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【J1:第14節 横浜FM vs 浦和】プレビュー:開港記念日を祝うためにも勝ちたい横浜FM。好調・浦和は高原が今季リーグ初得点を狙う。(09.06.21)

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6月21日(日)J1 第14節 横浜FM vs 浦和(14:00KICK OFF/日産ス
スカパー!生中継 Ch363 14:00〜(解説:水内猛、実況:上野晃)
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今節と次節・ガンバ大阪戦に限り、横浜F・マリノスは、いつもと違う『戦闘服』を身にまとう。横浜開港記念日(6月2日)に合わせ、青と白の横縞のユニフォームを2試合限定で着用するのだ。開港150周年を盛り上げるべく、重要な2試合のために用意されたユニフォームに水沼宏太は、「カッコイイ。他の選手からの評判もいいですよ。これを着て負けられませんね」と、胸を高ぶらせていた。
また、今節の相手は浦和レッズ。両チームの多くのサポーターが日産スタジアムに押し寄せ、熱視線が向けられる。選手たちのテンションは最高潮になるだろう。

両チームの調子は上向きと言える。ヤマザキナビスコカップ予選リーグの直近3試合で横浜FMは2勝1分け。浦和は3連勝を収めた。特筆すべきは得点力。横浜FMはその3試合で3得点ずつを上げ、9得点を量産した。一方の浦和も大宮アルディージャに6対2で大勝したほか、同じく3試合で計9発を叩き込んでいる。

横浜FMのFWで好調なのが渡邉千真。ヤマザキナビスコカップ3節・サンフレッチェ広島戦からの4試合で計4得点をマークした。5節、6節では念願だったアウェイ戦でのゴールを決め、吹っ切れた感がある。本人は「落ち着いてシュートが打てる場面が増えてきている」と、その要因を語っていた。
一方、浦和の攻撃陣では、高原直泰が本来の姿を取り戻しつつある。ヤマザキナビスコカップでは2戦連続ゴール中。今季リーグ戦ではいまだ得点がないだけに、モチベーションが高そうだ。

両チームは、3月29日にヤマザキナビスコカップで一度対戦している。結果は横浜FMがポンテにPKを決められ、0−1で敗れた。しかし、代表選手が不在だったとはいえ、内容では横浜FMの方が良かったはず。その証がシュート数。22対8で大きくリードしていたのだ。
ただ、あれから浦和は進化している。その象徴が山田直輝である。浦和はポンテがケガで欠場濃厚だが、この若きダイナモを横浜FMが止めること。それが白星への近道となるだろう。
そこでカギを握るのが、兵藤慎剛の動き。山田直は運動量と動きの質の良さが武器だが、兵藤もそれに対抗できる走力とクレバーさをもつ。彼が質をともなった走りで山田直に負けず、中盤のポゼッション率を高めてほしい。

また、その山田直へ対抗心を燃やす選手が横浜FMに2人いる。FIFA U-17ワールドカップ 韓国2007などで同じピッチに立った水沼と、山田直と同い年の齋藤学だ。
「ずっと一緒に戦った仲間として、直輝がA代表に入ったことはうれしく思う。だけど負けてはいられない。試合に出たらJ初ゴールを狙う」(水沼)「小学6年生のトレセンの頃から直輝とプレーしている。彼の活躍は刺激になる。自分はとりあえずJ初得点を狙うだけです」(齋藤学)
かつての『戦友』へのライバル心は相当なもの。今回2人はリザーブかもしれない。だが途中出場した際には、それが活力になることを期待しよう。

以上

2009.06.19 Reported by 小林智明(インサイド)
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