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リーグ再開後の仙台は、トライ&エラーを呼べる試合を送っている。
再開初戦のダービーは、開始直後に先制点を献上してしまうなど不安定な戦いぶり。さらに千葉直樹が「チームとして、戦う姿勢を、見ている人に感じさせられなかった」と悔やむ内容になってしまった。
そして前節の新潟戦。山形戦の反省から、序盤は手堅く相手の攻撃を跳ね返してペースを掴むと、山形戦では後半の途中投入でさほどフィットしなかった朴成鎬が、周囲のパス交換と連動を見せての初ゴールを記録するなど、明らかに内容は向上。だが、ミスからの与えなくてもよいセットプレーをマルシオ リシャルデスにことごとく決められて、ハットトリックを許すという屈辱的な敗戦に。
再開後の反攻を信じていたサポーター、そして何よりもチーム自身にとって、共に3失点での2連敗という結果は到底受け入れられるものではない。だが今は、内容の向上が勝点に結びつくことを信じ、戦い続けるしかない。
ただ、対戦相手の顔ぶれは、そうした強い気持ちになりたい仙台の側をげんなりさせるに十分、それがJ1の恐ろしさである。今節ユアスタにやって来る広島は、今乗りに乗っている状態だ。
ACL出場組として、一足早くリーグ戦を再開させた広島は、初戦のC大阪戦こそ退場者を出すひどい内容で0-5の大敗となったが、ホームでの連戦となった横浜FM戦は3-0の快勝。そして前節、埼玉スタジアムでの浦和戦を1-0で競り勝ち、意気揚々と北上してくる。
この浦和戦の決勝点は、ある意味で極めて「広島らしい」と言える得点だった。攻め上がった槙野智章から前線の佐藤寿人へパス。そこからのワンツーの折り返しを、ゴール前に入ってきた槙野が蹴り込んだ。3-6-1から変幻自在のパスサッカーを見せる広島だが、そればかりに振り回されていると、この「危険なDF」が飛び込んでくる。今節戦う仙台としても、そこを見過ごすわけにはいかない。
そもそも、仙台はかつて、似たような形で広島にゴールを許していた。2008年のJ2第42節、この年唯一の宮城スタジアム開催となった一戦で、仙台は菅井直樹(この時は3ボランチの一角として出場)が先制弾をたたき込むものの、前半の終了間際、広島は左サイドを深くえぐってきた槙野がゴールラインぎりぎりからセンタリング。それを受けた佐藤が、見事なトラップから同点弾となるボレーを突き刺した(動画はこちら)。槙野の怖さは、仙台としては十分分かっているといえるか。
さて仙台だが、この2008年の対戦でゴールを決めた菅井が、残念ながら前節の警告によって累積4枚となり、仙台の選手として今季初めての出場停止を受けることになってしまった。おそらくは右サイドバックには田村直也が入るかと思われるが、変幻自在、そして神出鬼没と、恐ろしい表現がいくらでも思いつく広島の攻撃をまずは右サイドで食い止めたい。まず守備が耐えることができれば、攻め上がりによってスペースが空きがちな広島の守備陣形をカウンターで突くことも叶うだろう。
ところで、リーグ戦においての仙台と広島との関係は、いささか意外なものとなっている。
リーグ戦での初対戦となった2002年のJ1では、ホーム、アウェイ共に仙台が2連勝。広島の降格によって再対戦となった2008年J2も、仙台の勝ち、引き分け、引き分けということで、リーグ戦5度の対戦、仙台は一度も広島に敗れていない。前節後の手倉森誠監督の会見での言葉のように、とにかくサポーターに勝点3を届けたい状況の仙台だが、まずはこれまでの同対決の結果通り、少なくとも勝点1は奪って一息つきたいところである。
再びJ1で激突することになった両クラブ。佐藤がJ2の仙台から広島へと旅立っていった2004年シーズン後から、いつかはJ1で再会したいと思っていたが、それが遂に叶うことになる。
以上













