5月30日(土)ヤマザキナビスコカップ 京都 vs F東京(14:00KICK OFF/京都)
★ヤマザキナビスコカップ特集|チケット情報
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ヤマザキナビスコカップ第4節、京都はF東京を西京極に迎え撃つ。
予選3節を終えてBグループ、首位は山形でF東京が2位。だが勝点は共に6。京都としてはここでF東京の勝点の積み上げを阻止し、勝点3を積み上げたいところ。
引き分けでも許されない京都。追い詰められて湧き出る力、背水の陣、底力を西京極で見せてくれるか、期待したい。
ワールドカップ予選のため代表招集がかかり両チームともメンバーに手が入る。F東京は今野泰幸、長友佑都が抜け、さらにブルーノクアドロスがリーグ第13節の一発退場が影響し今節出場停止。京都も李正秀が韓国代表選出で抜ける。さらに佐藤勇人が13節の山形戦で鼻骨骨折、練習には参加しているが加藤久監督は「使うかどうか考えている。(ポジションの)2つ、3つ変わることもあり得る」とした。両チーム、どんなメンバーでこの一戦に臨むか、一つのポイントになるだろう。
Jリーグ第11節で一度対戦している両チーム。なんとか京都が引き分けに持ち込んだという内容だった。「体が動いていなかった。相手に勢いがあった面もある。だが、今度の対戦はあの時とは違う。同じ試合にはなりません」と加藤監督は力強く返答した。渡邉大剛は「ラインも低く、マークの受け渡しが出来なかった、何よりボールに対してプレッシャーに行けなかった。今度はガツガツ行きます。相手が嫌がるやり方でやります」と決意を語った。
加藤監督はF東京について「サイドバックのレベルが高い。そして後ろの選手や梶山陽平といった選手のクオリティも高い」と後方から押し上げる様な攻撃を警戒する。だが、あくまでF東京の攻撃で警戒すべきはサイド攻撃。動いてドリブル突破で守備網を切り裂く石川直宏らに対し、厳しいプレッシャーで勢いを削ぐことができれば後方からも自在に攻撃に参加できなくなるはずだ。球際での勝負、まさに渡邉の言う「ガツガツ」とやれるかどうか、そこが今節のポイントとなるだろう。
リーグ第13節の山形戦、京都は抜群のつなぎを見せた。シンプルにつなぐ京都、これは12節の千葉戦から顕著になっている。千葉戦、ナビスコカップ第3節神戸戦、そして13節の山形戦、この3試合の結果はまちまちだが、内容としては京都がつないでゲームをしっかりと支配していた。特に山形戦、それまでと明らかに違ったのは豊田陽平の動きだ。「自分が(ボールに)触れるようになってきた」とは山形戦を振り返っての彼の言葉。ここ最近、途中出場が多かったがその役割と言えば、「高さでの勝負」「体をはって足元でのポスト」を期待されてばかりだったように見えた。だが、山形戦はサイド、そして前へとスペースに動いてボールを引き出していた。豊田へ中盤から出るパスもほとんどがグラウンダーだったはずだ。
渡邉は「トヨ(豊田)がスペースに流れてくれていた」と振り返る。「(頭を狙った)五分五分のロングボールや足元だけのボールだけだと難しい。トヨのスピードを生かして勝負に行ってもいい。サイドでキープすればタケ(林丈統)さんも飛び出せるし、もちろん高さを生かしてサイドからクロスも入れられる。僕らもトヨの動きを生かしたい」と攻撃の引き出しが増える可能性を歓迎していた。ただ、少し笑いながら渡邉は、「当たり前のことなんですけどね」と付け加えた。
「当たり前」の豊田の動きを引き出したのには理由がある。
「後ろの選手のつなぎに無理がなかった」とは加藤監督。山形戦、シジクレイを中心に京都はディフェンスラインでしっかりつなぎ、無理なく中盤に渡していた。だからゲームが支配できたのだ。それで豊田も動き出すことができ、中盤もその動きを見逃さずパスが出せる。そこにはもちろん佐藤勇人が常に話す「パスの出し手と受け手、その周囲の選手の動き」という「選手全員の忠実な動き」があったことは言うまでもない。
ただ、今節の対戦相手のF東京と山形ではチームが全く違う。当然、山形戦のように簡単にはつなげないだろう。だが、京都が自分たちの可能性を広げようとどこまでチャレンジするか、楽しみに注目したい。
今節の勝負、もうひとつ楽しみにしたいことがある。それはシンプルにつなぎ始めた京都で、誰が得点を挙げるかだ。一つのゴールが京都を大きく変えるだろう。そのゴールを挙げるのは果たして誰か。ファンの皆さんも是非、西京極でご確認下さい。
以上
2009.05.29 Reported by 武田賢宗
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