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【J1:第15節 新潟 vs 名古屋】プレビュー:連勝を目指す新潟は、代役の中野洋司、千葉和彦がキーマンに。名古屋はACLベスト8入りの勢いで難関突破を狙う。(09.06.28)

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6月28日(日)J1 第15節 新潟 vs 名古屋(16:00KICK OFF/東北電ス
スカパー!生中継 Ch180 15:50〜(解説:古俣健次、実況:須山司、リポーター:鈴木英門)
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新潟は前節、G大阪を下して2位に浮上。ただ、その代償として左サイドバックの松尾直人、センターバックの永田充が故障で長期離脱となった。名古屋戦では左サイドバックに中野洋司、センターバックに千葉和彦が入る見込み。2人のプレーに守備の安定がかかってくる。

名古屋はACLで水原を下し、勢いをつけた。アウェイで勝点3を挙げ、リーグ戦の浮上につなげたい。

中野に気負いはない。「いつもと同じ。普段通りにやるだけです」。名古屋戦では、リーグ戦で今季3度目のスタメン、左サイドバックが濃厚だ。第11節山形戦、続く第12節神戸戦と連続スタメンで、チームは2連勝。前節のG大阪戦は前半途中からの出場で、アウェイのG大阪戦の初勝利に貢献した。出番があると、必ずチームが勝利を収めている。自分のプレーを出し切れば、貢献できるという手応えをひそかに感じている。G大阪戦は故障した松尾に代わって、1-0の状況で出場した。「まずしっかり守ることがはっきりしていた。自分の持ち味を出しやすかった」。戻りの速さと1対1の守備には自信がある。攻撃陣にタレントがそろう名古屋に対しても、G大阪戦同様に長所を発揮することには変わりない。「簡単に抜かせないようにする。それができなければ自分が出る意味がないですから」。中野と名古屋のサイドバック阿部翔平は筑波大の同期。「アイツにサイドチェンジはさせません」と、笑顔の中に闘争心もチラつかせた。

新潟の左サイドバックは激戦区。開幕時は新外国人選手のジウトンが務めていたが、故障と不調が重なって離脱。安定感のある松尾直人はG大阪戦で右ひざを故障した。中野にはチャンスが巡ってきた感があるが、「いつ出てもいい準備をしてきた。特に気持ちを高める必要もないです」。ここで連勝すれば、一気に勢いがつく大事な一戦。平常心で自分の役目を果たし、チームと自身の飛躍につなげる。

千葉は今季のリーグ戦初スタメンになる。本来はボランチだが、G大阪戦では永田の負傷後に途中出場。「練習試合でもやっているので」とセンターバックに違和感はない。名古屋戦前の練習では相方の千代反田充とコミュニケーションを取ることを重視してきた。新潟は昨季よりもコンパクトな陣形を保っているため、ラインの上げ下げのタイミングを特に重視。「やりがいがある」と自信を深めた。

昨季はボランチとしてシーズンを通してレギュラーを張った。4-3-3のシステムを採用した今季、中盤の人数が減ったのに伴って出場機会も減った。ここまで途中出場で5試合出場にとどまっている。ストレスはあった。「それを解消するのもサッカーしかないので」と気持ちは切らさなかった。チャンスをものにする自信はつけてある。

名古屋は24日ACL水原戦で、準々決勝進出を決めた。中3日とコンディション的に不安はあるが、勝利の勢いを持ち込めることは大きい。
故障で離脱中だった。マギヌンが復帰する可能性が高い。そうでなくても、ダヴィ、玉田圭司、小川佳純ら突破力のある選手がそろう。素早い攻守の切り替えと連動性でゴールを狙う。新潟の鈴木淳監督は「マークの受け渡し、守備の集中が必要」と選手にはG大阪戦以上の守備の堅実さを求めている。
新潟のホームでの対戦は2005年から新潟の4連勝中。名古屋にとっては相性のいいカードではないが、個々の動きと組織のプレーを兼ね備えた今季、過去のデータは関係ない。

どちらも攻守の連動性、組織力がポイント。局面での集中力の高さがチャンスをものにすることにつながり、一瞬の油断が致命傷になる。

以上

2009.06.27 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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