7月27日（火） 2010 J1リーグ戦 第15節
仙台 1 - 1 広島　（19:05／ユアスタ／12,139人）
得点者：26' 関口訓充（仙台）、78' オウンゴ−ル（広島）
スカパー！再放送 Ch308 7/27（火）深02:00〜
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●関口訓充選手（仙台）：

「非常にポゼッションが上手いチームを相手に、前半は互角以上に戦えたと思いますし、後半に失点するところまでは、良い守備ができていました。ああいうところで、誰がサイドの選手に行くのかとか、そういう細かなところをもっと詰めていかないと、勝点3というのは厳しいのかと思います」

Q:欠場していたここ2試合を外から見ていて、何か感じていたことは？
「山形に対しても決して負ける試合ではなかったと思いますし、ボールを握っていたのはうちで、ゲームの作り方もすごく良かったと思っています。山形と新潟との試合で、そうやってゲームを作って行く中で、どこで仕掛けていくのか、そういうところをもう少し、チームとして連動してスピードアップできれば、もっと良い攻撃になるのかと思っていました」

Q:先発を告げられたときには、どのようなことを意識しましたか？
「90分もつとは思っていなかったんですけど、思いきって最初からやって、行けるところまで行って、残りは後の選手に託そうと思っていました。90分戦えたので、その辺りは（次節の）フロンターレ戦に向けて、良かったと思います」

Q:今日のゴールは今季リーグ戦初ゴールに加え、自身のJ1での初ゴールです。これを振り返って。
「点を取れる場所にいようと、最近ずっと心がけてプレーしていたのですが、その中でソンホ（朴成鎬）が良いボールを落としてくれたので、自分は後はシュートを浮かさずに打つことが大事だと思って、打ったシュートが入りました」

Q:ここ10試合勝利がありませんが、サポーターは最後にベガルタコールで送ってくれました。サポーターへメッセージを。
「10試合勝ちが無くて、サポーターもすごくストレスがたまっていると思いますけど、選手はすごく頑張っていますし、悔しい思いもしています。その辺を理解して頂けたらすごく嬉しいと思いますし、これから（シーズンの）中盤から終盤にかけて、勝点を積み重ねていかないといけないのですが、そのためにチーム一丸となって頑張るので、サポーターもそれについてきてもらいたいと思います」

Q:ゴール後の弓矢のパフォーマンスは、ひょっとして広島を意識したのですか？
「そうです。槙野もやっていたので、やろうかと思って。槙野に『それはやめてくれ』って言われましたけど（笑）」

●富田晋伍選手（仙台）：

「今はまだ試合を振り返ってないので、プレーの話で、言えることはないです」

Q:それだけ悔しさが強い、と？
「…申し訳ないですね」

Q:試合後に監督があの場面について『もっとしっかりとクリアしなくてはいけない』と話したと言っていましたが？
「もっと早く準備すれば、もっと良いポジションにいられて、前にクリアできたと思うので、そこの準備というか、一歩が遅かったというか…」

●朴柱成選手（仙台）：
（以下、朴柱成選手自ら日本語で）
Q:ミキッチ選手とのサイドの争いで優位に立っていたように見えましたが？
「昨日、ビデオを見て研究しましたし、今日は自分のコンディションも良かったので、大丈夫だったと思います。
ただ、広島はポジションがめんどくさくて、難しい（マークにつき辛い、の意か）。7番（森崎浩司）と14番（ミキッチ）が一緒にいるから、自分がどうポジショニングするかは難しかったです」

Q:サイド突破に特徴のあるミキッチ選手に対して、守りを普段より意識していたのでは？
「でも14番は左（足）がちょっと…。左のキックをせざるをえない状況に追い込めば大丈夫と、私は考えていましたので」

Q:守備で奮闘した分、今日は終盤に疲れて交代となったのですか？
「いや、今日は疲れではなく、左足の膝周りの筋肉が痛くて、プレーが難しくなったので交代しました」

Q:日本語、上手くなりましたね？
「いえ、まだまだです（笑）」


●佐藤寿人選手（広島）：

「難しい雰囲気の試合でしたけど、特に今日はゲームの入り方が良かったので、そこでもっと、最後のところ、ラストパスなどの精度を上げていけば良かったと思います。そこはしっかり修正して、やっていきたいと思います」

Q:J1通算200試合出場という記念の試合が、思い出の仙台での試合となったことに意識は？
「7、8試合くらい前の頃に数えてみて『ケガもなくずっとやれたら、ここ（仙台）で200（試合）だな』というのはあったので、なんか巡り合わせとしてすごいなと感じましたし、このスタジアムに、J1の舞台で帰って来れた…自分が仙台をJ1に上げられなかったところ、直樹さん（千葉直樹）だったりヨンギ（梁勇基）やセキ（関口訓充）とかが頑張って上に上げたという部分で、僕としてはすっきりとした形で、本当に敵として試合に臨めるという部分もありました。
だからこそ勝ちたかったというのもありますし、ブーイングも非常に嬉しかったので」

Q:アウェイ連戦で、中2日ということで、コンディションの面でも難しいところがあったと思いますが？
「浦和から仙台への移動だけだったので、ベガルタとのコンディションの差は無かったと思います。暑い中で中2日というのはお互い一緒なので。
ただ残念だったのは、前半、非常に…虫がたくさんいて（苦笑）。あれはちょっと、これから仙台がホームゲームをやっていくことを考えるとかわいそうだなというか、サッカーにならないくらいひどかったんです。後半ちょっと落ち着きましたが、前半はここ（首元を指して）には虫が20匹くらいみんなついている状況で、手にもついてるし、走れば口に入ってくるし。
一昨年も夏に（ユアスタで）やった時に、同じような感じで多かったので…自然現象なので難しいとは思うんですが、何とか対処してもらって。ベガルタとしたら、もっといい状態でホームゲームをやりたいと思うので。僕らもアウェイとしてはすごくやりづらかったので。
2003年や04年（仙台在籍）の頃には、こんなことはなかったんですけどね」

Q:オウンゴールを犯した仙台・富田晋伍選手に、直後のキックオフ前に言葉をかけていたように見えましたが？
「オウンゴールは、頑張ったからこそ起こりえるものだし、シンゴが触らなかったら僕が決めていた。だからこそ、触ってほしくはなかったんですけどね。
でも（仙台で）一緒にはプレーしていないですけど、何度かご飯を食べに行ったりはしたことがある選手だったので。ただ、触ってほしくなかったですね（笑）」

●槙野智章選手（広島）：

「あのゴール（広島の得点）は、僕のゴールにならないでしょうか（冗談っぽく）　ブサイクだったかもしれないけど、勝点1はポジティブなもの。寿人さんか、僕のゴールじゃないでしょうか。
仙台も、サンフレッチェのサッカーをしっかり研究していて、自陣で守って、カウンターのチャンスを引き出していた。それを受けて、特に前半、こちらが少し急ぎすぎた。相手に来させて、攻撃を仕掛けたかったのだが」

Q:得点シーンについて詳しく。
「服部公太さんが、前を釣り出してくれたので、サイドで1対1になれた。そこでストヤノフからボールが来たので、思いきって仕掛けた。気持ちで行った。とにかく、試合を通じてチームのシュートが少なかったから、気持ちと、個の部分で、あの場面は行った。
例えば引かれた場合でも、ロングシュートを打ってもっと相手を前に出させるとか、もう一工夫が必要。ただ、勝点1を取ったことで、最低限の仕事はできたと思う。仙台はホームだったし、10試合勝ち無しということで、負けられないという強さがあった。気持ちのぶつかり合い、男と男の戦いだったと思う」

以上