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【J2:第51節 東京V vs 札幌】レポート:互いに持ち味を発揮した好ゲーム。最後まで諦めなかった札幌が終了間際にドローに持ち込むドラマチックな展開で、 09シーズン終了。(09.12.06)

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12月5日(土) 2009 J2リーグ戦 第51節
東京V 2 - 2 札幌 (12:33/味スタ/7,560人)
得点者:17' 井上平(東京V)、24' 永里源気(東京V)、67' 石川直樹(札幌)、89' 西嶋弘之(札幌)
スカパー!再放送 Ch183 12/7(月)11:00〜(解説:都並敏史、実況:田中毅、リポーター:右松健太/藤田大介)
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ラストマッチとなるこの試合を前に松田岳夫監督は、「今いる選手でできる最大限を表現したい」と意気込みを語っていたが、「概ね表現できた」。2点リードしながらも後半ロスタイムに追いつかれるという悔しい結果にも、就任後7試合での積み重ねが見られたゲーム内容に、指揮官は胸を張った。

7試合限定の中で、松田監督が最も強調してきたのが『全員が協力してゲームをやりきる』こと。飯尾一慶も、チーム良化の要因は「全員で守備も攻撃もできているところ」だと語っている。この試合では特に、「味方をしっかりと見ることの大切さを伝え、徹底して高めてきた」という攻撃面での連携が得点にも活きていた。

1点目は前半17分。レアンドロがドリブルで攻め上がると、井上平がパスをもらいに近寄ってく。しかし、レアンドロは井上ではなく、中央でフリーになっていた永里源気を使った。絶好のシュートチャンスでもあったが、永里はさらにゴール前に走り込んでいた井上の動きを見て折り返すと、これを井上が頭で合わせ念願のホーム初ゴールを決めた。
また、2点目の永里の好シュートも、レアンドロから出たエリア内でのパスに反応した札幌DFを、上手く体を入れてブロックした柴崎晃誠の協力あってのものだったのではないだろうか。

加えて、3試合ぶりの復帰となったレアンドロの存在は非常に大きかった。自身のシュートこそ0本に終わったが、「仲間のために助けることができて嬉しく思う」と満足そうに語っている。その個人技とキープ力の高さに、敵将・石崎信弘監督も「今日はヴェルディにレアンドロ選手がいましたが、彼のところではボールが落ち着くし、彼からの展開で2点やられている」と、会見で賛辞を送った。

メンタル面では、今季限りでチームを去る「服部のために」がチームに勢いをもたらしていたようだ。
「ハットさんには恩がある。何とか勝って締めくくりたかった。みんなもそういう思いがあった」と、富澤清太郎は話す。
また、接触プレーで前半から足に痛みを感じていたという土屋征夫だったが、交代する後半33分まで耐えられたのは「ハットともう少し長く一緒にプレーしたかったから」。
こうした思いが、試合開始からのチームの勢いにつながったに違いない。
この試合に限らず、ここ最近「仲間のために」ということばがチーム全体から聞かれるようになったこと自体が、良化されたチーム状態を証明しているのではないだろうか。

札幌も、前半のうちに2失点を許したが、「入り方は悪くなかった」(西嶋弘之)。
この試合、ボランチとしては初起用となった古田寛幸のプレーが注目となったが、前半から藤田征也へのパスで決定的場面を作るなど、配給の巧さを発揮。また、攻撃陣のシュートのこぼれ球を狙ってゴール前に走り込み、セカンドシュートを放つなど持ち前の攻撃力はボランチとしての攻撃参加にも非常に有効だった。「ベストではないですが、すごく頑張ってくれたと思います」と、石崎監督も18歳の新たな挑戦に及第点を与えた。
とはいえ、2点を追いかけなければいけない後半17分、石崎監督は古田を本来の右サイドへと移す。すると間もない22分、その古田が果敢なドリブルで仕掛けて奪ったCKから、石川直樹が1点を返した。

また、試合終了間際のロスタイムに同点に追いつくという、最後まであきらめないメンタルと体力がストロングポイントともいえる、石崎監督らしいサッカーで引き分けに持ち込んだことは、来季続投が決まっているチームにとっては大きな積み上げになったといえそうだ。

以上

2009.12.06 Reported by 上岡真里江
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