今日の試合速報

開幕招待
開幕招待

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第20節 水戸 vs 甲府】レポート:ひたちなかの「風」が主役となったこのゲーム。「面白みのない試合」(山本英臣)となったが、安定感で上回った甲府が勝利を手にする。(09.06.08)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
6月7日(日) 2009 J2リーグ戦 第20節
水戸 0 - 1 甲府 (13:04/ひたちな/2,306人)
得点者:37' 金信泳(甲府)
スカパー!再放送 Ch183 6/8(月)15:00〜(解説:川本治、実況:野村明弘、リポーター:佐藤愛美)
勝敗予想ゲーム
----------
 水戸と甲府というリーグでも屈指の攻撃的なチーム同士の対戦となったが、残念ながら両チームともにチャンスの少ない、「面白みのない試合になってしまった」(山本英臣)。その原因は選手だけにあるわけではない。この日の主役はひたちなか特有の「風」であった。海から吹きつける突風がピッチの上を駆け巡り、選手たちの最大の敵となった。ボールが足元につかず、ロングボールが飛び交う、お互いにストレスが溜まる展開が続いた。

 前半に主導権を握ったのは風上の水戸であった。序盤から高崎寛之めがけてのロングボール攻撃で甲府陣内に攻め入り、チャンスをうかがった。しかし、そこで甲府の強さを知ることとなる。今季の甲府を支えているのは守備力だ。ダニエルを中心とした甲府守備陣はこの日も集中力高く、水戸の攻撃に対して隙を見せることなく、落ち着いた対応で水戸の攻撃を潰した。ダニエルが高崎とのマッチアップで勝てば、秋本倫孝が中盤の底で体を張った守備を見せ、攻撃の起点を作らせず、水戸に攻め込まれながらもゴール前にボールを運ばれることはほとんどなく、ここまでリーグ3番目に少ない15失点という守備の強さを改めて証明してみせた。

守備が安定しているからこそ、強力な攻撃陣も力を発揮することができる。水戸の攻撃を跳ね返し続けた甲府は37分にカウンターからマラニョンが左サイドを抜け出し、クロスを入れる。それを「(ボールが)来ると信じて走っていた」金信泳がファーサイドで受け、落ち着いてゴールに流し込み、甲府が先制を果たした。

水戸も決して悪い試合をしたわけではない。前線から激しくプレスをかけ、それに連動するようにボランチの下田光平が中盤で厳しい守備を見せ、中盤を制圧。ここ数試合見られた消極守備ではなく、積極守備でリズムをつかんでいった。しかし、守備に力を割いた分、「攻撃の形が見えなかった」(村松潤)。ボールを奪っては高崎めがけてのロングボールばかり。風が強いためボールはぶれ、さらに甲府の守備が堅かったこともあり、完全に攻め手を失った。下田とキム・テヨンのダブルボランチも「2人とも引いてしまった」(下田)ことで攻撃が手薄に。ボールを前に送ったものの、攻撃の人数は少なく、厚みをつけることができなかった。

ここ3戦でわずか1ゴール。今季の水戸の売りであった得点力は低下している。ただ、それは攻撃だけの問題ではなく、全体の問題と言えるだろう。「仙台戦の5失点が効いている」と村松が言うように、大量失点が続いたことで、守備の比重が高くなり、攻撃力は半減しつつある。いかに攻守のバランスを取ることができるか。それこそ、これからさらに上に行くために水戸が克服しなければならないテーマである。

甲府にとっては大きな1勝だ。アウェイひたちなかの「風」に苦しみながらも、「しっかり勝点3を取って、また次につなげていけるということが非常にうれしいです」と安間貴義監督は笑みを見せた。守備陣の安定感、中盤の展開力、前線の破壊力が融合している現在のチーム力はやはりリーグでもトップレベルと言えるだろう。この日は決して内容がよかったわけではないが、しっかり勝ち点3を取るあたり、チームとして勝負強さが出てきた証拠でもある。新外国人ガウボンの獲得も決定し、さらにチーム力は向上していくに違いない。「大きなものを成し遂げるために、このまま成長を続けていきたいと思います」。安間監督は力を込めて、改めてサポーターに誓った。

以上

--------------
★J2クラブサポーターのみなさま!クラブへの熱き思いを旗に!
次回撮影予定は、6月13(土)の福岡&14(日)の札幌、栃木、C大阪です。

--------------


2009.06.08 Reported by 佐藤拓也
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着