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【AFCチャンピオンズリーグ G大阪 vs 川崎F】G大阪側プレビュー:アジアチャンピオンのプライドに懸け、G大阪が万全の体制で勝ちに行く!!(09.06.23)

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6月24日(水)AFCチャンピオンズリーグ G大阪 vs 川崎F(19:00KICK OFF/万博
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-☆試合速報 | ホームチケット情報 | 決勝戦は11月7日(土)に国立競技場で開催!
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 決戦の時が迫っている。昨年、2度目の挑戦となったAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で悲願の優勝を成し遂げたG大阪でさえ『ラウンド16』の戦いは未知の世界(※今季よりルール改正)。ただ分かっていることは、一発勝負で勝敗が決まる決戦だということ。しかも、今回『ラウンド16』に進出したチームのうち、同国同士の対戦が強いられるのは東地区では『ガンバ大阪vs川崎フロンターレ』のカードだけ。大会規定により、グループ予選で1位通過をしたチームに「ホーム戦」の権利を与えられるということから、グループ1位通過はG大阪にとって、大会前のまずもっての目標であり、それを実現する形とはなったが、川崎Fが最終節で敗れたことでHグループ2位に。その結果、ホームに川崎Fを迎えることとなった。

 そもそも、G大阪が1位通過を目指したのは、「ラウンド16でのホーム戦の権利を得たい(MF遠藤保仁)」という思いがあってのこと。だが、残念ながら同じJクラブ同士の対戦ではさほどホームの利があるとは思い難い。実際、J1リーグの試合を見ても然りで、移動等を踏まえて考えても海外ほどホーム、アウェイの戦いに差がないのが現実だ。西野朗監督も言う。「1位通過をしたらホームでやれるというアドバンテージを得られると思っていたが、相手が川崎Fとなった今、ホームのアドバンテージが強いかといえばそうではない。海外のチームが相手なら確かに『ホーム』でやれることはかなりのアドバンテージだが、Jリーグでもそうであるように、日本のチーム同士ではホーム、アウェイはさほど変わらないのが現状だろう。そういう意味では僕らが意識すべきは、相手を考えてのアドバンテージではなく、自分たちがホームでやれるという ことのアドバンテージ。サポーターもいつもと同じように応援してくれるし、いつものピッチで戦える。それを大事に考えたい」

 ただ、参考までに川崎FがJ2からJ1リーグに復帰した05年以降のG大阪戦のリーグ戦におけるホーム戦の勝率を振り返ると、05年が11勝3分3敗(*うち1勝は金沢でのホーム戦)、06年が12勝4分1敗(*うち1分は金沢でのホーム戦)、07年が12勝3分2敗、そして昨年が8勝5分4敗。いずれもホーム戦で強さを示しているのは見ての通りで、しかも、その4年間における対川崎戦は一度も負けていない(3勝1分)。更にいえば、川崎Fが05年以前に唯一、J1リーグで戦った00年も2-2と分けており、つまりはJ1リーグの舞台でのホーム戦は一度も負けていないというデータもある。

 そうした過去のデータを選手が意識しているかどうかは別として、選手たちにとっての『ホーム』戦は、サポーターの後押しを受け、いつも以上に力を発揮できる一戦でもあることは間違いない。だからこそ、この万博競技場で、「絶対に勝つ(DF加地亮)」を合言葉に、サポーターと一つになって2年連続の『決勝トーナメント』進出を決めたい。
「失点したくないというのはお互いにあるので多少慎重になる部分もあるかもしれないけど、アグレッシブに戦いたい。出来る限りボールを支配して先に点を獲りにいければと思う(MF遠藤)」

 さて、先のリーグ戦では多くの主力が不在の中、0−2と敗れたG大阪だが、決戦を前に、好材料は揃っている。その新潟戦で今季の『Jリーグ開幕』を迎えたDF加地亮(第1節に途中交代)、MF二川孝広が、プレーにおいてもフィットを見せ、要所要所でらしい輝きを魅せた。そして新潟戦を欠場したDF山口智、MF遠藤、MF明神智和がピッチに戻ってくる。更に言えば、ACLのグループ予選では8ゴールを決めているFWレアンドロも時間の制限はあるかも知れないが復帰の可能性が高く、万全の体制で試合を迎えられそうだ。
但し、顔ぶれは揃っても現在課題として抱える『得点力不足』が解消されなければ勝利は手に入らない。リーグ戦では現在3試合連続して『無得点』と深刻な状況に陥っているG大阪だが、何度も対戦し、研究され尽くしてる川崎Fに対して、いかに攻撃の形を作り出し、ゴールを奪えるか。相手を受けて立つのではなく先に仕掛けられるか、だろう。
「失点したくないというのはお互いにあるので多少慎重になる部分もあるかもしれないけど、アグレッシブに戦いたい。出来る限りボールを支配して先に点を獲りにいければと思う(MF遠藤)」

 川崎F戦直前の22日、23日は2日連続で異例の非公開練習を行い、団結力を高めたG大阪。それも全ては、Jクラブ史上初の『ACL連覇』を狙うため。昨年のアジアチャンピオンが、ここで姿を消す訳にはいかない。そのプライドに賭け、昨年味わった大きな喜びにたどり着くまで、絶対に。

以上

2009.06.23 Reported by 高村美砂
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