6月21日(日) 2009 J2リーグ戦 第22節
岡山 0 - 0 岐阜 (16:03/岡山/4,218人)
スカパー!再放送 Ch182 6/22(月)14:30〜(解説:佐藤慶明、実況:川崎祐一、リポーター:守口香織)
☆勝敗予想ゲーム
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90分間を通して両チームの力は拮抗した。出場停止明けの菅和範が戻った岐阜に対して、岡山は青木孝太を1トップに、喜山康平を今季初のボランチに据えた4-2-3-1の布陣で臨んだ。ともに最終ラインを高めに設定し、コンパクトなフィールドで、岡山はショートパスとドリブルを効果的に使い、岐阜はパスをカットし速攻を仕掛ける。シュート数は岡山が11本、岐阜が8本。しかし、どちらもゴールをこじ開けることが出来なかった。
最初にスタジアムを大きく湧かせたのは、岡山だった。前半7分、喜山、妹尾隆佑のワンツーから、喜山がタメを作り、青木のヘッドに合わせたシーンだったが、青木のシュートは左ポストにはじかれてしまう。26分、今度は岐阜がコーナーキックから、嶋田正吾が岡山のクリアボールを拾い、菊池完につないでシュート。しかし、これもゴールポストに跳ね返される。それぞれの決定的なチャンスは実らず、互いを助ける形でスコアレスのまま前半を終える。
「前半は、裏への飛び出しが機能したが、後半にはケアされてしまった」(岐阜・菅)。佐藤洸一、西川優大の2トップをターゲットにした岐阜のシンプルな攻めに対して岡山は、喜山とダブルボランチを組んだ竹田忠嗣をはじめ、バランスを保ちながら流動的な動きがとれていた。センターバック野本安啓と5試合ぶりのスタメンとなった金廣閔は固い壁を作り出し、GK李彰剛は、広い守備範囲を守り抜いた。
攻撃面では、ゴール前の個人技、工夫は岐阜の方が上だった。しかし、フィニッシュの精度はイーブン。後半はさらにスピードを増してぶつかり合ったが、ゴールが決まらない。岡山は青木が引き付け、妹尾が切れのあるドリブルで飛び出していく動きと、喜山を起点としたサイドチェンジ、また澤口雅彦、尾崎雄二の両サイドバックのアグレッシブな攻撃参加というバリエーションを使い分けた。さらにトップ下の保坂一成に代えて、初出場の小寺優輝、そしてFW・武田英明、西野晃平を投入し、攻撃のカードはすべて使い切ったが、結果としては7試合連続無得点。ディフェンダーの集中力がどこまで持つか心配になってくる。
試合終了後、こんな声が聞こえた。「これは岐阜の負け試合だな…」。岐阜が勝ちにきた試合で、スコアレスドローという結末は、岐阜にとっては確かに負け試合かもしれない。それは同時に、岡山は勝てる試合を落としたということになる。岡山の得点チャンスのほとんどのシーンに絡んだ妹尾は、試合終了後、「得点に絡みたかった」と呟き、得点につながらない活躍を認めなかった。3日後に水戸戦を控えた岡山にとっての今日の収穫は、久々の勝点1、ではなくて、「すり抜け」スキルの高い新戦力・小寺の登場か。
以上
2009.06.22 Reported by 尾原千明
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第22節 岡山 vs 岐阜】レポート:コンパクトなフィールドを舞台に繰り広げられた均衡したゲーム。両チームとも、勝点1に納得はできない。納得してはいけない。(09.06.22)
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