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【AFCチャンピオンズリーグ 鹿島 vs ソウル】プレビュー:若き韓国代表のキ・ソンヨンなど要注意選手が多数揃うFCソウル。鹿島が今季最大の決戦を迎える。(09.06.23)

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6月24日(水)AFCチャンピオンズリーグ 鹿島 vs ソウル(19:00KICK OFF/カシマ
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試合速報 | ホームゲームチケット情報 | 決勝戦は11月7日(土)に国立競技場で開催!
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今年からレギュレーションが変わり1試合のみで行われるラウンド16の戦い。過密日程に悩まされながらも、苦労してグループリーグで1位を手に入れたのは、この一戦をホームで戦うためだった。また、昨シーズン、Jリーグでは連覇を達成したものの、決勝トーナメント初戦でアデレード・ユナイテッドに敗れた。
「決勝トーナメントで悔しい思いをした。その壁を破りたい」(青木剛)
それが、この試合を前にした多くの人に共通する想いだろう。

対戦するのはFCソウル。現在、Kリーグで得失点差で2位につけ好調を維持するチームだ。エースストライカーは10番を背負う、セルビア・モンテネグロ代表のデヤン・ダムヤノビッチ。ACLグループステージでは、6試合すべてに出場し4ゴールをあげた。ベスト16に滑り込んだ、最終節のG大阪戦でも起死回生の同点弾を決めチームの柱となっている。
ただ、強烈なのはむしろ韓国人選手たちだ。7番のキム・チウは怪我で出場できないようだが、ボランチの21番キ・ソンヨンと、右MFの27番イ・チョンヨンという現役韓国代表選手が名を連ねる。特に弱冠20歳で韓国代表のボランチを務めるキ・ソンヨンはスケールの大きなプレーが特徴。欧州のビッグクラブも注目する逸材だ。

FCソウルはG大阪とグループリーグが同組だった。FCソウルのホームで対戦したときは、韓国チームらしく、中盤の主導権争いは激しく球際の戦いは熾烈を極めた。中盤を司る小笠原満男も、球際での争いに覚悟を見せた。
「接触は多くなると思う。そこで戦えないと苦しくなる。Jリーグよりも球際の激しさはあると思います。レフリーも流すしね。そこで逃げたりすると試合は苦しくなる」
青木剛、本山雅志、野沢拓也とともに、流動的でありながらバランスの取れた中盤を持ち味としているだけに、全員が戦う姿勢を見せることが必要になってくるだろう。さらに勝負は一度きり。この試合だけで、次のラウンドへの進出チームが決まる。
「ここというときに、パフォーマンスを発揮できるのも能力。わりとそういう試合は好き」
チームの大黒柱は、これ以上ない頼もしい発言を残してくれた。

昨日、練習を休んだ岩政大樹も、この日はフルメニューをこなした。大岩剛がアキレス腱を痛めている関係でベンチに入れないが、それでも新井場徹、中田浩二、ダニーロ、大迫勇也、田代有三とベンチに座っている選手とは思えない層の厚さを誇る。特に、最近は田代が絶好調。急角度のターンなど、練習でもキレのある動きを見せ、ゴールを狙う迫力が戻ってきた。

繰り返すが、このラウンド16はたったの一度きり。ここで勝利をおさめられなければ先はない。
「非常に大事な試合。全員で勝ちましょう」
オリヴェイラ監督からサポーターへのメッセージだ。

以上

2009.06.23 Reported by 田中滋
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