４節大分vs栃木で事件が起きた――。
昨年、Ｊ２で猛威を振るった『栃木名産レモン牛乳』をご存じだろうか。
J's GOALの水戸担当・佐藤拓也氏によれば、栃木担当・大塚秀毅氏がアウェイに乗り込む際にお土産として持ってくる『魅惑の飲み物』らしい。そして、試合前にこの飲み物を口にすると担当チームは負けてしまうというジンクス、いやＪ２の七不思議があるという。詳しくは佐藤氏のＪ２日記３月８日を参照。

この手のきな臭い話しを聞き入れない私は、大塚氏から頂いたレモン牛乳の姉妹品であろう『レモン入り牛乳キャンディー』をありがたく頂戴し、慌しい試合前のひと時を一服の清涼剤として楽しんだ。ただこの時、大塚氏の爽やかな笑顔の裏に悪魔が潜んでいたと後で気付くことになるのだが…。

試合はご存じの通り、栃木がＪリーグに参入して初となる４得点を記録して快勝した。対する大分は全く良いところなく、見事な負けっぷりであった。敗因は不透明な戦術にあり、なんぞ辛口レポートを書いたのだが、少なからずレモンキャンディーを試合前に食べたのがマズかったかなぁと悔やんでいる。

ほろ苦い記憶とともに刻まれた甘酸っぱいレモンキャンディー。今一度味わいながら、栃木にはなんて素晴らしい商品があるのかと羨ましく思った次第である。

以上

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2010.03.29 Reported by 柚野真也