6月24日(水)J2 第23節 札幌 vs 横浜FC(19:00KICK OFF/札幌厚別)
スカパー!生中継 Ch180 18:50〜(解説:大森健作、実況:宮永真幸、リポーター:岡本博憲)
☆勝敗予想ゲーム
----------
6月も終盤に差し掛かり、リーグ戦も中間地点へと近づくこの23節では勝点32で7位につける札幌と同14で17位の横浜FCが、札幌のホームである厚別公園競技場で対戦する。
札幌はどうも煮え切らない状況が続いている。良い形でチャンスを作り、リードを奪いながらも追加点を決め切れなかったり、守備でのちょっとしたミスが失点につながってしまい勝ちきれずにいるのだ。
前節もそうだった。首位の湘南を相手に、先制点こそ奪われながらも後半から攻撃的な姿勢をより打ち出して逆転。そのまま逃げ切るかと思われたが、終盤に僅かな隙を作ってしまい再逆転負け。こういった試合が続いてしまっているのだ。攻守の切り替えを意識し、組織としても連動しておりサッカーの質は決して悪くない。ミッドフィールドではどの相手と戦っても圧倒することができている。だが、勝敗に最も直結する両ゴール前でのプレーにリアリズムを欠き、勝点を取りこぼしてしまっている。わかりやすく言えば「シュートが入らない」「危険なエリアでのイージーミス」がせっかくのゲーム内容をフイにしてしまっているということだ。
ただし、攻撃に関しては決定機を幾つもつくっているし、守備についても安定感はある。守備に関していえば、前述の湘南戦でも2−1のスコアの時間帯というのはマークの受け渡しもしっかりしていたし、選手間の距離も問題はなかった。にも関わらず一瞬のエアポケットがあったり、センターバックの趙晟桓が外に開いた際のクリアボールが相手に渡ってしまい、中が薄くなったところを突破されてしまった。
これはもう、戦術がどうという領域を超えてしまっている印象である。ゲーム運びの拙さと言ってしまえばそれまでだが、他のJ2チームさらにはJ1を見ても、ゲーム運びの拙いチームというのはいくらでもある。札幌がこの状況を乗り越えるには、やはり我慢強く戦い続けるしかないだろう。
一方の横浜FCもなかなか連勝が出来ずに、流れを掴めていない。ただし、前節の徳島戦では敗れはしたものの「自分達を表現できた」と樋口靖洋監督は手応えは掴んだ様子だ。「前に行く意識をしっかり持ちながら、あるいは中盤でボールを動かしながら多くのチャンスを作れた」とも話しており、勝ち星こそなかなか増やせないものの、試合を重ねるなかで内容を徐々に良化している様子である。あとは勝負を決めるための一歩を踏み出したいところだ。
こうして見ていくと、順位などは異なるが、あと一歩が足りず成績につなげられていないチーム同士の対戦と見ることができるだろう。水曜日の試合ということでフィジカル的には難しい日程だが、厚別競技場のナイトゲームは涼しい。あと一歩を掴むべく、両チームがタフに走り回る試合になりそうだ。
以上
★【J2 応援企画!】熱き思いを旗で示せ! J2ゲーフラヶ原の戦い
6/27(土)は愛媛と横浜FCのゲーフラを取材予定です。
2009.06.22 Reported by 斉藤宏則
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第23節 札幌 vs 横浜FC】プレビュー:あと一歩を踏み出したいチーム同士の対戦。厚別競技場での涼しいナイトゲームで、双方がタフに走り回る!(09.06.23)
- 終盤戦特集2025
- アウォーズ2025
- 明治安田J1昇格プレーオフ2025
- 明治安田J2昇格プレーオフ2025
- J3・JFL入れ替え戦
- AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25
- AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25
- はじめてのJリーグ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- 明治安田Jリーグ百年構想リーグ
- 2025 月間表彰
- 2025 移籍情報
- 2025 大会概要
- J.LEAGUE FANTASY CARD
- 2025 Jリーグインターナショナルユースカップ
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE














