半のこと。「(加藤弘堅に代えて)シジクレイを入れてから向こうの勢いが多少止まってきた。そういう流れの中で、特に右サイドから染谷あたりがかなりえぐった形がでましたが、そういうところで点が取れなかった」(加藤監督)。フィニッシュの精度を欠くなか、74分の失点が致命傷となり、ほぼベストのメンバーで臨んだ週中の試合で敗戦を喫した。

ただ、このところの京都は守備力を前面に出す安定した戦いを続けている。前節・千葉戦では巻誠一郎の一撃を食らったものの、横浜FM、F東京といった攻撃力のあるチームを無得点に抑えている。神戸戦で1失点したとはいえ、大きくバランスを崩されたわけではない。また、攻撃では2トップのパウリーニョ、ディエゴの縦関係のコンビネーションが試合ごとに構築され、そこに左サイドハーフの林丈統もスムーズに絡んでいる。右サイドでも、渡邉大剛がドリブル突破や速いクロスで、相変わらず決定機に絡んでいる。勝点を16に伸ばして8位まで順位を上げ、今節で対戦する、勝点15で10位の山形を上回っている。

今節は安藤が戦列に復帰するが、染谷悠太が神戸戦終了直前の一発退場で2試合分の出場停止処分を受けている。空いた右サイドバックにそのまま増嶋竜也を充ててくるのか、あるいは、敗戦という結果も受けてシステム自体を変えてくるのか。ヤマザキナビスコカップで大きくメンバーを変えた山形と違い、3連戦で中2日のアウェイとなり、体力的にはやや厳しい戦いを強いられることになる。堅守は引き続き保たれていること、神戸戦で得点力に課題を残したことを受け、加藤監督は果たして動くのか、動かないのか。

両チームの対戦は今季2度目となる。雪まじりのNDスタで戦ったヤマザキナビスコカップは3−1で山形が勝利している。中断前最後の試合は、スタンドも含めて死力を振り絞る一戦となる。

以上

2009.05.22 Reported by 佐藤円
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