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【J2:第18節 東京V vs 草津】レポート:コンパクトに保った草津の守備に東京V沈黙。草津は2試合連続の3ゴール無失点で快勝。(09.05.29)

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5月28日(木) 2009 J2リーグ戦 第18節
東京V 0 - 3 草津 (19:03/国立/2,564人)
得点者:10' 都倉賢(草津)、27' 高田保則(草津)、88' 後藤涼(草津)
スカパー!再放送 Ch183 5/29(金)17:30〜(解説:野々村芳和、実況:下田恒幸、リポーター:武藤乃子)
勝敗予想ゲーム
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5月の6連戦を3勝3分の無敗と、上り調子で進んできた東京Vだったが、メンタル面を含めた草津のアグレッシブなサッカーの前に、何もさせてもらえなかった。

この試合、DFラインには土屋征夫が5試合ぶり、MFにはレアンドロが4試合ぶりに復帰したことで、ボールを回しながら後ろからゲームを作り、レアンドロがボールをキープしたところで両サイドバックが上がるなど、攻守ともに厚みを増した内容を示したかった。
しかし、「相手の最終ラインはセンターサークルあたり、もしくはセンターサークルからセンターラインぐらいをキープするような形で、われわれがボールを回しているところが低すぎた」と、試合後の会見で高木琢也監督が話したように、ラインを高く上げ、コンパクトにしてきた相手に対し、東京Vが意図するFW林陵平、大黒将志ら前線への有効なボールがなかなか入らなかった。ロングボールを入れても、DFに近い位置で跳ね返され、セカンドボールも拾われてという展開が続いた。

その中で、やはり「最初の2点が響いてしまった」(高木監督)。
試合前、「草津が点を取れている時は、必ずと言っていいほどボランチからパスが出ている」と、GK土肥洋一が櫻田和樹・松下裕樹の両ボランチを特に警戒していたが、やはり先制点も彼らが起点となった。
前半10分、松下が大きくサイドチェンジしたボールから、右サイドをフリーで上がった寺田武史の入れたクロスに櫻田がシュートを放つ。GK土肥が好セーブで防いだが、こぼれ球に都倉賢が詰め、叩き込まれた。
さらに同27分、スローインからの流れで熊林親吾、廣山望とつないだところを高田保則に決められ、前半のうちに2点。大きなダメージとなった。

後半頭から、東京Vは林を下げFW井上平を投入した。「足元で受けて、中盤と近くでボールを回せればと思っていた」(井上)と、大黒との縦の動きでのボール回しで状況打開を狙ったが、「回すことに意識が強くなってしまって、ゴールに向かう意識が薄くなってしまった」(土屋)。
なかなか崩れない相手に対し、さらに高木監督はボランチに菅原智を送り、河村崇大をセンターバック、右に土屋、左に高橋祥平の急造3バックを指示。両ワイドを上げ、ここまで機能していなかったサイドからの攻撃を狙ったが、最後まで草津のDFを破ることはできなかった。

一方、草津にとっては「最高の結果」(廣山)となった。「過去、東京Vには1回も勝っていなかったし、第1クールでも0−2と開始9分で2点を入れられて負けていましたので、何が何でも勝ちたいという気持ちで選手が本当に一生懸命最後まで戦ってくれたと思います」(佐野達監督)、「何よりも、国立で試合ができることに、うちの選手はすごく喜んでいました。国立でヴェルディに勝てたら最高だというメンタル的なものが良いプレーにつながった」(廣山)。強い思いが、ハードワーク、集中力などすべての面で東京Vを上回らせた。

前節から、両サイドバックに崔成勇、寺田を起用し、2試合連続の3得点0失点となっている。だが、この結果は両選手の好調だけが要因じゃないと廣山は語る。「もちろん、2人とも頑張っている。ただ、監督が起用する選手を代えたことで、僕たちも『何か変えよう』と意識するようになった。例えば守備面では攻めている時のケアなど、それぞれの意識が高まったことの反応が、結果に出ているんだと思います」。
また、ここまで大量失点が続いたこともあったが、「J2だと、失点が増えると『まず守備から』と、戦い方を変えてしまう傾向がある中、監督が『しっかりとつないで点をとろう』という方向性を全く変えずに貫いてくれたことは、やっている選手にとってもすごくやりがいのあること」と、廣山は続けた。
途中から入ったFW後藤涼が試合終了間際にダメ押しとなる3点目を決めて結果を残せば、同じく途中出場の小池純輝も「どのポジションでも良いから先発を取り戻したい」と、移籍後初となった本職であるFW起用に強い意欲を燃やすなど、チーム全体にも勢いがついていることは間違いない。
「同じ相手に2つ負けるということは上にいけないということ。第1クールで勝てなかった相手にはしっかり勝って、勝った相手には勝ち続けられるよう頑張ります」と、高田はこれからの巻き返しを誓った。

東京Vは、ロングボールを入れるという戦い方のはっきりとした意図は見えたが、「それだけじゃ勝てない。状況に応じて、優先順位を考えてプレーしなければいけない」と、土屋は指摘する。その状況判断のできる土屋が戦列に戻ってきたことは、この試合最大の収穫だろう。大黒、林ら破壊力のある攻撃陣に通る前で遮断された時にどう打開するか。次節C大阪戦までの1週間で、じっくりと煮詰めていきたい。

以上

2009.05.29 Reported by 上岡真里江
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