2対1の水戸の勝利で終わった第22節水戸対草津の北関東ダービー。印象に残ったのが、6分の高崎寛之の超ロングシュート。ゴールから約30mの位置で後方からのパスを胸で受けた高崎は振り向きざまに左足を振りぬくと、ボールはGKの頭上を抜き、ゴールネットに突き刺さった。水戸の歴史に刻まれるスーパーゴールだった。
　しかし、この日はそれ以上に驚愕させられた出来事があった。それは試合会場に用意された記者席の数。用意されたのは白い木製の長机ひとつ。4人座るのが精一杯という状態であった。
　Jリーグが行われるどんなスタジアムでも最低20席近くは確保されているもの。水戸のホームスタジアムである笠松でも20席ぐらいはある。4席というのは、これまで自分が見てきた中で最少であった。
　とはいえ、本当に驚かされたのはそれから。会場に着くなり、たった4席で記者は座りきれるのか…と不安を抱いたものの、なんと試合開始時に席についた記者はちょうど4人！この状態をクラブが見越しての4席だったのか！先を見通し、無駄を排除する姿勢は圧巻。これぞ、地球に優しい省エネ運営だ……って、ちょっと違うかな？

以上

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2009.06.26 Reported by 佐藤拓也