12月5日(土) 2009 J1リーグ戦 第34節
神戸 1 - 1 磐田 (15:34/ホムスタ/15,767人)
得点者:34' 大久保嘉人(神戸)、62' イグノ(磐田)
スカパー!再放送 Ch183 12/8(火)21:00〜(解説:相馬直樹、実況:土井敏之、リポーター:新井麻希)
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天気予報に反して、快晴だった神戸市内。屋根を開けたホームズスタジアム神戸に1万5000人以上の観衆を集めて行われた14位神戸と12位磐田の一戦は、神戸が大久保嘉人、磐田がイ グノと、日韓代表ストライカーがゴールを奪い合う展開となり、結局1-1のドロー。今季最終戦で互いに勝点1を分け合った。
「ゲームに関しては、お互いに残留が決まり、ケガ人がいたりという状況で、ちょっと予想がよく分からなかった」と神戸の三浦俊也監督が言うように、ともに残留争いから解放されたなかでの試合だった神戸と磐田。また、神戸は傷めていた腰の手術で司令塔のボッティが不在で、磐田もインフルエンザの影響でFW萬代宏樹選手、カレン ロバート、GK八田直樹が欠場していた。
そのなかで、前半攻勢をかけたのは「スタートから非常にみんなアグレッシブにやってくれて、セカンドボールも拾えて、非常に満足できる内容」(三浦監督)だったホームの神戸。磐田の高いディフェンスラインの裏スペースを狙ったロングボールを効果的に使って、相手を押し込む。そして34分には、先制点を獲得。MF吉田孝行の前線へのロングフィードを、FW茂木弘人が磐田DFと競り合うと、ボールがうまく大久保嘉人の前に。これを大久保がダイレクトで右足を振り抜いた。「思い切り打ちました」という豪快なシュートは、磐田GK吉原慎也の手の届かない絶妙のコースに決まり、エースのゴールで神戸は均衡を破る。
その後も後半にかけて金南一、吉田を起点に、前線が流動的に動いて攻め立てた神戸だったが、追加点を奪えず。すると、「あれだけ動いたので後半20分過ぎからやや疲れが出てきた」(三浦監督)ということもあり、「間延びして、局面で1対1の場面が増えて、そういうときにはすごく後手後手になった」(小林久晃)ため、磐田の逆襲を食らう。
そして、磐田は松浦拓弥を投入した3分後の62分、同点に追い付く。駒野友一の右CKからの流れで、ボールは再び右サイドの駒野へ。そこから左足で鋭いクロスが上がると、中で待っていたのは、イ グノ。打点の高いヘッドを神戸ゴールに叩きこみ、試合を振り出しに戻した。
1-1となってからは、磐田がしばらく猛攻をしかけ、それを神戸が凌ぐと、最後は神戸がホームのサポーターの後押しを受けてパワープレー気味に仕掛けていくが、ともに絶好機を迎えながらも決め切れず、勝ち越し点は奪えないまま試合はタイムアップを迎えた。
「残念ながら引き分けてしまいましたが、ただ、本当に頭を下げるような、悲観するようなゲームではなかった」と、神戸の三浦監督。指揮をとった4カ月に関しては、「ちょっとした勝点の積み重ねが、苦戦というか、降格争いをしたというのはあると思う」と振り返りつつ、「監督が2回も代わって、選手は非常に苦労するような、緊張感のあるなかで、8月の最初の2週間で選手たちは非常にいいパフォーマンスを見せてくれたと思うので、最低ラインの残留になったと思う」と、厳しいチーム状況のなかで戦った選手たちを称えた。
一方、今季について「不安的なゲームをしていた」と感想を述べた磐田の柳下正明監督。この試合では前半に課題が出たというものの、「選手たちから勝ちたいという気持ちが出て、少しずつ積極性が出て、ああいう形から点が取れた。結果的には勝点1で終わってしまいましたが、常に勝ちたいという気持ちをグラウンド上で表現できるように、これからやっていきたい」と、その目はすでに来季を見据えていた。
試合後には今季限りで磐田を退団するFW中山雅史に、磐田サポーターだけではなく、神戸サポーターからも中山を称える「ゴンゴール」コールが起こり、ホムスタは中山ワールドに包まれた。「磐田でお疲れ様というのを神戸の人からも受けるとは思っていなかったので、感謝の気持ちでいっぱい」というサックスブルーのナンバー9は、次の戦いに向けて歩み始めていた。
以上
2009.12.06 Reported by 前田敏勝













