スカパー!生中継 Ch363 後03:00〜
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リーグ第25節、残留を争うライバルが聖地で激突する。16位(勝点21)のF東京が、18位(勝点15)の湘南と対戦する。両チームは、長いトンネルから抜け出せていない。F東京は10戦未勝利が続き、湘南はリーグ第13節京都戦以来、11試合勝利から遠ざかっている。何よりも勝利を欲する両チームの試合は明日15時、国立霞ヶ丘競技場でキックオフする。
F東京は前節、20本のシュートを放ちながらも大宮に0−1で敗れて3連敗を喫した。大熊清監督は就任後、新たなサッカーをチームへと落とし込む作業を続けてきた。前節は準備期間が短いながらも、そのサッカーは機能した。「細部を詰めていく必要はあるが、表現できた部分もある」と、大熊監督。今節は、午前午後の2部練習を取り入れ、ピッチの幅を使うことの徹底など、さらに細部にまで手を加えてきた。
大宮戦後、指揮官は「チームの良し悪しも含めて、ある程度、幹を固めていく必要がある」と、先発メンバーを固定し、腰を据えた戦いの必要性を説いていた。ここからは、同じ目標に向かっていかに迷いなく戦っていくかだ。
湘南は前節、山形に1−1で引き分けて連敗を止めたが、今節は田原豊を出場停止で欠く。ターゲットマンを欠くため、前線の組み合わせを変えて機動力を生かすサッカーへと切り替えることが予想される。チーム全体でスペースを作り、そこへ飛び込んでくる選手を抑えなければいけない。中でもFW阿部吉朗には警戒が必要だ。たとえスペースが僅かであっても、強引に振り抜く力強さを持ち合わせている。F東京時代には、加地亮や、石川直宏らが、挙って全体練習後の練習パートナーに指名した練習の虫でもあった。その積み重ねが、今シーズンの活躍に繋がっているのだろう。彼の活躍は、元チームメイトたちの刺激になっているが、勝利を譲るわけにはいかない。阿部を勢いづかせないためにも、まずは、いかに中盤を支配するかが大きな鍵を握っている。F東京としては僅かな隙も見せることはできない。大宮戦と同じく、守備では前線と中盤を寸断させることからスタートしなければいけない。
F東京の試合前日、多くの選手からは必ずと言っていいほど、同じ言葉が返ってきた。
「どうしても勝ちたい」
その気持ちは互いに同じはずだ。譲れない勝負が始まる。大熊監督は「残り10試合だが、この試合は単なる1試合ではない。(勝利を)手繰りよせないといけない」と、選手に向けて言葉を発した。省みるのも、下を向くのも、すべてが終わった後でいい。今は目の前の勝負に集中するしかない。
以上
※今節は東京ヤクルトスワローズとのタイアップ試合となる。同日の東京ヤクルトスワローズと横浜ベイスターズ戦のチケット持参で、ホーム自由席2000円が1000円に。F東京と湘南との試合観戦後、半券持参で神宮球場での東京ヤクルトスワローズと横浜ベイスターズが1500円の外野自由席が1000円となる。詳細はこちらをご覧ください。
2010.10.02 Reported by 馬場康平













