3月31日(水) AFCチャンピオンズリーグ2010
メルボルン 1 - 0 川崎F (17:30/エティハド/6,011人)
得点者:60' ケビン・マスカット(メルボルン)
ホームゲームチケット情報 | 決勝戦は11月13日(土)に国立競技場で開催!
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笑顔で会見場に現れたメリック監督への最初の質問は「生き残りましたね」というものだった。川崎Fがそうであったように、彼らにとってもこの試合はグループリーグ突破に向けて大事な意味を持つものだった。時に激しく、時に狡猾に試合を進める彼らを見て、これがACLなのだと、感じさせられた。
高畠勉監督が「ホームの地の利を生かしたメルボルンのパフォーマンスがよかった」と述べる通り、コンディションに勝るメルボルンは、川崎Fの攻勢を耐え、我慢強く試合を進めていた。だからこそ、残念な試合だった。川崎Fの戦いは、過密日程も長距離の遠征も感じさせないものがあったからだ。
試合開始直後こそメルボルンの攻勢に晒されたが、運動量をベースにする川崎Fの攻撃はバリエーションに富んでおり、すぐにペースを奪い返す。11分には攻め上がった稲本潤一のミドルシュートが相手DFの足に当たり、ゴール前へ。これに黒津勝が詰めてチャンスを迎える。プロ入り後初先発となる登里享平も、チームの中に溶け込んでおり、13分には右サイドの森勇介からのサイドチェンジのボールを受けて左サイドをえぐった。「自分にもシュートチャンスがありましたし、得意の形でのパスもありました。ただ、最後のシーンで力を出せませんでした」と話す登里の表情は悔しさに包まれたものだった。
出場停止の鄭大世に代わり3トップの中央に入った黒津は、その責任に応えるべくチャンスを作り続ける。高畠監督が決定的だと表現した33分のヘディングシュートを筆頭に、シュートを確実に枠内に飛ばしていた。しかしそこにGKランゲラクが立ちはだかった。試合開始直後の相手選手のラフな、つまり勝利への強い思いが出たプレーにより出血を余儀なくされた小宮山尊信は「全部指先でしたよね」と、ランゲラクの数々のセーブに舌を巻くしかなかった。指先ででも止めたいという気持ちが、等々力での川崎F戦を欠場したメルボルンの正GKに力を与えていた。
チャンスを逃し続けた川崎Fを尻目に、メルボルンはワンチャンスをモノにする。川崎Fにとっては不運な形で与えたPKを、60分にキャプテンのマスカットが確実に決める。GKランゲラクと共に等々力でのアウェイマッチを欠場したベテラン選手が、メルボルンに大きな得点をもたらす事となった。
1点を追いかける川崎Fは、失点の1分後に黒津が素早い反転からシュートを放つが、これもGKランゲラクがストップ。攻勢を強める川崎Fは、70分に田坂祐介が決定的なシュートを放つが、これもランゲラクが指先で触って弾道を変え、クロスバーに弾かれた。
失点の2分後の楠神順平の投入に始まった交代采配は、69分のヴィトール ジュニオール、90分の木村祐志と続き、メルボルンを押し込み続けた。しかし、等々力でのメルボルンがそうであったように、メルボルンでの川崎Fは、ホストチームのゴールをこじ開けることができなかった。3分のロスタイムも終わろうかという90+3分に楠神がペナルティエリア内で折り返したボールがDFに当たり予期せぬ方向に飛ぶが、これもランゲラクが掻き出して川崎Fは力尽きた。
数多くのチャンスを生み出しながら川崎Fは得点することができず、勝点を積み重ねることができなかった。失意の敗戦の中、川崎Fのグループリーグ突破の可能性はさらに小さいものとなった。しかしその一方で、川崎Fの選手たちにACLを諦める雰囲気がないのは救いになるだろう。
「ゴール前までいけたのは収穫だと思います。最後、シュートで終わったことを前向きに考えたい」と話す稲本の言葉をかみしめて、気持ちを切り替えてほしいと思う。
以上
2010.04.01 Reported by 江藤高志
J’s GOALニュース
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