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【J2:第1節 徳島 vs 草津】プレビュー:チームのスタイルに変化を見せる同士が初戦で激突。ホーム徳島は強いメンタルで納得の内容と結果を収めてその変化のスピードを加速させたい。(10.03.05)

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3月6日(土)J2 第1節 徳島 vs 草津(14:00KICK OFF/鳴門大塚
スカパー!生中継 Ch184 13:50〜(解説:田渕龍二、実況:小玉晋平、リポーター:分林里佳)
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今季のJ2はホーム&アウェイ方式による2回戦総当たり。それによって1チームの試合数はグッと減り、昨季51もあったそれが今季は一気に36にまで減る。しかしだからと言って一戦一戦の重みは何ら変わらないだろう。どのチームも昨季同様に毎試合で力の全てを尽くす姿勢をもってシーズンに臨むはずに違いない。ただ、そんな中でもやはり開幕戦だけは重みこそ同じであれ他のゲームと異なる意味合いを持つ。始動日からこの日までの約2ケ月間で積み上げてきたものをどこまで出せるかがチームにはシビアに問われるのだ。

特に今季の徳島のように自らのスタイルへ変化を出しているチームにとってすればこのオープニングゲームは余計にプライオリティの高いものと言えよう。なぜならここでの出来によって推し進める自らの変化のスピードも加速したり減速したりするであろうから。そしてもちろん徳島としては、納得できる内容でゲームを進めて結果も出し、そのスピードを加速させたい。

徳島は今季、昨季のやや守備的な印象から一新、「より攻撃的なイメージ(美濃部直彦監督)」のサッカーを掲げ目指している。またそのための補強も万全に近くなされ、得点能力の高いアタッカー・津田知宏、平繁龍一に、上質のラストボールを供給できる島田裕介と濱田武、さらにはDFの位置から駆け上がりタッチライン際を侵攻するサイドバック輪湖直樹、平島崇、橋内優也ら実力ある攻撃的選手が加わった。その上でチーム内における新旧戦力の融合もスムーズに運んでいると言っていいだろう。実際に去る2月21日に行われたプレシーズンマッチ(vs浦和)でもその一端が十分見られたのは間違いない。
しかしながら、これもそのプレシーズンマッチからのことだが、圧力が強くかかった時に自分たちの持ち味を失ってしまう一面がうかがえたのも事実。もちろん相手がJ1でも屈指の力を持つ浦和ではあったのだが、美濃部監督も「前半少しボールを動かすことを怖がっていた。サポートの遅さやアングルの付け方が悪かったりで」と振り返ったようにチームは前半には前へ行く勢いを持ち切れなかったのである。「チャレンジしよう!」という指揮官の声を受けた後半こそ前線での落ち着きと活発さが感じられたものの、そうした大きな圧力を跳ね返すパワーを自らで生み出すことが徳島に求められるのは間違いない。

となれば、この開幕戦で徳島が納得の内容と結果を得るために最も必要なものはおのずと見えてくる。それは自分たちのサッカーの遂行に集中する強いメンタル。初戦独特の雰囲気と緊張感、さらにそれによって個々に生まれるプレッシャー、また予想される草津の激しさなど、様々な要素にも平常心を失わず目の前の仕事にベストを尽くせる精神的な強さであろう。それを見せて自分たちの積み上げているものをしっかりピッチで表現していくことが徳島にとっては何より先決だ。

対してアウェイに乗り込む草津に目を向けると、こちらも徳島に似た立場に立ってこの初戦を戦うことになると言えるのではないだろうか。
草津は昨季Aクラス入りも全く夢ではないほどの実力を備えていながら安定感を身にまとえずそれを現実のものにすることは出来なかった。その安定感の欠如が激しく戦績に繋がり、結果10位に甘んじてしまったと言えよう。そこでチームは新シーズンへ臨むにあたって副島博志監督を新たに招聘。昨季のベースであったポゼッションを効果的に活かしつつ、まとまりある組織の再構築、また守備における基礎部分の徹底を図りながら刷新を進めている。また絶対的ストライカーであった都倉賢の移籍もチームに変化の必要性を持たせたのは間違いない。個の力に頼り過ぎない、ピッチ上の全員が攻守両面に深く関わる連動性を持ったサッカーへの切り替えが間違いなく不可欠となったが、キャンプなどの成果も上々であるようだけにそれへの準備は順調と言えるだろう。

最後に今季の徳島について少し触れるが、確かにチームにはファン・サポーターの期待値を高める要素が多い。成長を果たした昨季に築き上げた確かなチーム基盤、そこへ加わった質の高いオフェンス戦力、いっそう深く浸透してきたアグレッシブさへの意識─。だが、いくらプラス要素を拾い並べてもその数で勝負が決まることはない。望む勝利という結果は実際90分をファイトし、そこで対する相手より多くのゴールを奪わなければ絶対手に出来ないのである。しかもJ2は非常に難しいリーグ。多種多様なサッカーがそこには存在することから、一筋縄では勝ち切れないステージと言っていいのではないか。だからこそ、美濃部監督も「3年連続最下位のチームが昨季は補強により9位になることが出来た。では今季さらに補強して夢を叶えられるかと言えば、そんな簡単なものではない」と引き締まった気持ちを口にしていた。
その指揮官の言葉が表すように、徳島はしっかり地に足を付けこの2010シーズンに挑む。

以上

2010.03.05 Reported by 松下英樹
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