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岡山はJ2にデビューした昨年から、札幌には一度も勝利できていない。昨季は、ホームでの初戦(2009第5節)こそ1−1で引き分けたものの、第2戦は4−2、第3戦は1−0で札幌が勝利。今季は3月下旬、札幌ドームでの第4節は、札幌が近藤祐介の2ゴールで完封勝利を奪った。岡山・影山雅永監督は、ヘッドコーチとしてゲームに臨んだ昨年の印象に近いものを、現在の札幌に感じている。「昨年第3戦目の記憶がとくに生々しい。岡山にとって異次元的なパススピードと質に圧倒された。リーグ戦再開直後の千葉戦では、その時の力を取り戻していた印象」と話す。
札幌はJ1復帰を目指しながら、前半戦序盤にケガ人が続出したことがその勢いにブレーキをかけ、現在11位に甘んじている。後半戦序盤のゲームすべてが上位進出へのラストチャンスであり、また、アンラッキーな要素もあって敗れた前節からの巻き返しの意味でも、この岡山戦は絶対に落としたくないゲームだろう。ここ最近の魅力ある札幌の攻撃を作り出しているのは、右サイドハーフの古田寛幸だ。キリノが高い位置からプレスを掛け、トップ下の宮澤裕樹、左サイドハーフの内村圭宏、そして古田が素早くボールを回し、相手DFライン裏へのボールで仕掛けたり、効果的なサイド展開をする。
前節の福岡戦をスコアレスドローに終えた岡山は、ダイナミックに動く、裏を取る、セカンドボールを奪う、といった本質的な部分での力を「薄い紙を1枚ずつ重ねていくように、少しずつ」(影山監督)積み重ねている。その強みは、控え選手を含む全員が同じ絵を描けていることだ。「準備段階から超強気」なサイド攻撃のカード・小林優希、まだ今季出場の機会がないが、「相手の展開を抑え、チームの展開を増やすインテリジェンス(いずれも監督評)」・竹田忠嗣らが、「いつ出番が来ても、ひとつのピースとして動ける」と言うように、きわめてコレクティブなチームが出来上がっている。得点できないことは依然としてチームの弱点だが、ゲーム終了まで衰えないハードワークが生み出すチャンスは以前より大きく広がっている。
札幌は今節、石川直樹、西嶋弘之という最終ライン2選手を出場停止で欠く。前節は石川が退場後、石崎信弘監督は、清水から期限付き移籍で加入した高木純平を左サイドバックに起用。さらに2点を追いかける後半になると4バックを、今までも何度か採用した3バックに変えて勝負に出た。つまり、岡山が前半を無失点でしのぐことが出来れば、勝負は岡山の強い時間=遅い時間にやってくる。立ち上がりの時間、札幌のスピードに対応することが、まず最初の重要事項であることは納得済みだ。もちろん、押し込まれる時間が増えることも納得済みだ。「平日ナイト 1万人チャレンジDAY」となるこのゲームは、ウィークデイの遅い時間(19:30)のキックオフ。さらに深い時間の盛り上がりを観客は期待している。
以上
2010.07.29 Reported by 尾原千明













