5月24日(日)J2 第17節 岐阜 vs 熊本(13:00KICK OFF/岐阜)
スカパー!生中継 Ch183 12:50〜(解説:川添孝一、実況:齋藤寿幸、リポーター:堂野浩久)
☆顔写真クイズ|勝敗予想ゲーム
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いよいよ第一クール最終戦を迎える。J初参戦の昨季、J2の本当の怖さを味わったのが、第一クール後半から第二クール以降だった。今季は昨季の経験がある。いかに第一クールをいい形で締めくくれるかによって、第二クールにも影響を及ぼし、ここからこそ本当の真価が問われてくる。さらに対戦する熊本とはJ2昇格同期で、特別な思いがあるチーム。その熊本とのホームゲームは、いやがおうにもサポーターのテンションは上がるはず。こうした高揚感がある中で勝点3をつかめば、チームのとって大きな弾みになるのは間違いない。
どうしても勝ちたい一戦。岐阜は前節の横浜FC戦、CBの川島眞也、ボランチとしていい働きを見せていた菊池完を欠くという状況に陥り、左SBの秋田英義をCBに、ボランチの菅和範を左SBに、左サイドハーフの高木和正をボランチに配置転換。左サイドハーフには染矢一樹をスタメン起用した。苦肉の策とも言える大幅な配置転換。前半は全体がまったく噛み合わず、ズルズルと全体のラインが下がり、片桐淳至と西川優大の2トップが完全に孤立。まったく攻撃が構築できない苦しい展開となった。
しかし、0-1で迎えた後半は、菅をボランチに戻し、高木をトップ下に、野垣内俊を右SBに入れて、右SBだった冨成慎司を左SBに配置転換し、システムも【4-1-4-1】にシフトチェンジ。0-1で攻めるしかなかった状況も手伝い、後半は横浜FCを圧倒。ほぼワンサイドゲームを展開した。
後半彼らが見せたサッカーは、確かに素晴らしかった。全体的にラインを押し上げ、前線にクサビを素早く打ち込むと、2列目以降が積極果敢に飛び出してバイタルエリアを攻略していく。リスクを背負いながらも、果敢に仕掛ける姿勢は、チームに勢いを与えた。結果は1-1のドロー。今季一度も先制されてから追いついていない事実を考えると、価値ある勝点1だったが、状況的にそうならざるを得なくなる前に、こうしたアタッキングサッカー出来るようにならないと、本当に力が付いたとは言えない。
それだけに熊本戦は、ある程度のリスクマネジメントはしながらも、全体のラインを高くして、チームとしての前への推進力を見せて欲しい。特に横浜FC戦では途中交代となったが、西川のポジショニングは光っていた。前線でポイントになるべく、むやみにサイドに流れることなく、ボランチとCBの間のスペースでポジショニングを取り続けた。横浜FC戦は彼の動きを活かしきれなかった印象がある。彼のポジショニングを活かせば、ここのところ好調をキープしているMF嶋田正吾の突破力をさらに活かすことが出来る。こうなれば、後半見られたような厚みのある攻撃も実現するだろう。明日はここに期待したい。
一方の熊本は、ここ5試合勝ち星から遠ざかっているが、決して悪いサッカーをやっているわけではない。岐阜と一緒で決め手に欠くのが現状だ。しかし、明日は明るい話題もある。熊本の攻撃の核弾頭の木島良輔が出場停止明けから戻ってくる。しかも過密スケジュールの中、フレッシュな状態で戻ってくるのは、岐阜にとって脅威だ。ゲームメーカーの藤田俊哉の巧みなパスから、彼が果敢に仕掛けてくる。川島の離脱でDFラインの連携に苦しむ岐阜にとって、このホットラインは脅威になる。
それでもアンカー的な役割を果たす菊池が復帰すれば、このラインのケアに注力する環境が出来るだけに、岐阜としてはCBとボランチでいかにこのラインを寸断できるか。ここも大きなポイントになるだろう。
岐阜と熊本。同期であり、今季の戦いを見ても、共に勝ちきれない者同士の対戦。Jに上がって4度目の同期対決である第一クール最終戦を勝ちきって、第二クールに勢いをつけるのはどちらのチームか。
以上
2009.05.23 Reported by 安藤隆人
J’s GOALニュース
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