7月15日(水) 2009 ヤマザキナビスコカップ
浦和 2 - 1 清水 (19:30/埼玉/21,271人)
得点者:24' 田中マルクス闘莉王(浦和)、48' 枝村匠馬(清水)、60' エジミウソン(浦和)
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「プロになって初めて…。絶対ボールを取られない、ドリブルしたら絶対にいけるなという感じがした。ユースのときは大体そうだったが、プロになっては初めてだった。すげぇ楽しかった」
左サイドを幾度も切り裂き、迷いなくゴールにシュートを打ち込み続け、この日は先制点につながるPKを獲得してもみせた浦和の背番号24。「あいつがミスしても俺が取り返してやるという気持ちでやらせてあげたい」(田中マルクス闘莉王)。チームメイトや指揮官が宝物のようにその成長を慎重に見守る“恐るべき18歳”は、圧倒的なパフォーマンスで存在感を放ち続けた。「何も意識していないときが一番いい」。好調の要因を問われ、そう続けた原口元気は、今、充実のときを迎えつつある。
この日の浦和は、原口を筆頭にサイドからの攻撃を有効に使い、清水を蹂躙。ワンサイドゲームと化した前半に1点しか奪えなかった課題は残ったものの、好調のチームは引き続き成長を続けていることを示してみせた。
そして、「原口が頑張ってくれたので、やりやすかった」と話したのは高橋峻希。この日フォルカーフィンケ監督から名指しで称賛を浴びた19歳の“新米”サイドバックは、日に日に成長していく自らの出来に自信をつかみながらも、「ここで満足していたら天狗になる」と上を向くことを止めてはいない。原口と高橋、シーズンの半ばを迎えて飛び出してきた浦和が誇る左サイドの矛たちは、瞬く間に相手の脅威になろうとしている。
一方、浦和を前にアウェイ清水は試合の入り方に失敗した。「どうしてかな」(長谷川健太監督)という出来に終わった前半。あまりにも緩い守備を前にサイドを蹂躙され、次々と浦和にチャンスを作られると、攻めても前に進めず、ほとんど相手陣内に押し入ることすらできなかった。後半に盛り返し、枝村匠馬の巧みなボレーで一度は追い付いたものの、再度勝ち越しを許し、あえなく敗戦。とはいえ、「最低限、アウェイゴールを取ることができた」という長谷川監督の言葉もまた事実なだけに、決して下を向く必要はないだろう。
試合後、凱歌を上げる浦和サポーターを横目に、清水サポーターが見せた準々決勝第2戦での逆転勝利に向けた選手たちへの後押しは、なんとも不気味な雰囲気を漂わせた。浦和にとって、結果はあくまでもアウェイゴールを奪われての1点のリード。フィンケ監督も示唆するように、29日(水)の第2戦も熾烈な戦いになることは間違いなさそうだ。
ただ、この日のゲームで公式戦4試合連発の合計5得点を挙げたブラジル人ストライカーの顔には、溢れる自信が滲む。彼の元には今、まるで自然と吸い込まれるようにボールがこぼれていく。浦和のサッカーと完璧にフィットし始めた“エース”エジミウソンの存在は、浦和のすべての不安をかき消すほどに、眩い輝きを放っている。
以上
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