6月3日(水)J2 第19節 栃木 vs 札幌(19:00KICK OFF/熊谷陸)
スカパー!生中継 Ch181 18:50〜(解説:セルジオ越後、実況:飯島誠、リポーター:萬代裕子)
☆勝敗予想ゲーム
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1点で火が付き、圧倒的なアウェイの雰囲気は醸成された。スタジアムと選手が渾然一体となって襲い掛かる。その勢いに栃木SCは抗いきれなかった。あっという間に2点差は引っ繰り返される。残り15分で3度もゴールネットを揺らされ、コンサドーレ札幌から星を奪い損ねた。栃木にとっては悲劇的、札幌にとっては劇的な結末を迎えた一戦から1か月も経たぬ間に両者は再び交わる。
第13節、札幌に喫した2‐3の逆転負けに代表されるように、栃木は第1クールで4試合も先行しながら逃げ切りに失敗。そのため勝点は当然ながら積み上がらず、下位に沈み続けた。終盤の失点が響き、クロスゲームを勝ち切れない。そんな第1クール17試合を終了した時点で、「月謝を払うのは第1クールだけにしよう」と松田浩監督は選手達に伝えた。
迎えた第2クール初戦の相手は、第12節に0‐4と思わぬ大差で敗れている同期のカターレ富山。不安定な立ち上がりも、身を挺して失点を許さずに持ちこたえたことで、ロスタイムに歓喜を呼び込んだ。内容は芳しくなかったものの、富山にきっちりとリベンジを果たしたことは意義深い。これまでロスタイムに失点していたが、逆にカウンターからゴールを決めて勝ち切った。1勝で過去が全て清算できるほどサッカーは単純ではないが、悪癖を克服するには良薬となったはずである。18試合目にして初めてドラマティックな勝利を収めたことは、経験値として蓄積され、“若いチーム”を進歩させるに違いない。
さらに加速して順位を上げていくには、第1クールでは成し得なかった連勝が必要不可欠。今まで都合3度もリーチをかけながら好機を逸してきた。その原因を大久保裕樹は、こう分析する。
「勝ったことで満足し、ピリピリした空気が緩んだ」
その結果として隙が生じる。最たる例が立ち上がりである。集中していても、どこかに甘さがあるのか、主導権を握るのに時間を要する。守備からリズムを作り出すチームだけに、攻め込まれているような印象を受けなくもないが、「シュートで終わらせるのはよくない」(落合正幸)。ただし、「立ち上がりが悪くても失点はしていない。悪いイメージは持っていない」と河原和寿が言うように、試合開始から14分まで失点0は誇れるデータである。「押されているイメージを持たないで、攻めさせているイメージでプレーできるか」(河原)。ポジティブに状況を捉えられるか、そうではないかでメンタル面に及ぼす影響はかなり異なる。幸いなことに試合の入り方に関して選手達はネガティブに考えていない。だが、富山戦でも窮地を招いているだけに、気を配る必要があるだろう。序盤に後手を踏むと後々まで尾を引きかねない。後半の中盤と終盤の失点数の多さは、試合の入り方の拙さと無縁とは言い切れない。
「昇格というフィルターを通せば、今は調子が落ちているのかもしれない」と松田監督は札幌の現況を見る。躓いた開幕から持ち直して4連勝するなど、ただいま12戦無敗だが、ここ3試合にフォーカスすればドロー続きで勝ち切れていない。前回の対戦で雌雄を決する決勝ゴールを叩き出したクライトンは累積警告により今節は出場停止。攻撃に緩急を付けられる核を欠くことは、得点を取りきれない今の状況からすると痛手だろう。そうなるとキリノに掛かる期待と重圧は大きくなり、その他の選手もより一層のハードワークが求められることになる。しかし、中核不在でも個々の能力は高く、空中戦にも長けており、栃木戦で挙げた3点の中2点は良質なクロスからだった。素早い攻守の切り替えからキリノを背後へと走らせ、サイドからは質の高いクロスを供給して高さで勝負を挑み、ブロックを打ち破りたい。
第2クールを松田監督は、「自分達へのリベンジ」と位置付ける。先ずは大敗した富山から勝点3を取り返したことで、「第1クールとは違う自分達を見せられた」。次は札幌から勝点3を取り切ることで連勝を飾り、逞しく成長した姿をサポーターに披露したいところだろう。
試合の入り方と同様、物は考えよう。アウェイに比べるとホームでは極めて分が悪いが、札幌戦は栃木県グリーンスタジアムではなく、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場での開催となる。ホームとはいえ、アウェイに限りなく近い。ならば、幾分か勝機は高まるかもしれない。お預けになっている初の連勝を達するには、そんな風に物事をプラスに考えることも必要なのではないだろうか。
以上
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★J2クラブサポーターのみなさま!クラブへの熱き思いを旗に!
次回撮影予定は、6月7(日)の仙台と富山です。
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2009.06.02 Reported by 大塚秀毅
J’s GOALニュース
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