今日の試合速報

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第31節 磐田 vs 山形】プレビュー:どちらも連戦の疲労を残す中での難しい戦い。磐田イレブンはどれだけ勝利への執着心を高め、連敗を食い止められるか(10.11.19)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
11月20日(土)J1 第31節 磐田 vs 山形(17:00KICK OFF/ヤマハチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch180 後04:50〜
試合速報一覧 | クラブサポーター対抗totoリーグ
----------
前節の仙台戦で9月から続いていた無敗記録が8で途絶え、水曜日の浦和戦(天皇杯4回戦)でも敗れて連敗中の磐田。ヤマザキナビスコカップから続く疲労もある中で、ホームで踏みとどまれるかどうかという部分は、今後に向けて大きなポイントになってくる。

「ナビスコカップに優勝して、その分、周りから見られる目が厳しくなる。恥ずかしいゲームはできないと言った2ゲーム目で、こういう恥ずかしいゲームをしてしまった」。
柳下正明監督が厳しく振り返ったのは、0-3で完敗した仙台戦の内容。痛みの目立つピッチコンディションでグラウンダーのボールをつなぐのが難しく、仙台は中原貴之を先発起用してハイボールを多用してきた。そのセカンドボールをいかに拾うかという勝負となったが、「前半は明らかに仙台の選手たちのほうが、ボールへの執着心の強さが目立った。我々にもそれを持っている選手は何人かいたが、甘さのある選手が何人かいたために、押し込まれ、失点した」という柳下監督が、敗因を端的に物語っている。

そこから中2日の浦和戦では、ウォーミングアップ中のケガにより古賀正紘が欠場し、入り方でつまずいた部分もあったが、前半は浦和に前からプレッシャーをかけられた中でなかなかボールをつなげず、「前半はイージーミスが多くて、相手に押し込まれる時間が長かった」(那須大亮)という展開。後半は立て直して攻勢に出たが、前田遼一を厳しくマークされた中で他の選手たちがチャンスを決めきれず、0-1の惜敗。そこからまたも中2日で迎えるのが、今節の山形戦だ。
連戦の疲労も当然あり、不敗記録も途絶え、ヤマザキナビスコカップ優勝の余韻もさめて、張り詰めていた気持ちが途切れやすい状況にある。順位的にも現在勝点40の11位で、降格の心配はほぼなくなったが、チームの目標である5位以内に入るのは難しく(5位の川崎Fと勝点9差)、モチベーションをどこに置いて戦うのか、難しい面もある。そう考えると、どれだけ気持ちを出し、重たい身体に鞭打って、ホームで勝利にこだわった戦いができるかという部分が最大の注目点となる。

一方、13位の山形にとっては、残留争いの安全圏に逃れるためにも、アウェイでひとつでも勝点を稼ぎたいゲーム。前節は、山形としては珍しくC大阪と激しい打ち合いを演じて3-3の引き分け。そして水曜日の天皇杯4回戦では、川崎Fとも3-3の打ち合いを演じ、延長+PK戦の末に2度目のベスト8進出を決めた。
当然、マインドという面では悪くないが、120分の死闘から中2日でのアウェイゲームということで、肉体的には厳しい面もある。ホームでの磐田の強さを考えても、過去2試合のような打ち合いではなく、まずは失点を0に抑えるところから勝機を見出そうとしてくる可能性が高い。磐田が仙台戦でセットプレーから2失点していることもあり、試合展開によっては、守りを固めてセットプレー勝負というプランもあるだろう。
そうして守備の体勢をしっかりと整えた山形を崩すのは、簡単なことではない。だが、それをやらなければ、磐田が勝点3をとるのは難しい。エース・前田の個の力だけでは、なかなか点は取れないだろう。チーム全体として、いかに貪欲に、迫力を持って点を取りにいけるのか。メンタル面も体力面も含めて、チームの底力が問われる一戦となるだろう。

以上
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着