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【J1:第30節 横浜FM vs F東京】レポート:F東京・平山が空中戦、地上戦ともに制す。横浜FMはその影響で後手を踏む。(10.11.15)

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11月14日(日) 2010 J1リーグ戦 第30節
横浜FM 1 - 2 F東京 (14:03/日産ス/29,670人)
得点者:4' 平山相太(F東京)、59' 小野裕二(横浜FM)、79' 平山相太(F東京)
スカパー!再放送 Ch180 11/15(月)深00:00〜
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平山に始まり、平山に終わる――。
平山とはもちろん、FC東京・平山相太のことである。『始まり』は開始4分。横浜F・マリノス中村俊輔が自陣でボールキープしようとしたところを、果敢なプレスで米本拓司がカット。こぼれ球を平山が拾い、すぐさま左足ミドルを放つ。これがゴール右端に吸い込まれる。
『終わり』は79分。速攻から平山が左へ流れるリカルジーニョへパスし、リターンを受けて今度は右足を振り抜く。決勝点となるゴールを枠の右隅へ流し込んだ。
2点とも抑えのきいたシャープなシュート。特に1点目は「ここしかない」というぐらいの際どいコースに沈めた『スーパー』な一撃だったと言えるだろう。また、この日の平山は前線で走りまくり、ポストプレー、守備のチェイシングなどで大車輪の働きぶり。よって、『平山デー』だったと言っても過言ではないだろう。

この日、中澤佑二と栗原勇蔵という守備の2枚看板を欠いた横浜FMは、立ち上がりからバタついた。
「つなぐ意識が強すぎた。クリアなのか、パスなのかというのが、ハッキリしていないシーンがたくさんあった。そこが反省かなと」
兵藤慎剛がそう言うように、自陣で無理にボールをつなごうとしたところをF東京に狙われ、先制点を献上してしまう。先制点以外にも、前半に2度の決定機を与えて、冷や汗をかく。
8分、速攻から石川直宏に右サイドをぶっちぎられ、グラウンダーのクロスから平山にゴール正面で合わせられる。37分にはゴール前の混戦から相手選手にプッシュされ、ゴール寸前のところで田中裕介が懸命にクリアして救った。

顕著だったのは「簡単に蹴ってくるチーム」(兵藤)F東京に対して、しっかり前へ跳ね返せなかったこと。身長178?の波戸康広、175cmの小椋祥平による急造センターバックは、相手ゴールキックも含めて、制空権を190?の平山に握られた。たとえ競り勝てたとしても余裕がなく、後ろにボールを流してしまう。その影響で1ボランチの松田直樹をはじめ、サイドハーフの兵藤、清水範久もズルズルと後ろへ引っ張られては、攻撃に厚みが出ないのも無理はない。
「ダイヤモンドのサイドがあれだけ下げられると、前の3人だけでは(攻めるのが)なかなか厳しいです」
17歳のFW小野裕二もそう嘆いた。

ただ、後半に入ると、横浜FMも反撃。56分の早めの交代で入った端戸仁が前線でタメを作る。59分の同点弾も端戸が貢献。レフティーの彼は左足でキープ。右サイドバック天野貴史のオーバーラップを引き出し、速いクロスを小野がプッシュする。
しかしながら、前記の平山による『終わり』を迎え、残留争いで必死なF東京に守り切られたのだ。

試合後、選手たちの何人かは中澤、栗原不在について「それを言い訳にできない」と頑なだったが、高さ対策などの課題は見えたはず。すぐ17日に天皇杯・清水エスパルス戦を迎えるだけに、守備面を修正する『突貫工事』が必要なのかもしれない。

以上

2010.11.15 Reported by 小林智明(インサイド)
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