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【J2:第48節 C大阪 vs 草津】レポート:C大阪「脱・J2」達成!ホーム長居で、草津に「乾祭り」で大勝!そして「アキ」西澤が突然の引退発表。(09.11.09)

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11月8日(日) 2009 J2リーグ戦 第48節
C大阪 5 - 0 草津 (16:04/長居/20,727人)
得点者:1' 乾貴士(C大阪)、23' マルチネス(C大阪)、60' 乾貴士(C大阪)、62' 乾貴士(C大阪)、68' 乾貴士(C大阪)
スカパー!再放送 Ch182 11/10(火)18:00〜(解説:長谷川治久、実況:谷口広明、リポーター:森田純史)
★スカパー!×ELGOLAZO×J's GOAL J2シーズン表彰2009★
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タイムアップのホイッスルの瞬間、桜色に染まったスタジアムが歓喜に沸いた。ホーム側ベンチ前ではウォーターシャワーが始まった。ピッチでは桜色のシャツを着た選手、スタッフが輪になって喜び合った。3年間の思いが結実した草津戦。5-0と圧勝したC大阪は、自力で、聖地・長居スタジアムで、J1昇格内定を決めた。

キックオフ前、すでに甲府が敗れ、湘南が引き分け、C大阪はこの草津戦に引き分け以上で3位以内が確定する状況だった。しかも、今節のC大阪は首位で臨んだはずが、試合開始時間のタイムラグから、水戸に勝った仙台が先にJ1昇格内定を決めるというねじれ現象も起きていた。何とも言えない感覚のなかで始まったC大阪vs草津の一戦。それでも、2万727人の大観衆、完全ホームの、大声援の後押しを受けたC大阪イレブンは、スタートからフルスロットルで草津に襲い掛かった。

仙台が2分で先制したのならば、C大阪はそれを上回る1分に試合を動かす。酒本憲幸が右サイドから絶妙なクロスフィード。そこに走り込んだのは、この試合に向けて「(草津の)裏を狙っていきたい」と言っていた乾貴士。その言葉通りに左サイドの裏スペースを突くと、ワントラップして技ありループシュート。これでC大阪は幸先よく先制した。

そこから乾、マルチネスらを中心に草津を攻め立てたC大阪。すると、2点目は23分、C大阪のブラジル人トリオから生まれる。リベロのチアゴが起点となり、カイオ、もう一度チアゴとつなぐと、最後にチアゴが落とした先にはマルチネス。13試合ぶりに先発に名を連ねた背番号10は後ろから猛然と走り込むと、左足一閃。強烈なミドルが、鋭い軌道を描いて草津ゴールに突き刺さった。その後、草津の逆襲も受けたが、相手の決定力不足にも助けられ、2-0で折り返したC大阪。後半になると、この試合絶好調だった乾による「乾祭り」が始まる。

きっかけは、C大阪が誇るゴールデンコンビ、乾の相棒であり、今季常にチームを牽引し続けた背番号8、香川真司が、58分にピッチに登場したこと。ケガで満足なプレーができないながらも、やはりエースの香川。彼が入った途端にC大阪の攻撃が活性化すると、香川がすべて絡んで、乾のゴールが生まれる。60分には石神直哉のアーリークロスを、62分にはカイオが左足シュートのこぼれ球を、68分にもマルチネスのスルーパスを、それぞれ乾が落ち着いて決めきった。

背番号7は今季2度目の4ゴール。途中出場の香川が「俺が決める空気じゃなかった(笑)」、西澤明訓も「あいつがひとりでワッショイやってるから、完全に乗り遅れた(笑)」というほどの、乾の独壇場となったこの試合。守備も羽田憲司、藤本康太、前田和哉らの頑張りもあって、無失点で凌いだC大阪は、最高の形で完勝し、今季の目標の1つ、「脱・J2」を果たした。

一方、「開始早々の失点で、すべてのゲームプランが狂ってしまった。決定力の差というものが、後半の失点につながってしまった」と草津の佐野達監督。しかし、「我々のサッカーを貫いた」と言うように、リスクを負ってでもディフェンスラインを高く保ち、C大阪攻撃陣を何度もオフサイドの網に引っ掛けた。「この負け、悔しさを忘れてはいけない」と選手たちに伝えたという指揮官。この記憶を胸に刻んだ草津は、残り試合に気持ちを切り替えていた。

試合後、場内一周するC大阪の選手たちやスタッフとともに、スタジアムは笑顔に包まれていたが、そこでC大阪の大黒柱、西澤が突然マイクを持つ。「今年で引退します!」 場内がまさかの発表にどよめく。しかし、「C大阪は自分の誇りです。長い間ありがとうございました」と自分の言葉で語った背番号20。万来の拍手、そして鳴り止まない「アキコール」に送られ、C大阪の一時代を築いた選手がまた1人、今季限りでピッチに別れを告げる決断をした。

西澤の花道を飾るためにも、今季最大の目標、優勝は、C大阪にとって至上命題。トップでJ1に行くことこそ、タイトルを取ってこそ、価値がある。「まだまだ気を抜ける段階ではない。チーム初のタイトルを目指して、有終の美を飾るためにも、仙台戦(11/22@ユアスタ)に向けて、いい準備をしたい」とレヴィークルピ監督。「今日以上の戦いを見せなければ仙台には勝てない」と石神。次こそが大一番。ホームラストゲーム、岐阜戦(11/28@長居)で優勝を決めるためにも、C大阪は敵地、杜の都に勝点3を取りに行く。

以上

2009.11.09 Reported by 前田敏勝
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