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Jリーグ2年目クラブの対決。富山は18位に低迷し、9位の栃木に差をつけられている。しかし、今のチーム状態を比べるなら負けてはいないはず。8月1日以来のホーム勝利という大目標もある。ライバルをたたいて、辛苦をともにしてきたサポーターと喜びを分かち合いたい。栃木は残り4試合でさらに上位への進出が可能。今季の成績をより納得したものにするために勝利を持ち帰りたい。
富山は18日に安間貴義監督の続投を発表( /jsgoal_archive/official/toyama/00110060.html )し、来季から3年間のかじ取りを託した。安間監督は「伝統を積み重ねられるように努力する。与えられたポジションで全力を尽くし、富山のオリジナルなものを作り上げたい」と話した。3試合前から採用している「3−3−3−1」のフォーメーションも、その思いの表れだ。そんな野心的な取り組みと、競わせてチャンスを与える起用法が選手の意欲を引き出し、チームは活気にあふれている。「選手たちの取り組む姿勢は尊敬に値する」と指揮官が称えるほどだ。
成果は試合ごとに着々と表れている。前節の熊本戦ではルーキーMF関原凌河のJ初ゴールが生まれ、昇格の可能性を残す相手と引き分けた。残りは4試合。苦しんだ1年の集大成として、季節外れの花を咲かせる可能性は十分にある。「1つでも多く勝って、うちが18位にいるべきチームではないことを証明したい」。キャプテン濱野勇気の思いだ。
栃木は前節、甲府に0−2で敗れた。ホームでJ1復帰を決められる苦杯をなめ、自身の昇格可能性もついえた。今季を振り返ると第4〜15節で4連勝を含む11試合負けなしをマークし、最高4位まで浮上。しかし、後半戦に入って連勝がなく5勝3分6敗と負けが先行している。松田浩監督は終盤戦のテーマとして、下位のクラブに対してしっかり勝ち切ることを挙げている。今回の一戦には、実力を確かめて来季につなげるという確固たる目的が存在しているといえよう。
「栃木はしっかり組んで守ってくる。チャンスの時に攻め上がる人数も増えており、着実に力をつけていると感じる」と富山の安間監督。守備ではリーグ3位の14得点を挙げているリカルド・ロボ、崔根植の2トップへの対応がカギで、「前線の2人がフリックしてファウルを誘ったり、ボールを収めて攻め上がる時間をつくったりする。そこを抑える、ボールを入れさせないようにしたい」と話した。
堅固な守備ブロックを敷く栃木との対戦は、攻撃力の真価を問う絶好の機会でもある。3−3−3−1の特長を生かした流動性と運動量で相手をかく乱できれば、前節と同様に早い時間帯での先制も可能。5月の対戦( /jsgoal_archive/result/2010/0516/20100200030420100516_detail.html )では退場者を出して0−1で敗れ、不完全燃焼に終わっている。昨季からの通算対戦成績は1勝1分2敗。意地をみせて、同期生・富山の存在を再認識させたいところだ。
以上
2010.11.19 Reported by 赤壁逸朗













