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【J2:第33節 栃木 vs 横浜FC】プレビュー:ホーム連戦連勝に向けた第一歩の横浜FC戦。栃木はダービー以上の強い気持ちで勝点3を掴み、前節のモヤモヤ感を払拭する。(09.08.09)

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8月9日(日)J2 第33節 栃木 vs 横浜FC(18:00KICK OFF/栃木グ
スカパー!生中継 Ch184 17:50〜(解説:セルジオ越後、実況:篠田和之、リポーター:萬代裕子)
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※オートプレーの為、実際のメンバーと異なる場合があります。また一部選手はエディットして作成・追加しています。ご了承ください。
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前節の岐阜戦を端的に表現しているのが、松田浩監督のコメントだ。
「すっきりしない試合」
モヤモヤした感情は尾を引いた。

1−1で迎えた最終盤、栃木はCKとFKの好機を得た。勝点1を守るのか、それとも勝点3を奪い取って帰るのか。即座に判断を下さなければいけない状況で、ピッチ内だけでなく、ベンチも意思統一が図れていなかった。結局、CKのキッカーはショートCKで時間を稼ぐことを選択し、ペナルティエリア内で待ち構えていた選手達はボールが供給されてくるのを待つというズレが生じた。

混乱を招いた原因は、アウェイであったこと、PKから同点とされた流れが悪かったこと、退場者を出してしまい数的不利に陥っていたこと、DFながら得点力の高い大久保裕樹が負傷退場していたこと、とひとつではない。つまり、かなり特異な状況にさらされた中で、決断を迫られたことになる。岐阜戦から一夜明けて、「基本的にCKは蹴るべきだと思う」と松田監督は言う一方で、「本当に難しい判断」だったとも言った。そして、「若(若林学)も、裕樹(大久保)もいない。ほとんど(空中戦で)負ける可能性が高い。CKからカウンターを食らって失点する可能性もあったわけだから、それ(勝点1の選択)もありかな」と続けた。

チャレンジャーという視点に立てば、望みが薄くとも決勝ゴールを狙って欲しかった。セットプレーは数的不利がほとんど関係なく、岐阜戦に限って言えばCKとFKが高い確率で好機に繋がっていた。また、岐阜は本調子に程遠く0−1で敗れた開幕戦のリベンジを果たせるだけの芽もあったのだから、勝利することでリスタートとして欲しかった。これが偽らざる本音だ。

玉砕覚悟で勝利を掴みに行くことが正しかったのか、引き分けに持ち込んだ今回の判断が正しかったのか。意見は分かれるが、正解などない。ならば、答えの出ない問題に頭を悩ませるよりも、「勝点1の意味を分かってもらうために、次のゲームが大事になる」と河原和寿が言うように、横浜FC戦に目を向けた方が賢明だ。試合後、サポーターから頂戴した厳しい言葉には、「今日よりもいいものを出して納得してもらうしかない」(米山篤志)。

久々に先制できたことは岐阜戦の収穫だった。序盤に押し込まれながら耐え凌ぎ、「いい守備からのいい攻撃」というチームコンセプトに則り、本橋卓巳が今季初ゴール。PKから失点を喫するも、試合運びと守備には安定感があった。試合を振り出しに戻されても動じることなく、むしろカウンター機会を数多く作り出した。それだけに、追加点が取りたかった。中3日での修正ポイントに挙がったのは、カウンターの精度。仕掛けられているが、フィニッシュに至れていないのは、出し手と受け手の双方に問題があるからだ。だが、河原は「悲観することはない」と言う。「カウンターに人数を掛けられたら相手にとっては嫌だと思う」と話すように、複数でゴール前に迫れるようになっているのはいい傾向。あとはパスの選択とタイミングを合わせるだけだ。その作業は難しいが、繰り返し打ち続けるしかない。故障明けの稲葉久人はベンチからのスタートが予想されるが、スピードに長ける稲葉不在でも良質なカウンターを打ち込みたい。

『ハマナチオ』を彷彿とさせる堅守で、仙台を前節1−0で下した横浜FCは最下位から脱出。数的不利に立たされても、早川知伸を中心とした守備陣は体を投げ出し、ゴールを死守した。殊勲の決勝弾を突き刺したのは、栃木に在籍経験のある難波宏明。第1クールでは無念の負傷交代となり、古巣に恩返しが出来なかっただけに、「グリスタ」での試合に闘志を燃やしているに違いない。流通経済大学の後輩、赤井秀行とのマッチアップは見物で、先輩としての意地も懸っている。難波のゴールをFKからアシストした小野智吉と、加入して間もない元韓国代表の安孝錬は、縦方向ばかりだった攻撃にタメを生み出すことで落ち着きと幅をもたらしている。遅攻になっても攻め切れるようになったのは、小野と安の存在が小さくない。粘り強い守備と厚みの増した攻撃で今季初の連勝を狙う。

勝点1を持ち帰ってきたが、18位の横浜FCが勝利したことで、栃木は最下位に転落した。勝点1に様々な意見が噴出したのは、おそらく横浜FCと順位が入れ替わったことも無関係ではないだろう。今節は直接対決で横浜を叩ける絶好機である。「勝利以外に価値などない」。ダービー以上に強い気構えで臨み、気持ちの入ったプレーを披露しなければならない。チームを支え続けてきた大久保は長期離脱が決定的。これまでの労に報いるためにも、お見舞いとして勝点3を届けたい。

今節、次節とホーム連戦の栃木としては、横浜FCに勝ち、愛媛からも勝点3を奪い、初の連勝を今度こそ大勢のサポーターと共有したい。そのためには、横浜FC撃破が至上命題となる。

以上

2009.08.08 Reported by 大塚秀毅
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