8月23日(日) 2009 J2リーグ戦 第35節
岡山 2 - 1 熊本 (19:03/岡山/8,677人)
得点者:22' 西野晃平(岡山)、24' 宇留野純(熊本)、28' 西野晃平(岡山)
スカパー!再放送 Ch180 8/24(月)13:00〜(解説:佐藤慶明、実況:川崎祐一、リポーター:守口香織)
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「立ち上がりからロングボールを入れてこられるのは予想外でした」と言うのは、岡山のGK李彰剛。前半、熊本はロングボールを多用し、ラインを上げて守る岡山の最終ラインの裏を徹底的につくプランだったという。そして岡山のラインが下がったところで、パスを回しながらディフェンスと中盤のギャップを狙う、という戦略。具体的な戦略を持ってゲームに臨み、プランどおりにゲームを進めたのは、熊本。しかしゲームを制したのは、「ストライカー」が存在した岡山だった。
岡山のFW西野晃平は、前節の甲府戦でも1得点を挙げ、ここ数試合は憑きものが落ちたような活躍ぶりだ。いや、ボールが枠に決まらなかった時期にも、惜しいシュートや守備的に冴えた動きは数々あったが、今日の西野は、「裏へ抜け出しながら、逆サイドに流し込むといったストライカーとしてのプレーと、くさびで起点になる動きを自信を持ってやっていた」(岡山・手塚聡監督)。22分、その西野がFKのこぼれ球に右足を振り抜いて、先制する。
しかしそのわずか2分後、FKを得た熊本は、藤田俊哉のクイック・リスタートから、宇留野純がディフェンスラインの裏へ抜け出してシュートを決め、同点に追いつく。「集中力を欠いていた。あってはならない失点」と、岡山のセンターバック野本安啓は言う。ここからの展開次第では、どちらに流れが傾くかわからない、そんな重要な時間帯に、岡山は西野の抜け出しや左サイドバック野田紘史の攻め上がりで、積極的に仕掛けていく。そして失点から4分後の28分、竹田忠嗣からのパスを、トップ下の保坂一成とワンツーでつないだ西野が、2点目のビューティフルゴールを決める。
その後は、追加点が欲しい両チームの息詰まる攻防戦となる。熊本はロングボールからパス回しと使い分けながら、岡山ゴール前に上がるが、ペナルティーエリアの前でボールを奪われ、岡山がカウンターを仕掛けるという流れが繰り返される。このゲームで、西野に並んで存在感が際立ったのは、喜山康平だ。ボランチとして最終ラインに下がって守備に献身するかと思えば、70分にはCKのこぼれ球に合わせて鋭いシュートを放つ。これはゴールバーに跳ね返されたが、決まっていれば岡山の快勝となっていただろう。
熊本は、藤田を起点にサイドを変え、内側にも入り込む流動的な動きで、再三岡山ゴールを脅かす。終盤には、カウンターの応酬となったが、終わってみれば両チームのシュート数はともに8本。岡山が逃げ切りに成功し、熊本は1つ順位を下げた。しかし試合後、熊本の北野誠監督も選手も、沈んではいなかった。「自信を持っていこう」と北野監督が語ったように、戦略を持ってゲームに挑み、中盤の競り合いにも負けなかった熊本は、すでに次節のC大阪戦を見据えている。さらに連勝を続けたい岡山も、このゲームでロングボール対策といった次節・水戸戦へのヒントを掴み、次を睨んでいる。
以上
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2009.08.24 Reported by 尾原千明













