2月11日(木) 東アジア女子サッカー選手権2010
なでしこジャパン 3 - 0 チャイニーズタイペイ女子代表 (15:15/国立/3,774人)
得点者:36' 岩渕 真奈(JPN)、59' 岩渕 真奈(JPN)、85' 高瀬 愛実(JPN)
東アジアサッカー選手権を10倍楽しもう!
----------
厳しい寒さとなった11日、東アジア女子サッカー選手権の第2戦が行われ、なでしこジャパンはチャイニーズ・タイペイと対戦し、3−0で勝利した。
この日のスタメンは左サイドバックに須藤安紀子、センターバックに熊谷紗希、長船加奈、そして右サイドバックには岩清水梓が入った。ボランチは宮間あやと菅澤優衣香、左サイドに中野真奈美、右に木龍七瀬、2トップには岩渕真奈、高瀬愛実という布陣。フィールドプレーヤーは初戦のメンバーから7名を変えてのメンバー構成となった。この試合でのポイントは引いてくる相手に対してどのように仕掛けていくかというところ。それをレギュラーを狙いにいく選手たちと、ポイントになる選手とを組み合わせたチームで結果をださなければならない。選手たちにとっても、自分の持ち味を発揮するだけでなく、チームとしての動きをしっかりと見極めた展開が求められる。
試合は予想通り、日本が主導権を握り、タイペイが統率のとれた守備で対抗という形で展開する。攻撃の起点となるのはボランチの宮間だが、ほぼタイペイエリアでプレーする時間帯が多くを占めるため、どのポジションからでもスイッチを入れていく。日本はボールを完全に支配するも、バイタルエリア内では決定的な攻撃に入ることができない。スペースのないタイペイゴール前で攻めあぐねる時間帯が続く。26分のCKのチャンス。宮間のキックに中央で競ったこぼれ球に菅澤がツメるも寄せきれない。惜しい場面が続いていた36分、右サイドで相手のボールをインターセプトした宮間がDFをかわす。「岩渕が来ているのは見えていた」という宮間がラインぎりぎりのところから中央へ戻すと、「合わせただけ」という岩渕が押し込んで日本が先制する。
交代はなく始まった後半。岩渕から木龍へと良いボールが渡れば、中野からのクロスを岩渕がダイレクトで狙うなど、攻め方を工夫しながらタイペイゴールに攻め寄る。それでもゴールを奪えない展開が続く58分、佐々木則夫監督は宮間に代えて澤穂希を投入。相手にも疲労の色が見え初めていた時間帯での澤の投入で、少しずつ攻撃が流れ始めた。そして59分、左サイドの中野がドリブルで持ち込んで上げたクロスに対し、ニアに流れ込んだ木龍がDFを引き連れて潰れると、奥に走りこんできた岩渕が蹴り込んでゴール。タイペイもGKからカウンター攻撃で日本陣営に入りはするも、熊谷のチェックの前にフィニッシュまでは到達できず。
さらに追加点を狙う日本は68分に山口麻美を送り込む。79分には日本の波状攻撃が繰り出される。左サイドからのクロスに中で菅澤が競る。こぼれ球に澤がツメるもタイペイが必死にクリア。83分には菅澤からのクロスに山口が気迫のダイビングヘッドを見せるがこれもゴールならず。しかし85分、澤からのパスを受けた高瀬がフェイントで相手DFをかわすとそのままゴール右隅へ突き刺した。思わず「よしっ!」とガッツポーズが出た高瀬。日本は3−0でチャイニーズ・タイペイを下し、出場国で唯一の連勝を果たした。
この試合では岩渕、高瀬という昨年のAFC U-19女子選手権大会で優勝したチームの2トップがなでしこで結果を出した。ポストプレーにボールキープ力、そしてシュート力を持つ高瀬、アジリティを生かしたドリブルと得点能力に長けた岩渕とのコンビは絶妙だ。ピンでも、ペアでもそれぞれの個性を引き出しながら、成長できればなでしこの新たな得点パターンが誕生する可能性も高い。サッカーでキモとなるのはやはり決定力。確実に成長を続ける新しい力を感じることができる戦いだった。
以上
■なでしこジャパン次回の試合予定
2月13日(土)味の素スタジアム
12:30 チャイニーズ・タイペイ女子代表 vs 中国女子代表
15:10 なでしこジャパン vs 韓国女子代表
★チケット情報はこちら!















