8月23日(日) 2009 J2リーグ戦 第35節
愛媛 2 - 1 草津 (19:04/ニンスタ/2,599人)
得点者:7' 横谷繁(愛媛)、35' 赤井秀一(愛媛)、71' オウンゴ−ル(草津)
スカパー!再放送 Ch180 8/24(月)15:30〜(解説:大西貴、実況:高野勝正、リポーター:重橋秀香)
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第2クール最終節を勝利で締めくくっていた愛媛と草津。結果として、今節も勝点3を得て、第3クールで白星発進ができたのは愛媛となった。それでも試合終了間際、佐田聡太郎のシュートがクロスバーを叩いた時には、思わず前節の栃木戦を思い返し肝を冷やしたが、愛媛にとっては同じように苦しみぬいた上での勝利だった。「みんなで粘り強くサッカーをやれば結果は出てくるのかな」と望月一仁監督は試合を振り返ったが、ホームで2ヶ月ぶりの勝利をつかむため、愛媛の選手たちは90分間粘り強く戦い抜いた。
愛媛の第2クールは先制しても追いつかれ、逆転を許す展開を繰り返した。第21節の草津戦でも、この日と同じように前半で2点を先制しながら後半に追いつかれていた。しかし、今節はその時に犯した軽率なプレーはなかったし、草津に倍のシュート(16本)を打たれても、ゴール前で体を張って守り抜いた。松下裕樹が「球際や切り替えの部分で戦えていなかったし、戦術以前の問題だった」と悔しさをにじませた草津とは対照的に、局面の戦いで勝ち抜いた愛媛に勝利の女神が微笑んだ形だ。
逆に「無駄な2失点が痛かった」と佐野達監督が嘆いたように、草津にとっては前半わずか7分で追う立場に回る苦しい展開に。立ち上がり14分までの失点数11はリーグワーストという不名誉な記録を抱えているが、第3クールでも同じ課題を持ち越してしまった。試合の流れを見ればシュート数にも表れたように、草津が主導権を握っていただけに悔やまれる敗戦。大きなサイドチェンジを交え、愛媛のサイドを突きながらゴールを脅かしたものの、後半はミスも目立った。「先に2点を取られて選手に焦りもあった」と佐野監督も語ったが、パスミスだけに止まらず優位に立ったサイドからボールを入れ急ぎ、攻撃が単調になってしまったことも結果的には愛媛の守備を楽にさせてしまった。
一方で、愛媛としても「スイッチが入った時にサイドで変えられたり、ブロックがバラバラになっている時があった」と望月監督が指摘したように、課題の守備に改善の余地は残された。それでも、FW田中俊也が労を惜しまず相手のボランチを潰そうとしていたように、前線からの守備という部分ではチームの連動性が高まり、進歩のあとが随所に見られた。さらに攻撃でもサイドから崩した1点目、バイタルエリアを突いた2点目と形を変え、トレーニングの成果を示した。横谷繁、赤井秀一と2列目の選手がゴールを奪い、厚みのある攻撃を繰り出せたことも愛媛にとっては大きな収穫の1つだろう。
しかし、愛媛にとって何より大きかったのは、第1クール以来となる連勝を成し遂げたこと。アウェイ、愛媛県外での試合が続き、およそ1ヶ月ぶりとなったニンジニアスタジアムでのホームゲームで価値ある連勝を成し遂げ、選手たちも第2クールで失いかけた自信を少なからず取り戻したはずだ。2勝2分13敗と苦しみ続けた第2クールを糧に、第3クール初戦で好スタートを切った愛媛。最終クールの反撃は、ここから始まる。
以上
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2009.08.24 Reported by 近藤義博













